近年、男性の美意識の高まりとともに、メンズ医療脱毛への関心は急速に拡大しています。毎日のヒゲ剃りから解放されたい、清潔感をアップして自信を持ちたい、スポーツやファッションのためにムダ毛をなくしたいなど、その動機は様々です。しかし、いざ医療脱毛を始めようと思っても、「どのクリニックを選べばいいのか分からない」「料金はどれくらいかかるの?」「痛みは?効果は?」といった疑問や不安が次々と浮かんでくるのではないでしょうか。
この記事では、メンズ医療脱毛を検討している全ての男性に向けて、後悔しないクリニック選びのポイントから、おすすめのクリニック15選の徹底比較、部位別の料金相場、さらには脱毛の仕組みやメリット・デメリットまで、網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたに最適なメンズ医療脱毛クリニックを見つけ、納得して脱毛をスタートするために必要な知識がすべて手に入ります。
膨大な情報の中から自分に合った選択をするのは簡単ではありません。だからこそ、本記事では専門的な情報を分かりやすく整理し、あなたが自信を持って一歩を踏み出すための羅針盤となることを目指します。さあ、一緒にメンズ医療脱毛の世界を探求し、理想の自分を手に入れましょう。
目次
最初に確認!メンズ医療脱毛の基本
メンズ医療脱毛を検討する上で、まず押さえておくべき基本的な知識があります。「医療脱毛とは何か」「サロン脱毛と何が違うのか」「本当に永久に毛がなくなるのか」といった根本的な疑問を解消することから始めましょう。これらの基本を理解することが、後悔しないクリニック選びの第一歩となります。
メンズ医療脱毛とは
メンズ医療脱毛とは、医療機関(クリニックや美容皮膚科)でのみ実施が許可されている脱毛方法です。その最大の特徴は、「医療用レーザー」を使用する点にあります。このレーザーは非常に高い出力を持ち、毛根の奥深くにある発毛組織(毛母細胞や毛乳頭など)を熱エネルギーで破壊します。
毛を生やす根本の組織を破壊するため、一度施術した毛穴からは、理論上半永久的に毛が生えてこなくなる高い効果が期待できます。この「発毛組織の破壊」は医療行為にあたるため、施術は国家資格を持つ医師または看護師が行わなければなりません。
万が一、施術中にやけどや炎症といった肌トラブルが発生した場合でも、常駐している医師が迅速に診察し、適切な処置や薬の処方を行える点も、医療機関ならではの大きな安心材料です。つまり、メンズ医療脱毛は、高い効果と安全性を両立させた脱毛方法であると言えます。特に、男性のヒゲのように濃く根深い毛に対しては、医療用レーザーの高い出力が効果を発揮しやすいため、多くの男性に選ばれています。
サロン脱毛(光脱毛)との違い
医療脱毛としばしば比較されるのが、エステサロンなどで行われる「サロン脱毛(光脱毛)」です。両者は「ムダ毛をなくす」という目的は同じですが、その仕組みや効果、法的な位置づけにおいて根本的な違いがあります。
比較項目 | 医療脱毛(レーザー脱毛) | サロン脱毛(光脱毛) |
---|---|---|
施術場所 | 医療機関(クリニック) | エステサロン |
施術者 | 医師・看護師(国家資格保有者) | エステティシャン(資格不要) |
使用機器 | 医療用レーザー脱毛機 | 光(フラッシュ)脱毛機 |
仕組み | 発毛組織(毛母細胞・毛乳頭)を破壊 | 発毛組織にダメージを与え、一時的に抑制 |
法的分類 | 医療行為 | 美容行為(非医療行為) |
出力 | 高い | 低い |
痛み | やや感じやすい(麻酔使用可) | 比較的少ない |
効果 | 永久減毛効果が期待できる | 減毛・抑毛効果(一時的) |
完了までの回数 | 少ない(5〜10回程度が目安) | 多い(12〜20回以上が目安) |
料金(1回あたり) | 比較的高額 | 比較的安価 |
トラブル対応 | 医師による診察・処置が可能 | 提携クリニックへの紹介(即時対応は困難) |
最も重要な違いは、医療脱毛が「発毛組織の破壊」を目的とするのに対し、サロン脱毛は「発毛組織へのダメージ・抑制」に留まるという点です。サロン脱毛で使われる光は、出力が弱く設定されており、毛を生やす組織を完全に破壊することは法律で認められていません。そのため、効果は一時的な減毛・抑毛に限定され、脱毛を中止すると再び毛が生えてくる可能性が高くなります。
一方、医療脱毛は根本の組織を破壊するため、長期的かつ確実な脱毛効果を求める方に向いています。痛みはサロン脱毛より強い傾向にありますが、クリニックでは麻酔クリームや笑気麻酔といった痛みを緩和する手段が用意されています。
料金面では、1回あたりの単価は医療脱毛の方が高い傾向にありますが、少ない回数で完了するため、トータルコストで見るとサロン脱毛と大差がなくなる、あるいは安くなるケースも少なくありません。確実な効果を求めるなら医療脱毛、痛みを極力避けたい・お試しで始めたいならサロン脱毛、というように、ご自身の目的や予算、痛みの許容度に合わせて選択することが重要です。
永久脱毛はできるのか
「医療脱毛をすれば、一生一本も毛が生えてこなくなる」と期待する方もいるかもしれませんが、厳密には少し異なります。現在、日本国内で「永久脱毛」という言葉の定義は明確に定められていませんが、一般的には米国の定義が参考にされています。
- FDA(アメリカ食品医薬品局)の定義: 脱毛施術を3回行った6ヶ月後に、67%(3分の2)以上の毛が減少している状態。
- AEA(米国電気脱毛協会)の定義: 最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である状態。
これらの定義からも分かるように、「永久脱毛」とは「永久に1本も毛が生えてこない状態」を保証するものではなく、「長期間にわたって毛の再生を抑制し、毛量が大幅に減った状態を維持すること」を指します。このことから、多くのクリニックでは「永久脱毛」という言葉の代わりに「永久減毛」という表現を用いています。
医療レーザー脱毛によって破壊された発毛組織から、再び毛が生えてくることは基本的にはありません。しかし、人間の体には休止期(毛の成長が止まっている期間)の毛穴が多数存在し、これらはレーザーに反応しません。また、ホルモンバランスの変化などにより、これまで活動していなかった毛穴が新たに毛を生やし始める可能性もゼロではありません。
とはいえ、医療脱毛でコースを完了すれば、自己処理がほとんど不要になるレベルまで毛を減らすことが可能です。毎日のヒゲ剃りから解放されたり、ツルツルの肌を長期間維持したりといった目的は十分に達成できます。言葉の厳密な定義に惑わされず、医療脱毛がもたらす「自己処理からの解放」という大きなメリットを理解することが大切です。
後悔しない!メンズ医療脱毛クリニックの選び方8つのポイント
メンズ医療脱毛クリニックは数多く存在し、それぞれに特徴があります。料金やサービス内容も千差万別なため、どこを選べば良いか迷ってしまうのは当然です。ここでは、あなたに最適なクリニックを見つけるために、絶対に押さえておきたい8つのポイントを詳しく解説します。
① 脱毛したい部位のプランがあるか
まず最初に確認すべきは、自分が脱毛したい部位に対応したプランがあるかどうかです。メンズ脱毛で人気の部位は、ヒゲ、全身、VIO、腕、脚など多岐にわたります。
- ヒゲ脱毛: 「鼻下・アゴ・アゴ下」の3部位セットが基本ですが、クリニックによっては「ほほ・もみあげ」「首」まで含んだプランもあります。自分の希望する範囲がすべて含まれているか確認しましょう。
- 全身脱毛: 「全身脱毛」と一言で言っても、顔(ヒゲ)やVIOが含まれるか否かはクリニックによって大きく異なります。多くの場合、顔とVIOはオプション扱いとなっているため、「全身+ヒゲ+VIO」のように、自分が希望する組み合わせのプランがあるか、料金はいくらになるのかを必ずチェックしてください。
- VIO脱毛: Vライン、Iライン、Oラインの3部位セットが一般的です。デザインを整えたいのか、すべてツルツルにしたいのかによって、必要な回数やアプローチも変わってきます。
- 部分脱毛: 腕だけ、脚だけ、胸だけなど、特定の部位だけを脱毛したい場合、セットプランや部位別の都度払いに対応しているクリニックが便利です。
自分の希望部位を明確にし、その部位の施術を得意としているか、お得なセットプランが用意されているか、といった観点からクリニックを絞り込んでいきましょう。
② 予算に合う料金プランか
医療脱毛は決して安い買い物ではありません。そのため、無理なく支払える範囲の料金プランであることは非常に重要です。
料金を比較する際は、コース料金の総額だけでなく、1回あたりの料金にも注目しましょう。例えば、「5回コースで10万円」なら1回あたり2万円、「8回コースで14万円」なら1回あたり1万7500円となり、後者の方が1回あた分の単価は安くなります。ただし、少ない回数で満足できる可能性もあるため、トータルでいくらまでなら出せるか、という上限予算をあらかじめ決めておくことが大切です。
支払い方法も重要なチェックポイントです。多くのクリニックでは、以下の支払い方法に対応しています。
- 現金一括払い
- クレジットカード払い(一括・分割)
- 医療ローン(分割払い)
医療ローンを利用すれば、月々数千円からの支払いで始めることも可能です。ただし、分割手数料(金利)が発生するため、総支払額は一括払いよりも高くなります。月々の支払いシミュレーションをしてもらい、無理のない返済計画が立てられるかを確認しましょう。また、都度払いに対応しているクリニックもあります。コース契約に抵抗がある方や、自分のペースで通いたい方におすすめですが、1回あたりの料金はコースに比べて割高になる傾向があります。
③ 麻酔代やシェービング代など追加料金の有無
提示されているコース料金だけで判断するのは危険です。脱毛料金以外に発生する可能性のある「追加料金」について、カウンセリング時に必ず確認しましょう。主な追加料金には以下のようなものがあります。
追加料金の種類 | 内容と相場 | 確認すべきポイント |
---|---|---|
初診料・再診料 | 医師の診察にかかる費用。無料のクリニックが多い。 | 有料の場合、毎回かかるのか初回のみか。 |
カウンセリング料 | 脱毛に関する相談費用。ほとんどのクリニックが無料。 | – |
麻酔代 | 痛みを緩和するための費用。麻酔クリーム(1部位2,000〜3,000円)、笑気麻酔(30分3,000円程度)など。 | 無料のクリニックもあるか?自分の希望する麻酔はいくらか? |
シェービング代 | 剃り残しがあった場合の剃毛費用。1部位500〜1,000円程度。手の届かない範囲(背中やOラインなど)は無料の場合も。 | どこまでが無料の範囲か?剃り残しの基準は? |
予約キャンセル料 | 予約の変更・キャンセル時に発生する費用。「予約日の2営業日前の20時まで」など規定があり、過ぎると有料(数千円)やコース1回分消化などのペナルティ。 | キャンセル規定はいつまでか?ペナルティの内容は? |
薬代・処置料 | 施術後に肌トラブルが起きた際の薬代や処置費用。医療機関のため、基本的には無料のクリニックが多い。 | 万が一の際の費用は保証されているか? |
特に、痛みに不安がある方は麻酔代、自己処理に自信がない方はシェービング代が重要になります。これらの追加料金が無料のクリニックは、トータルコストを抑えられる可能性があります。一見、コース料金が高く見えても、追加料金がすべて含まれているため、結果的に安くなるケースもあります。料金比較は、必ず総額で行うことを徹底しましょう。
④ 導入している脱毛機の種類
脱毛効果を左右する重要な要素が、クリニックで導入している「脱毛機の種類」です。医療レーザーには主に3つの種類があり、それぞれ得意な毛質や肌質が異なります。
- アレキサンドライトレーザー: 太く濃い毛に効果が高い。色黒肌には不向き。
- ダイオードレーザー: 産毛から濃い毛まで幅広く対応。痛みが比較的少ない。
- YAG(ヤグ)レーザー: 根深い毛や、日焼け肌・色黒肌にも対応可能。痛みは強い傾向。
男性のヒゲのように濃く根深い毛にはYAGレーザーが、全身の様々な毛質に対応したい場合はダイオードレーザーが向いている、といった特徴があります。理想的なのは、複数の種類の脱毛機を導入しており、個人の肌質や毛質、部位に合わせて使い分けてくれるクリニックです。これにより、より安全で効果的な施術が期待できます。カウンセリングでは、どの脱毛機を使用するのか、自分の肌や毛に合っているのはどれかをしっかり相談しましょう。
⑤ 店舗の立地と通いやすさ
医療脱毛は1回では完了せず、毛周期に合わせて1.5〜3ヶ月に1回のペースで、複数回通う必要があります。そのため、クリニックの「通いやすさ」は非常に重要なポイントです。
- 立地: 自宅や職場、学校からアクセスの良い場所にあるか。最寄り駅から徒歩何分かを確認しましょう。
- 診療時間: 平日の夜遅くまでや、土日祝日も診療しているか。自分のライフスタイルに合わせて通える時間帯に開いているかは必須のチェック項目です。
- 店舗移動の可否: 契約した院以外でも施術が受けられるか。転勤や引っ越しの可能性がある方、出張が多い方にとっては非常に便利なシステムです。
どんなに良いクリニックでも、通うのが億劫になってしまっては元も子もありません。最低でも1〜2年は通い続けることを見越して、ストレスなく通える場所にあるクリニックを選びましょう。
⑥ 予約の取りやすさ
人気のクリニックほど「予約が取れない」という問題が発生しがちです。毛周期に合わせて適切なタイミングで施術を受けられないと、脱毛効果が薄れてしまう可能性があります。
予約の取りやすさを判断するポイントは以下の通りです。
- 予約方法: 電話、Webサイト、専用アプリなど、複数の予約方法があると便利です。特に24時間いつでも予約できるWebやアプリは重宝します。
- 複数店舗での予約: 契約院以外でも予約が取れると、予約の選択肢が格段に広がります。
- キャンセル枠の通知: キャンセルが出た際に通知してくれるサービスがあると、直近の予約が取りやすくなります。
- 契約期間の保証: 「予約が取れずにコースの有効期限が切れてしまった」という事態を防ぐため、期間を延長してくれる保証があるか確認しましょう。
カウンセリングの際に、「直近だといつ頃の予約が取れますか?」「土日の予約は埋まりがちですか?」など、具体的な予約状況を直接スタッフに質問するのが最も確実です。口コミサイトで予約に関する評判をチェックするのも良いでしょう。
⑦ 無料カウンセリングやテスト照射の可否
ほとんどのクリニックでは、契約前に無料のカウンセリングを実施しています。これは、クリニックの雰囲気やスタッフの対応、料金プラン、脱毛の仕組みなどを直接確認できる絶好の機会です。
カウンセリングでは、以下の点を確認しましょう。
- スタッフや医師の説明は丁寧で分かりやすいか
- 質問に対して誠実に答えてくれるか
- 無理な勧誘はないか
- 院内の清潔感やプライバシーへの配慮は十分か
さらに、痛みが不安な方には「テスト照射」の可否が重要です。テスト照射では、実際に腕やヒゲの一部にレーザーを照射してもらい、どの程度の痛みなのかを事前に体験できます。肌への反応(赤みなど)も確認できるため、安心して契約に進むことができます。テスト照射が無料か有料かも含めて、事前に確認しておくことをおすすめします。最低でも2〜3つのクリニックでカウンセリングを受け、比較検討するのが後悔しないための秘訣です。
⑧ 口コミや評判は良いか
実際にそのクリニックに通った人がどう感じたかを知るために、口コミや評判のチェックも欠かせません。公式サイトには良い情報しか載っていないため、第三者のリアルな声は貴重な判断材料になります。
口コミをチェックする際は、Googleマップのレビュー、X(旧Twitter)などのSNS、美容医療専門の口コミサイトなどを活用しましょう。ただし、情報を鵜呑みにするのは危険です。
- 良い口コミと悪い口コミの両方を見る: どんなに評価の高いクリニックでも、悪い口コミは必ず存在します。どのような点に不満を感じている人がいるのかを把握しましょう。
- 具体的な内容に注目する: 「良かった」「悪かった」という抽象的な感想ではなく、「予約が取りやすかった」「カウンセリングが丁寧だった」「シェービング代が高かった」といった具体的な記述を参考にします。
- 情報の鮮度を確認する: 数年前の口コミは、現在の状況と異なっている可能性があります。できるだけ最近の投稿をチェックしましょう。
口コミはあくまで個人の感想であり、参考情報の一つとして捉えることが大切です。最終的には、無料カウンセリングで自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じて判断することが最も重要です。
メンズ医療脱毛おすすめクリニック15選
ここからは、前述の「クリニックの選び方8つのポイント」を踏まえ、全国的に人気と実績のあるメンズ医療脱毛クリニック15選を徹底比較してご紹介します。各クリニックの特徴、料金プラン、導入脱毛機などを詳しく解説するので、ぜひ自分にぴったりのクリニックを見つけるための参考にしてください。
※本記事に掲載している料金やプランは、2024年6月時点の公式サイト情報を基にしています。キャンペーン等により変動する可能性があるため、最新の情報は必ず各クリニックの公式サイトでご確認ください。
① ゴリラクリニック
ゴリラクリニックは、男性専門の総合美容クリニックとして圧倒的な知名度と実績を誇ります。特にヒゲ脱毛に定評があり、「ヒゲ脱毛完了コース」が人気です。
- 特徴:
- 男性専門: スタッフも来院者も男性のみなので、気兼ねなく通えます。
- ヒゲ脱毛完了コース: 6回コース終了後、3年間は1回100円で追加照射が可能。納得いくまで脱毛を続けたい方に最適です。(※平日11:00〜15:00の照射に限るなどの条件あり)
- 5種類の脱毛機: 肌質・毛質に合わせて最適な脱毛機を使い分けてくれるため、高い効果が期待できます。
- 麻酔が豊富: 笑気麻酔と麻酔クリームの2種類を用意しており、痛みに弱い方でも安心です。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ脱毛完了コース(鼻下・アゴ・アゴ下):46,800円
- 全身脱毛+VIO+ヒゲ:プラン詳細は要問い合わせ
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロ、ジェントルヤグプロ、メディオスターNeXT PROなど5種類
- 追加料金:
- 麻酔代: 笑気麻酔 4,000円/30分、麻酔クリーム 4,000円/10g
- シェービング代: 部位により異なる、剃り残しは1部位1,000円など
- 店舗: 全国22院(2024年6月時点)
参照: ゴリラクリニック公式サイト
② メンズリゼ
メンズリゼは、全国に展開する女性向け医療脱毛「リゼクリニック」の男性専門院です。豊富な実績と丁寧なサービスで人気を集めています。
- 特徴:
- 3種類の脱毛機を完備: 肌質・毛質に合わせて脱毛機を使い分けることで、効果を最大化します。
- コース終了後の特別料金: コース終了後は、定価の半額以下で追加照射が可能。
- 追加料金が明確: 予約キャンセル料、シェービング代(剃り残し)、処置料・薬代が無料。トータルコストが分かりやすいのが魅力です。
- 主要プラン料金(一括払い):
- セレクトヒゲ脱毛3部位(5回):69,800円
- 全身脱毛(5回):229,800円
- VIO脱毛(5回):89,800円
- 導入脱毛機: ジェントルヤグプロ、メディオスターNeXT PRO、ラシャ
- 追加料金:
- 麻酔代: 麻酔クリーム 3,300円/本、笑気麻酔 3,300円/30分
- その他: キャンセル料、シェービング代などは無料
- 店舗: 全国26院(2024年6月時点)
参照: メンズリゼ公式サイト
③ メンズエミナル
メンズエミナルは、全国に急速に店舗を拡大している人気のクリニックです。特に、痛みを抑えた脱毛とリーズナブルな料金設定が魅力です。
- 特徴:
- 痛みを抑えた連続照射: 独自の脱毛機「クリスタルプロ」を使用し、連続照射することで痛みを軽減します。
- 麻酔クリームが無料: ヒゲ・VIO・ワキの脱毛プラン契約者は、麻酔クリームが無料で利用できます。痛みが不安な方には大きなメリットです。
- 各種保証が充実: 初診料、再診料、テスト照射、各種処置料、肌トラブル治療費などが無料です。
- 主要プラン料金(ライトプラン・一括払い):
- 選べるヒゲ脱毛3部位(5回):38,000円
- 全身+ヒゲ脱毛(5回):258,000円
- VIO脱毛(5回):78,000円
- 導入脱毛機: クリスタルプロ(熱破壊式・蓄熱式切り替え可能)
- 追加料金:
- 麻酔代: ヒゲ・VIO・ワキは無料
- シェービング代: 1部位1,000円(背中など手の届かない範囲は無料)
- 店舗: 全国60院以上(2024年6月時点)
参照: メンズエミナル公式サイト
④ レジーナクリニックオム
レジーナクリニックオムは、女性向けで高い評価を得ているレジーナクリニックの男性専門院です。明確な料金体系と高級感のある院内が特徴です。
- 特徴:
- 追加料金が基本無料: 初診料、カウンセリング料、予約キャンセル料、麻酔代、シェービング代、処置料などが全て無料です。提示された料金以外はかからない明朗会計が魅力。
- 2種類の脱毛機: 太い毛に強い「ジェントルマックスプロプラス」と、痛みの少ない蓄熱式を使い分けます。
- 平日は21時まで診療: 仕事帰りにも通いやすい診療時間です。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ脱毛3部位(6回):64,800円
- 全身脱毛(顔・VIO除く)(5回):272,800円
- VIO脱毛(5回):134,750円
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロプラス、ソプラノチタニウム
- 追加料金:
- 麻酔クリーム含め、基本無料
- 店舗: 全国9院(2024年6月時点)
参照: レジーナクリニックオム公式サイト
⑤ 湘南美容クリニック
湘南美容クリニックは、業界最大手の美容クリニックであり、圧倒的な症例数と店舗数を誇ります。リーズナブルな価格設定が大きな魅力です。
- 特徴:
- 圧倒的な店舗数: 全国に140院以上あり、地方在住の方でも通いやすいです。契約院以外でも施術可能です。
- 豊富な症例数と実績: 多くの症例に基づいた安心の技術を提供します。
- リーズナブルな料金: 特にヒゲ脱毛やワキ脱毛は業界でもトップクラスの安さです。
- コースの有効期限なし: 自分のペースで無理なく通えます。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ(3部位)(6回):16,800円
- 全身コース(顔・VIO除く)(6回):244,200円
- VIO脱毛(6回):79,200円
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロ、スプレンダーX、ウルトラ美肌脱毛など(院により異なる)
- 追加料金:
- 麻酔代: 笑気麻酔 2,200円/部位、麻酔クリーム 2,000円/本
- シェービング代: 1部位500円(10分以内)
- 店舗: 全国140院以上(2024年6月時点)
参照: 湘南美容クリニック公式サイト
⑥ メンズじぶんクリニック
メンズじぶんクリニックは、アリシアクリニックの姉妹院として開院した男性専門クリニックです。先進的な脱毛機と手厚い保証が特徴です。
- 特徴:
- 先進の脱毛機: 熱破壊式と蓄熱式のレーザーを同時に照射できる最新の脱毛機を導入しており、様々な毛質に効率的にアプローチします。
- 当日キャンセルが無料: 予約当日のキャンセルでもペナルティがないため、急な予定変更が多い方でも安心です。
- 追加料金が少ない: 初診料、再診料、テスト照射、麻酔クリームなどが無料です。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ3部位脱毛(5回):プラン詳細は要問い合わせ
- 全身+VIO+顔 脱毛(5回):プラン詳細は要問い合わせ
- 導入脱毛機: ソプラノチタニウム
- 追加料金:
- 麻酔代: 麻酔クリームは無料
- シェービング代: 背中・えりあし・腰・Oラインは無料、その他は1部位1,500円
- 店舗: 全国23院(2024年6月時点)
参照: メンズじぶんクリニック公式サイト
⑦ リアラクリニック
リアラクリニックは、痛みの少ない蓄熱式脱毛を専門とし、肌への負担を抑えたい方に人気のクリニックです。
- 特徴:
- 痛みの少ない蓄熱式脱毛: 蓄熱式脱毛機「メディオスターNeXT PRO」などを使用し、じんわりと温めるように照射するため、痛みを大幅に軽減します。
- 全身脱毛がリーズナブル: 特に全身脱毛の料金が安く設定されています。
- 当日キャンセル無料: メンズじぶんクリニック同様、当日のキャンセルでもペナルティがありません。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ全体脱毛コース(5回):99,000円
- まるっと全身脱毛コース(5回):159,500円
- 導入脱毛機: メディオスターNeXT PRO、ソプラノアイスプラチナム
- 追加料金:
- 麻酔代: 料金は要問い合わせ
- シェービング代: 剃り残しは1部位1,100円
- 店舗: 全国7院(2024年6月時点)
参照: リアラクリニック公式サイト
⑧ メンズ TCB(東京中央美容外科)
メンズTCBは、全国に急速に店舗を拡大している大手美容外科です。豊富な割引制度と、高品質なサービスを手頃な価格で提供しているのが特徴です。
- 特徴:
- 豊富な割引制度: 学割、乗り換え割、誕生日特典など、割引キャンペーンが充実しています。
- 一度に5回分の予約が可能: 契約時に最大5回分の予約をまとめて取ることができるため、予約が取れないという心配が少ないです。
- 全国どの院でも利用可能: 引っ越しや出張の際にも便利です。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ脱毛オーダーメイド(3部位)(5回):48,000円
- 全身脱毛オーダーメイド(5回):198,000円
- VIO脱毛(5回):83,000円
- 導入脱毛機: メディオスターNeXT PRO、ラシャ(院により異なる)
- 追加料金:
- 麻酔代: 笑気麻酔 2,750円、麻酔クリーム 2,750円
- シェービング代: 部位により2,000円〜3,000円
- 店舗: 全国110院以上(2024年6月時点)
参照: メンズTCB公式サイト
⑨ ダビデクリニック
ダビデクリニックは、新宿と渋谷に院を構える男性専門クリニックです。丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療プランに定評があります。
- 特徴:
- 予約の取りやすさを重視: 予約枠を適切に管理し、ストレスなく通える環境を提供しています。
- コース終了後の保証: コース終了後は、1回100円で2年間照射できる「ヒゲ脱毛リミテッドプラン」が人気です。
- 麻酔クリーム無料: 全てのプランで麻酔クリームが無料で利用できます。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ全体脱毛(6回):118,800円
- 全身脱毛(顔・VIO除く)(5回):298,000円
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロ、ソプラノチタニウム
- 追加料金:
- 麻酔代: 麻酔クリームは無料
- シェービング代: 剃り残しは1部位1,000円
- 店舗: 新宿、渋谷
参照: ダビデクリニック公式サイト
⑩ ウィルビークリニック
ウィルビークリニックは、東京と福岡に展開する美容クリニックです。効果の高い熱破壊式脱毛機のみを使用しているのが特徴です。
- 特徴:
- 熱破壊式脱毛機のみ導入: 太く濃い毛に効果的な熱破壊式にこだわり、スピーディーで高い効果を目指します。
- プラン料金以外の追加費用なし: カウンセリング料、初診料、再診料、麻酔代、シェービング代などが全て無料です。
- 最短1ヶ月間隔での照射: 予約状況にもよりますが、最短1ヶ月ペースで通えるため、短期間での完了を目指せます。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ脱毛3部位(5回):68,000円
- 全身脱毛(顔・VIO除く)(5回):132,000円
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロプラス、スプレンダーX、エクセルHR
- 追加料金:
- 全て無料
- 店舗: 銀座、立川、福岡天神
参照: ウィルビークリニック公式サイト
⑪ ヘラスクリニック
ヘラスクリニックは、新宿にある男性専門の美容クリニックです。医療脱毛とアートメイクを専門としています。
- 特徴:
- 2種類の脱毛機を使い分け: 熱破壊式と蓄熱式を導入し、個々に合わせて最適な施術を提供します。
- トライアルプランが豊富: ヒゲやVIOなど、各部位をお試し価格で体験できるプランが用意されています。
- 完全個室でプライバシー配慮: 施術室はすべて完全個室で、リラックスして施術を受けられます。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ脱毛3部位(5回):88,000円
- VIO脱毛(5回):165,000円
- 導入脱毛機: ラシャ、メディオスターモノリス
- 追加料金:
- 麻酔代: 麻酔クリーム 3,300円
- シェービング代: 1部位3,300円
- 店舗: 新宿
参照: ヘラスクリニック公式サイト
⑫ Dr.コバ
Dr.コバは、銀座、名古屋、大阪に院を構える、特にヒゲ脱毛に特化したクリニックです。無期限の脱毛サポートが最大の特徴です。
- 特徴:
- 無期限ヒゲ脱毛: 5回コース終了後、6回目以降は予約料110円のみで無期限・回数無制限で照射が可能です。ホルモンバランスで再び毛が生えてきても安心です。
- 高い技術力: 経験豊富なスタッフが、肌の状態を見極めながら丁寧に照射します。
- 予約が比較的取りやすい: 広告を抑え、既存の患者を大切にする方針のため、予約枠に余裕がある傾向にあります。
- 主要プラン料金(一括払い):
- 無期限ヒゲ脱毛(口周り+アゴ下・首)(5回+無期限サポート):115,500円
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロ、ライトシェアなど
- 追加料金:
- 麻酔代: 要問い合わせ
- シェービング代: 剃り残しは有料の場合あり
- 店舗: 銀座、名古屋、大阪
参照: Dr.コバ公式サイト
⑬ アイエスクリニック
アイエスクリニックは、東京の新宿・銀座にある美容皮膚科です。女性の利用者が多いですが、男性向けの脱毛プランも充実しています。
- 特徴:
- 都度払いに対応: コース契約だけでなく、1回ごとの都度払いが可能。自分のペースで通いたい方や、回数が余るのが心配な方に適しています。
- 完全個室: プライバシーに配慮された空間で施術を受けられます。
- 駅近でアクセス良好: 新宿院、銀座院ともに駅から近く、通いやすい立地です。
- 主要プラン料金(都度払い):
- ヒゲ全体(1回):19,800円
- 全身(顔・VIO除く)(1回):66,000円
- 導入脱毛機: ジェントルマックスプロ、ソプラノチタニウム
- 追加料金:
- 麻酔代: 3,300円
- シェービング代: 1部位1,100円
- 店舗: 新宿、銀座
参照: アイエスクリニック公式サイト
⑭ 聖心美容クリニック
聖心美容クリニックは、開院から30年以上の歴史と実績を持つ、全国展開の総合美容クリニックです。高い技術力と丁寧な対応で知られています。
- 特徴:
- 高い安全性と品質: 徹底した衛生管理と、経験豊富な医師・看護師による質の高い施術が受けられます。
- 痛みを最小限に抑える工夫: 最新の冷却機能付き脱毛機や、各種麻酔を用意しています。
- プライバシーへの配慮: 待合室は個室または半個室で、他の患者と顔を合わせることがないよう配慮されています。
- 主要プラン料金(一括払い):
- ヒゲ3部位(5回):82,500円
- 全身脱毛(顔・首・VIO除く)(5回):407,000円
- 導入脱毛機: ソプラノアイスプラチナム、ソプラノチタニウム
- 追加料金:
- 麻酔代: 料金は要問い合わせ
- シェービング代: 1部位2,200円〜
- 店舗: 全国10院
参照: 聖心美容クリニック公式サイト
⑮ DMTC美容皮膚科
DMTC美容皮膚科は、リーズナブルな料金設定と手厚い保証で人気のクリニックです。特に全身脱毛がお得です。
- 特徴:
- 全身脱毛が安い: 業界でもトップクラスの低価格で全身脱毛を提供しています。
- 追加料金0円: 初診料、再診料、カウンセリング料、テスト照射、シェービング代、予約キャンセル料、薬代などが全て無料です。
- コースの有効期限なし: 忙しい方でも自分のペースで通えます。
- 主要プラン料金(一括払い):
- 全身脱毛(顔・VIO除く)(5回):132,000円
- 全身脱毛+VIO(5回):186,000円
- 全身脱毛+顔+VIO(5回):237,000円
- 導入脱毛機: メディオスターNeXT PRO
- 追加料金:
- 基本無料(麻酔代は要確認)
- 店舗: 渋谷、大宮、日本橋
参照: DMTC美容皮膚科公式サイト
【部位別】メンズ医療脱毛の料金相場
医療脱毛を始めるにあたり、最も気になるのが料金です。ここでは、人気の部位である「ヒゲ」「全身」「VIO」「腕・脚」について、5回コースの料金相場をまとめました。クリニック選びや予算立ての参考にしてください。
※料金相場は、前章で紹介したクリニックのプラン(2024年6月時点)などを参考に算出しています。あくまで目安としてお考えください。
ヒゲ脱毛の料金相場
ヒゲ脱毛はメンズ脱毛で最も人気のある部位です。毎日の髭剃りから解放されるメリットは非常に大きく、多くのクリニックが力を入れています。
プラン内容 | 5回コースの料金相場 | 特徴 |
---|---|---|
ヒゲ3部位(鼻下・アゴ・アゴ下) | 30,000円 〜 70,000円 | 最も基本的なプラン。多くのクリニックで格安のプランが用意されている。 |
ヒゲ全体(3部位+ほほ・もみあげ等) | 70,000円 〜 120,000円 | 顔全体のヒゲをなくしたい方向け。デザイン脱毛も可能。 |
相場のポイント:
ヒゲは毛が濃く密集しているため、5回でツルツルになるのは難しく、自己処理が楽になるレベルを目指すのが一般的です。完全に無くしたい場合は、10回以上の施術や、コース終了後の追加照射が必要になることが多いです。ゴリラクリニックやDr.コバのように、コース終了後の保証が手厚いクリニックは、トータルコストを抑えられる可能性があります。
全身脱毛の料金相場
ファッションやスポーツを楽しむ方、全身の清潔感を高めたい方を中心に、全身脱毛の需要も高まっています。全身脱毛は、顔(ヒゲ)とVIOが含まれるかどうかで料金が大きく変動するため、プラン内容をしっかり確認することが重要です。
プラン内容 | 5回コースの料金相場 | 特徴 |
---|---|---|
全身脱毛(顔・VIO除く) | 200,000円 〜 300,000円 | 腕、脚、胴体、背中など、体の主要部分を脱毛するプラン。 |
全身脱毛+VIO | 250,000円 〜 380,000円 | 体とデリケートゾーンをまとめて脱毛したい方向け。セットで申し込むと割安になることが多い。 |
全身脱毛+顔+VIO | 300,000円 〜 450,000円 | 顔から足先まで、ほぼ全ての部位を脱毛するプラン。最も高額だが、全身くまなく綺麗にしたい場合に最適。 |
相場のポイント:
全身脱毛は高額になるため、月々の支払額が無理のない範囲かをシミュレーションすることが大切です。医療ローンを利用する際は、金利を含めた総支払額を必ず確認しましょう。また、シェービング代が有料のクリニックだと、毎回広範囲のシェービング代がかさむ可能性があるため、剃り残し対応が無料、または自己処理が難しい部位のシェービングが無料のクリニックを選ぶと安心です。
VIO脱毛の料金相場
デリケートゾーンの脱毛は、蒸れや臭いの軽減、清潔感の向上といったメリットから、近年男性にも人気が広がっています。Vライン(ビキニライン)、Iライン(陰茎・陰嚢)、Oライン(肛門周り)の3部位をまとめたセットプランが一般的です。
プラン内容 | 5回コースの料金相場 | 特徴 |
---|---|---|
VIO脱毛セット | 80,000円 〜 150,000円 | 3部位をまとめて脱毛するプラン。衛生面でのメリットが大きい。 |
相場のポイント:
VIOは皮膚が薄く、毛が濃いため、医療脱毛の中でも特に痛みを感じやすい部位です。そのため、麻酔が無料または安価で利用できるクリニックを選ぶのがおすすめです。また、他人に見られるのが恥ずかしいと感じる方も多いため、男性看護師が施術してくれるかどうかも、クリニックによっては選択可能です。カウンセリング時に確認してみましょう。
腕・脚脱毛の料金相場
半袖やハーフパンツを着る機会が増える夏に向けて、腕や脚の脱毛を希望する方も多くいます。清潔感があり、すっきりとした印象を与えることができます。
プラン内容 | 5回コースの料金相場 | 特徴 |
---|---|---|
腕全体セット | 70,000円 〜 120,000円 | 肩から指先までを脱毛するプラン。 |
脚全体セット | 100,000円 〜 180,000円 | 太ももから足の指までを脱毛するプラン。 |
相場のポイント:
腕や脚は範囲が広いため、セットプランを利用するのがお得です。ツルツルにするだけでなく、毛量を減らして自然な感じにしたいという要望にも対応可能です。施術回数を調整することで、好みの毛量にコントロールできます。腕や脚の脱毛は、全身脱毛プランに含まれていることがほとんどなので、他の部位も気になる場合は、全身脱毛を選んだ方が結果的にコストパフォーマンスが高くなることもあります。
メンズ医療脱毛のメリット・デメリット
メンズ医療脱毛には多くのメリットがある一方で、知っておくべきデメリットも存在します。両方を正しく理解し、納得した上で施術を始めることが、後悔しないための鍵となります。
メンズ医療脱毛の4つのメリット
① 高い脱毛効果が期待できる
医療脱毛の最大のメリットは、その効果の高さと持続性です。高出力の医療用レーザーが毛根の発毛組織を直接破壊するため、一度処理した毛穴からは半永久的に毛が生えてきません。
- 具体例: 毎朝5分かかっていたヒゲ剃りが不要になり、朝の時間に余裕が生まれる。カミソリ負けによる肌荒れや、夕方になると青く目立つ「青ヒゲ」の悩みからも解放されます。
サロン脱毛では一時的な減毛・抑毛効果に留まりますが、医療脱毛なら「自己処理から解放される」というゴールを確実に目指すことができます。少ない回数で効果を実感しやすく、長期的に見ればコストパフォーマンスにも優れていると言えるでしょう。
② 肌トラブルのリスクが低い
医療脱毛は、医師が常駐する医療機関で行われます。そのため、安全性への配慮が徹底されています。
- 医師による診察: 施術前には必ず医師が肌の状態を診察し、脱毛が可能かどうかを判断します。肌が敏感な方やアトピーなどの持病がある方でも、医師の管理下で安全に施術を受けられます。
- 万が一の際も安心: 施術によって赤みやヒリヒリ感、稀にやけどや毛嚢炎(もうのうえん)といった肌トラブルが起こる可能性はゼロではありません。しかし、医療機関であれば、すぐに医師が適切な処置を行い、必要に応じて薬を処方してくれます。この迅速な対応は、サロン脱毛にはない大きな安心材料です。
自己処理によるカミソリ負け、埋没毛、色素沈着といった肌トラブルを繰り返している方にとって、医療脱毛は肌を健やかに保つための有効な手段とも言えます。
③ 自己処理の手間が省ける
ムダ毛の自己処理は、想像以上に時間と手間がかかるものです。ヒゲ、すね毛、胸毛など、気になる部位を毎日または数日おきに処理し続けるのは大変な労力です。
- 時間の節約: 1日5分のヒゲ剃りでも、1年で約30時間、30年で900時間(約37日間)もの時間を費やしている計算になります。医療脱毛によってこの時間がゼロになれば、その時間を睡眠や趣味、自己投資など、より有意義なことに使えます。
- 費用の節約: カミソリの刃、シェービングフォーム、アフターシェーブローションなど、自己処理にかかる費用も生涯で見れば決して安くはありません。医療脱毛は初期投資こそ大きいですが、長期的に見れば消耗品の購入費用を節約できます。
日々のわずらわしいルーティンから解放されることで得られる、精神的な余裕も大きなメリットと言えるでしょう。
④ 清潔感がアップする
ムダ毛がなくなることで、見た目の清潔感が格段に向上します。これは、ビジネスシーンやプライベートにおいて、相手に好印象を与えるための重要な要素です。
- ヒゲ: 青ヒゲがなくなり、顔全体が明るく若々しい印象になります。カミソリ負けによる肌荒れも解消され、滑らかな肌に。
- VIO: デリケートゾーンの蒸れや臭いが軽減され、衛生的に保てます。水着や下着をスッキリと着こなせます。
- 腕・脚・胸: Tシャツやハーフパンツを着た際に、すっきりとした清潔な印象を与えます。汗をかいても快適に過ごせます。
自分に自信が持てるようになり、ファッションやスポーツをより一層楽しめるようになるなど、ポジティブな変化が期待できます。
メンズ医療脱毛の3つのデメリット
① サロン脱毛より料金が高い
医療脱毛のデメリットとしてまず挙げられるのが、サロン脱毛(光脱毛)に比べて1回あたりの料金が高額である点です。全身脱毛やヒゲ脱毛のコースを契約すると、数十万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
- 対策:
- 分割払い(医療ローン)を利用する: 月々の支払額を抑えることで、まとまった資金がなくても始められます。ただし、金利手数料がかかるため総支払額は増える点に注意が必要です。
- 割引キャンペーンを活用する: 学割、乗り換え割、ペア割など、各クリニックが実施しているキャンペーンを利用することでお得に契約できます。
- トータルコストで考える: 医療脱毛は少ない回数で完了するため、結果的にサロン脱毛に何度も通うよりもトータルコストが安くなる場合があります。
初期費用の高さは確かにハードルですが、その効果の高さと持続性を考えれば、自己投資としての価値は十分にあると言えます。
② 施術時に痛みを感じやすい
医療脱毛で使われるレーザーは高出力なため、サロン脱毛に比べて施術時の痛みを感じやすい傾向があります。痛みは輪ゴムで弾かれるような感覚と表現されることが多く、特にヒゲやVIOのように毛が濃く密集している部位や、皮膚が薄い部位は痛みが強くなります。
- 対策:
- 麻酔を利用する: ほとんどのクリニックでは、痛みを緩和するための麻酔クリーム(塗るタイプ)や笑気麻酔(吸入タイプ)が用意されています。痛みが不安な方は、カウンセリング時に麻酔が利用できるか、料金はいくらかを確認しましょう。麻酔が無料のクリニックもおすすめです。
- 痛みの少ない脱毛機を選ぶ: 脱毛機には熱破壊式と蓄熱式があり、蓄熱式の方が比較的痛みが少ないとされています。痛みに弱い方は、蓄熱式の脱毛機を導入しているクリニックを選ぶのも一つの手です。
- 日焼けを避ける: 日焼けした肌はレーザーが過剰に反応しやすく、痛みが強くなったり、やけどのリスクが高まったりします。脱毛期間中は紫外線対策を徹底しましょう。
痛みには個人差がありますが、適切な対策を講じることで、ほとんどの方が耐えられるレベルに抑えることが可能です。
③ 永久脱毛すると元に戻せない
医療脱毛の効果が高いことはメリットであると同時に、デメリットにもなり得ます。一度、発毛組織を破壊してしまえば、後から「やっぱり毛を生やしたい」と思っても元に戻すことはできません。
- 具体例:
- ヒゲをツルツルにした後、将来的にダンディな髭を生やしたくなっても生やすことができない。
- VIOをすべて脱毛(ハイジニーナ)した後、少し毛を残したデザインにしたくても戻せない。
この不可逆性は、施術を受ける前によく考えるべき重要なポイントです。特にヒゲやVIOのデザイン脱毛を希望する場合は、カウンセリングで医師や看護師と十分に相談し、将来のライフプランや好みの変化も見据えて、脱毛範囲やデザインを慎重に決定する必要があります。「一部だけ毛量を減らす」といった選択も可能ですので、自分の理想をしっかりと伝えましょう。
【効果が変わる】医療脱毛で使われる3種類のレーザー
メンズ医療脱毛の効果を最大限に引き出すためには、自分の肌質や毛質に合った脱毛機を選ぶことが不可欠です。医療脱毛で主に使用されるレーザーには、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「YAG(ヤグ)レーザー」の3種類があります。それぞれの特徴を理解し、クリニック選びの参考にしましょう。
アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザーは、波長が755nm(ナノメートル)と、3種類の中では最も短いレーザーです。日本の医療脱毛で最も古くから使用されており、多くのクリニックで導入されています。
- 特徴:
- メラニン色素への吸収率が非常に高く、特に日本人のような黒くて太い毛に対して高い脱毛効果を発揮します。
- ワキやVIO、男性のヒゲなど、濃い毛の脱毛に適しています。
- レーザー照射と同時に冷却ガスを噴射する機能を備えた機種が多く、痛みを和らげる工夫がされています。
- 副次的な効果として、シミやくすみの改善といった美肌効果も期待できる場合があります。
- 注意点:
- メラニンによく反応するため、日焼け肌や色黒肌、色素沈着のある部位への使用はできません。やけどのリスクが高くなるためです。
- 産毛のようなメラニン色素が薄い毛には、効果が出にくいことがあります。
こんな人におすすめ: 色白肌で、太くて濃い毛をしっかり脱毛したい方。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザーは、波長が800〜940nmと、アレキサンドライトとYAGの中間的な特徴を持つレーザーです。汎用性が高く、多くの新しい脱毛機に採用されています。
- 特徴:
- 産毛から剛毛まで、幅広い毛質に対応可能です。
- 照射方法に、毛根を直接破壊する「熱破壊式」と、発毛を促す領域(バルジ領域)にじわじわと熱を与えて破壊する「蓄熱式」の2種類があります。
- 蓄熱式は、低出力のレーザーを連続して照射するため、痛みが少なく、肌への負担も軽減されます。敏感肌の方や痛みに弱い方におすすめです。
- アレキサンドライトレーザーよりもメラニンへの吸収がマイルドなため、多少の日焼け肌や色黒肌にも対応できる場合があります(医師の診断が必要です)。
- 注意点:
- 効果の現れ方が比較的マイルドなため、ヒゲのような非常に濃く根深い毛に対しては、YAGレーザーに比べて回数が必要になることがあります。
こんな人におすすめ: 痛みをできるだけ抑えたい方、様々な部位の毛をまとめて脱毛したい方、敏感肌の方。
YAG(ヤグ)レーザー
YAGレーザー(正式名称: Nd:YAGレーザー)は、波長が1064nmと最も長く、皮膚の深層部まで到達するのが特徴です。
- 特徴:
- 波長が長いため、メラニンへの吸収率が低く、表皮のメラニンに影響されにくいです。これにより、日焼け肌や色黒肌、色素沈着がある部位でも安全に照射が可能です。
- 皮膚の奥深くまでエネルギーが届くため、男性のヒゲやVIOのように、毛根が深くしぶとい毛に対して非常に高い効果を発揮します。
- 硬毛化(脱毛によって逆に毛が太く硬くなる現象)してしまった毛の治療にも有効とされています。
- 注意点:
- 皮膚の深部で熱が発生するため、3種類のレーザーの中で最も痛みが強いとされています。麻酔の使用を前提に考えるのがおすすめです。
- 産毛への効果は他のレーザーに比べて劣る場合があります。
こんな人におすすめ: ヒゲやVIOを徹底的に脱毛したい方、日焼けしている・地黒肌の方、他のレーザーで効果を感じにくかった方。
肌質や毛質に合う脱毛機の選び方
ここまで解説した3種類のレーザーの特徴をまとめたのが以下の表です。
レーザーの種類 | アレキサンドライト | ダイオード | YAG(ヤグ) |
---|---|---|---|
波長 | 755nm(短い) | 800-940nm(中間) | 1064nm(長い) |
得意な毛質 | 太く濃い毛 | 産毛〜剛毛まで幅広く対応 | 根深い毛・剛毛 |
肌質 | 色白肌向き | 普通肌〜軽度の日焼け肌 | 日焼け肌・色黒肌OK |
痛み | やや強い | 比較的少ない(蓄熱式) | 強い |
代表的な脱毛機 | ジェントルレーズプロ | メディオスター、ソプラノ | ジェントルヤグプロ |
最適なクリニックを選ぶためのポイントは、複数の種類の脱毛機を導入しているクリニックを選ぶことです。人の体は部位によって毛質や肌の色が異なります。例えば、「ヒゲはYAGレーザーでしっかり、腕や脚は痛みの少ないダイオードレーザーで」というように、部位や肌の状態に合わせて最適なレーザーを使い分けてくれるクリニックであれば、より安全かつ効率的に脱毛を進めることができます。
無料カウンセリングの際には、「自分の肌質・毛質にはどの脱毛機が合っていますか?」「部位によって機械を使い分けてもらえますか?」といった質問を投げかけ、納得のいく説明をしてくれるクリニックを選びましょう。
医療脱毛を受けるまでの流れ【5ステップ】
初めて医療脱毛を受ける方のために、カウンセリングの予約から施術後のケアまで、一連の流れを5つのステップに分けて具体的に解説します。全体の流れを把握しておくことで、安心して脱毛をスタートできます。
① 無料カウンセリングを予約する
まずは、気になるクリニックの公式サイトや電話で無料カウンセリングの予約を取ります。多くのクリニックでは、24時間いつでも予約できるWeb予約フォームを用意しています。
- 予約時に伝えること:
- 氏名、年齢、連絡先
- 希望する日時(第3希望まで聞かれることが多い)
- 脱毛を希望する部位
- 脱毛に関する簡単な質問や不安な点(あれば)
この段階で、最低でも2〜3つのクリニックに予約を入れ、比較検討する準備をしておくのがおすすめです。複数の視点から話を聞くことで、自分に合ったクリニックを客観的に判断しやすくなります。
② カウンセリング・医師の診察
予約した日時にクリニックへ行きます。当日は、まず専門のカウンセラーから脱毛の仕組み、料金プラン、リスクなどについて詳しい説明を受けます。
- カウンセリングで確認すべきこと:
- 希望部位の料金プラン総額と内訳
- 麻酔代やシェービング代などの追加料金の有無
- 使用する脱毛機の種類と、自分の肌質・毛質との相性
- 予約の取りやすさやキャンセル規定
- 支払い方法(医療ローンを希望する場合はシミュレーションも)
- 解約時の返金制度
遠慮せずに、疑問や不安な点はすべて質問しましょう。この時のスタッフの対応も、クリニックの質を見極める重要なポイントです。
カウンセリングの後、医師による診察が行われます。肌の状態や毛質、持病や服用中の薬などを確認し、医学的な観点から脱毛が可能かどうかを判断します。肌トラブルのリスクなど、専門的な説明もこの時に受けます。希望すれば、テスト照射で痛みの感覚や肌の反応を試すことも可能です。
③ 契約・初回の施術日を予約
カウンセリングと診察の内容に納得できれば、契約手続きに進みます。もちろん、その場で契約する必要はありません。「一度持ち帰って検討します」と伝え、じっくり考える時間を持つことが大切です。無理な勧誘をするクリニックは避けた方が賢明です。
契約する際は、契約書の内容を隅々まで確認し、特に料金、コース回数、有効期限、中途解約時の返金条件などは必ずチェックしましょう。契約に必要な持ち物はクリニックによって異なりますが、一般的には以下のものが必要です。
- 身分証明書(運転免許証、保険証など)
- 印鑑(シャチハタ不可の場合が多い)
- 支払い用の現金、クレジットカード、またはキャッシュカード
- (医療ローンの場合)銀行の届出印
契約が完了したら、その場で初回の施術日を予約します。
④ 施術当日
いよいよ施術当日です。以下の準備をしてクリニックに向かいましょう。
- 事前シェービング: 施術日の前日または当日の朝に、脱毛する部位の毛を電気シェーバーで剃っておきます。毛抜きやワックス、除毛クリームは毛根にダメージを与え、レーザーの効果を損なうため絶対に使用しないでください。
- 日焼け止めや制汗剤を避ける: 施術部位には、日焼け止めや制汗剤などを塗らずに行きましょう。毛穴に詰まっていると、レーザーの効果が落ちたり、肌トラブルの原因になったりします。
- 服装: 施術後に肌が敏感になることがあるため、ゆったりとした締め付けの少ない服装がおすすめです。
クリニックに到着したら、受付を済ませて施術室へ案内されます。施術部位によっては専用のガウンや紙ショーツに着替えます。看護師が最終的な肌状態と剃り残しをチェックし、問題がなければいよいよ照射開始です。照射部位をジェルで冷却したり、マーキングしたりした後、レーザーを当てていきます。痛みを感じる場合は、我慢せずにすぐに看護師に伝えましょう。出力を調整したり、休憩を挟んだりといった対応をしてもらえます。
⑤ 施術後のアフターケア
施術が終了すると、看護師が照射部位に炎症を抑える軟膏を塗布し、クーリング(冷却)を行います。赤みやヒリヒリ感が出ることがありますが、通常は数時間から数日で治まります。施術後の肌は非常にデリケートな状態になっているため、丁寧なアフターケアが重要です。
- 保湿: 肌が乾燥しやすくなっているため、当日から化粧水やボディクリームでしっかりと保湿をしましょう。
- 紫外線対策: 脱毛期間中の日焼けは厳禁です。施術部位が露出する場合は、日焼け止めを塗る、長袖を着るなどして紫外線を徹底的に避けましょう。
- 血行が良くなる行為を避ける: 施術当日は、飲酒、激しい運動、長時間の入浴(シャワーは可)など、体温を上げて血行を促進する行為は避けてください。赤みや炎症が悪化する可能性があります。
次回の施術は、毛周期に合わせて1.5〜3ヶ月後に予約するのが一般的です。施術後の注意点や次回の予約時期については、看護師から詳しい説明があるので、しっかり守りましょう。
メンズ医療脱毛で知っておきたいこと
医療脱毛をスムーズに進め、期待通りの効果を得るためには、いくつか知っておくべき重要なポイントがあります。ここでは、回数や期間の目安、痛みの対策、自己処理の注意点など、より実践的な知識を解説します。
脱毛完了までにかかる回数と期間
医療脱毛は1回では完了しません。その理由は「毛周期(もうしゅうき)」という毛の生え変わりのサイクルにあります。毛は「成長期」「退行期」「休止期」の3つのサイクルを繰り返しており、医療レーザーが効果を発揮するのは、メラニン色素が濃く、毛根がしっかりしている「成長期」の毛だけです。
全身の毛穴のうち、成長期にあるのは全体の約20%と言われています。そのため、全ての毛にアプローチするには、毛周期に合わせて複数回の施術が必要になるのです。
部位 | 自己処理が楽になる回数 | ツルツルを目指す回数 | 期間の目安 |
---|---|---|---|
ヒゲ | 5〜8回 | 10〜15回以上 | 1年〜2年以上 |
全身・腕・脚 | 5〜6回 | 8〜10回 | 1年〜1年半 |
VIO | 5〜6回 | 8〜10回 | 1年〜1年半 |
- ヒゲ: 他の部位に比べて毛が密集しており、毛根も深いため、最も回数と期間がかかります。自己処理が楽になるレベルでも1年以上、ツルツルを目指すなら2年以上の期間を見ておくと良いでしょう。
- 体・VIO: 比較的効果が出やすく、5〜6回で減毛を実感し、8〜10回ほどで満足のいく結果になることが多いです。
施術間隔は、毛周期に合わせて顔(ヒゲ)は1〜2ヶ月、体は2〜3ヶ月に1回が推奨されています。焦って短い間隔で通っても、成長期の毛が十分に生えそろっていないため効果が薄く、非効率になってしまいます。クリニックの指示に従い、適切なペースで通い続けることが、結果的に最短での脱毛完了につながります。
医療脱毛の痛みと対策方法
医療脱毛の痛みは、レーザーの熱が毛の黒い色(メラニン色素)に反応することで生じます。そのため、毛が濃く、太く、密集している部位ほど痛みを感じやすくなります。男性の場合、特に痛みが出やすいのは以下の部位です。
- 痛みが強い部位: ヒゲ(特に鼻下やアゴ)、VIO、ワキ
- 痛みが中程度の部位: 胸、すね
- 痛みが弱い部位: 腕、背中、太もも
痛みの感じ方には個人差がありますが、不安な方は積極的に痛みを緩和する対策を講じましょう。
- 麻酔を利用する: 最も効果的な対策です。クリニックには主に2種類の麻酔があります。
- 麻酔クリーム: 施術部位に直接塗るタイプ。効果が出るまでに30分〜1時間ほどかかります。
- 笑気麻酔: 鼻からガスを吸入するタイプ。リラックス効果があり、お酒に酔ったようなフワフワした感覚になります。
- 痛みの少ない脱毛機を選ぶ: 前述の通り、「蓄熱式」のダイオードレーザーは痛みが少ないとされています。
- 肌のコンディションを整える: 乾燥している肌や日焼けした肌は、バリア機能が低下しており痛みを感じやすくなります。日頃から保湿を心がけ、紫外線対策を徹底することが痛みの軽減にもつながります。
施術中に痛みが我慢できない場合は、遠慮なく看護師に伝えましょう。出力を調整したり、冷却を強化したりといった対応を取ってくれます。
施術前の自己処理(シェービング)の注意点
施術前の自己処理は、脱毛効果を最大限に高め、安全に施術を受けるために非常に重要です。
- 推奨される処理方法: 肌への負担が少ない電気シェーバーが最もおすすめです。施術の前日か、当日の朝に、毛の長さを0.5mm〜1mm程度にするのが理想です。
- 避けるべき処理方法:
- 毛抜き・ワックス・除毛クリーム: これらは毛根から毛を引き抜いたり、溶かしたりしてしまいます。レーザーが反応するターゲット(毛)がなくなってしまうため、脱毛効果が全く得られなくなります。また、毛周期が乱れたり、埋没毛や毛嚢炎の原因になったりするため、脱毛期間中は絶対に使用しないでください。
- カミソリ: 肌の表面を削ってしまい、カミソリ負けや乾燥、色素沈着を引き起こすリスクがあります。どうしても使う場合は、シェービングジェルなどをたっぷり使い、慎重に行いましょう。
- 剃り残しに注意: 剃り残しがあると、その毛にレーザーが反応してやけどのリスクが高まります。また、多くのクリニックでは剃り残しに対するシェービング代が有料(1部位500円〜1,000円程度)となるため、余計な出費にもつながります。背中やOラインなど、手の届かない範囲のシェービングは無料で手伝ってくれるクリニックが多いので、どこまでが自己処理の範囲か事前に確認しておきましょう。
施術後のアフターケアと注意点
施術後の肌は、レーザーの熱によって軽い炎症を起こし、非常に乾燥しやすくデリケートな状態です。適切なアフターケアを行うことで、肌トラブルを防ぎ、脱毛効果を高めることができます。
- 保湿: 施術当日から、低刺激の化粧水やボディクリームでたっぷりと保湿してください。肌の水分量を高めることで、バリア機能が正常に働き、赤みや炎症の回復を早めます。
- 紫外線対策: 脱毛期間中の日焼けは厳禁です。施術後の肌に紫外線が当たると、シミや色素沈着の原因になります。日焼け止め、帽子、日傘、長袖の服などで徹底的にガードしましょう。
- 刺激を避ける: 施術後数日間は、ゴシゴシ体を洗ったり、ナイロンタオルを使ったりするのは避け、手で優しく洗うようにしましょう。タイトな服による摩擦も肌への負担になるので、ゆったりとした服装を心がけてください。
- 毛が抜けるのを待つ: 施術後1〜2週間ほどで、レーザーが反応した毛がポロポロと自然に抜け落ちてきます。この時、無理に引っ張ったり、毛抜きで抜いたりしないでください。自然に抜け落ちるのを待ちましょう。
医療脱毛の副作用やリスク
医療脱毛は安全性の高い施術ですが、医療行為である以上、副作用やリスクがゼロではありません。事前に起こりうるリスクを理解し、万が一の際に適切な対応ができるよう備えておくことが大切です。
- やけど・水ぶくれ: レーザーの出力が強すぎる場合や、日焼け肌に照射した場合などに起こる可能性があります。通常は医師の診察のもと、適切な処置(冷却、ステロイド軟膏の塗布など)を行えばきれいに治ります。
- 毛嚢炎(もうのうえん): 毛穴に細菌が入り込んで炎症を起こし、ニキビのように赤くプツプツができる症状です。特に皮脂の多い顔や背中、蒸れやすいVIOに起こりやすいです。通常は数日で自然に治りますが、悪化する場合は抗生物質などで治療します。
- 硬毛化・増毛化: 稀に、レーザーの刺激によって、逆に毛が太く硬くなったり(硬毛化)、産毛が濃くなったり(増毛化)することがあります。原因は完全には解明されていませんが、産毛の多い背中やうなじ、肩周りなどで見られます。発生した場合は、レーザーの種類を変更したり、出力を調整したりして対応します。
- 色素沈着: やけどや炎症が起きた後、肌の修復過程でメラニンが過剰に生成され、シミのように茶色く跡が残ることがあります。適切なアフターケアや紫外線対策で予防することが重要です。
これらのリスクは、経験豊富な医師や看護師がいる信頼できるクリニックを選ぶこと、そして施術後のケアを徹底することで、その発生確率を大幅に下げることができます。万が一トラブルが起きても、医療機関ならすぐに対応してもらえるという安心感が、医療脱毛の大きなメリットです。
メンズ医療脱毛に関するよくある質問
最後に、メンズ医療脱毛を検討している方が抱きがちな、よくある質問とその回答をまとめました。カウンセリングに行く前の予備知識として、ぜひ参考にしてください。
カウンセリング当日に契約しないとダメ?
いいえ、全くそんなことはありません。 カウンセリング当日に契約する必要は一切なく、「一度持ち帰って検討します」と断っても全く問題ありません。むしろ、冷静に判断するためにも、一度家に持ち帰ってじっくり考えることを強く推奨します。
「本日契約すれば〇〇円割引」といった当日契約特典を提示されることもありますが、それに釣られて焦って契約するのは禁物です。医療脱毛は高額な契約であり、一度始めると長期間通うことになります。いくつかのクリニックでカウンセリングを受け、料金、サービス、雰囲気などを総合的に比較してから、最も納得できる場所を選ぶことが後悔しないための鉄則です。
日焼け肌や色黒肌でも脱毛できる?
はい、脱毛機によっては可能です。
従来の脱毛機(特にアレキサンドライトレーザー)は、肌のメラニンにも反応してしまうため、日焼け肌や色黒肌への照射はやけどのリスクが高く、断られることがほとんどでした。
しかし、近年普及しているYAG(ヤグ)レーザーや蓄熱式のダイオードレーザーは、肌の色に関わらず、毛根にアプローチできるため、日焼け肌や地黒の方でも安全に施術を受けられるケースが増えています。
ただし、脱毛が可能かどうかの最終的な判断は、医師の診察によります。過度な日焼け直後(肌に赤みやヒリつきがある状態)は施術できないため、脱毛期間中はできるだけ日焼けを避ける努力が必要です。カウンセリング時に自分の肌色を医師に見てもらい、どの脱毛機なら対応可能か相談しましょう。
都度払いとコース契約はどちらがお得?
都度払いとコース契約には、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらがお得かはその人の状況や目的によって異なります。
都度払い | コース契約 | |
---|---|---|
メリット | ・好きな時にやめられる ・初期費用が安い ・回数が余る心配がない |
・1回あたりの料金が割安 ・計画的に通える ・終了後の保証が付く場合がある |
デメリット | ・1回あたりの料金が割高 ・総額が高くなる可能性がある |
・まとまった初期費用が必要 ・途中でやめにくい ・有効期限がある場合も |
おすすめな人 | ・お試しで数回だけ受けたい人 ・まとまったお金を用意できない人 ・転勤が多く、通い続けられるか不安な人 |
・確実に脱毛を完了させたい人 ・トータルコストを抑えたい人 ・長期的に通う意思がある人 |
結論として、本気で脱毛を完了させたいと考えているなら、1回あたりの料金が安くなるコース契約の方が、総額ではお得になるケースがほとんどです。まずはトライアルプランや都度払いで数回試してみて、効果やクリニックの対応に満足できたらコース契約に切り替える、という方法も賢い選択です。
学割や乗り換え割などのキャンペーンはある?
はい、多くのクリニックで用意されています。
医療脱毛は高額なため、各クリニックは新規顧客を獲得するために様々な割引キャンペーンを実施しています。これらをうまく活用することで、通常価格よりもお得に脱毛を始めることができます。
- 学割: 学生証を提示することで適用される割引。大学生や専門学生の方は必見です。
- 乗り換え割: 他のクリニックやサロンから乗り換える場合に適用される割引。会員証や契約書の提示が必要です。
- ペア割: 友人や家族など、2人以上で同時に契約すると適用される割引。
- 紹介割: すでにそのクリニックに通っている人からの紹介で契約すると、紹介者と契約者の両方に特典がある制度。
- 初回限定トライアル: 特定の部位を、初回のみ格安料金で試せるプラン。
これらの割引は併用できない場合が多いですが、自分が利用できるものがないか、カウンセリング時に必ず確認しましょう。キャンペーン内容は時期によって変わるため、公式サイトで最新情報をチェックすることが重要です。
脱毛期間中の自己処理はどうすればいい?
脱毛期間中も、次回の施術までは毛が生えてきます。その間の自己処理は、肌に負担の少ない電気シェーバーを使用するのが鉄則です。
施術と施術の間隔が空いている時期に、気になるムダ毛を処理するのは問題ありません。ただし、前述の通り、毛抜きやワックス、除毛クリームの使用は絶対に避けてください。これらを使うと、レーザーが反応するターゲットである毛根ごと毛を取り除いてしまい、せっかくの施術効果が無駄になってしまいます。
また、施術直後の肌は非常にデリケートなため、赤みやヒリつきが治まるまでは自己処理を控えるのが賢明です。自己処理で肌を傷つけてしまうと、次回の施術が延期になる可能性もあるため、優しく丁寧に行うことを心がけましょう。