メンズスキンケアの人気ブランド20選 年代・肌質別におすすめを紹介

メンズスキンケアの人気ブランド、年代・肌質別におすすめを紹介

近年、男性の美容意識は急速に高まり、スキンケアはもはや女性だけのものではなくなりました。しかし、「何から始めればいいかわからない」「たくさんのブランドがあって選べない」と悩む男性は少なくありません。清潔感のある健康的な肌は、ビジネスシーンやプライベートにおいて、好印象を与えるための重要な要素です。

この記事では、メンズスキンケアの重要性や基本的な手順、自分に合ったブランドの選び方を徹底的に解説します。さらに、人気のメンズスキンケアブランド20選を、年代や肌質、価格帯といった様々な角度からご紹介。この記事を読めば、あなたにぴったりのスキンケアが見つかり、自信に満ちた毎日を送るための第一歩を踏み出せるはずです。

メンズスキンケアが重要な理由

皮脂の分泌量が多い、水分量が少なく乾燥しやすい、毎日のシェービングによるダメージ

なぜ、今これほどまでにメンズスキンケアが注目されているのでしょうか。その答えは、男性特有の肌質と、それが引き起こす肌トラブルにあります。「肌の手入れは面倒」「特に困っていない」と感じている方も、まずはご自身の肌について正しく理解することが重要です。ここでは、男性の肌の特徴と、スキンケアを怠ることで生じる可能性のあるリスクについて詳しく解説します。

男性の肌の特徴と肌トラブルの原因

男性の肌は、女性の肌とは異なる特徴を持っています。主に「皮脂の分泌量」「水分量」「シェービングによる影響」の3つの点で大きな違いがあり、これらが男性特有の肌トラブルの主な原因となっています。

皮脂の分泌量が多い

男性の肌がテカりやすい、ベタつきやすいと感じる方は多いでしょう。その原因は、活発な皮脂腺にあります。一般的に、男性の皮脂分泌量は、女性の約2〜3倍と言われています。この皮脂は、男性ホルモンの一種であるテストステロンの影響を強く受けており、特に思春期から30代にかけて分泌が活発になります。

適度な皮脂は、肌の表面に膜を張り、水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から肌を守ったりするバリア機能の役割を果たします。しかし、皮脂が過剰に分泌されると、様々な肌トラブルを引き起こす原因となります。

  • 毛穴の詰まりとニキビ: 過剰な皮脂は、古い角質やホコリなどと混ざり合い、毛穴を詰まらせます。この詰まった毛穴(コメド)の中で、アクネ菌が増殖すると、炎症を起こしてニキビができてしまいます。特に、おでこや鼻周りのTゾーンは皮脂腺が多いため、ニキビができやすい部位です。
  • テカリとベタつき: 顔全体が脂っぽく見えるテカリや、触った時のベタつきは、過剰な皮脂が原因です。これは見た目の清潔感を損なうだけでなく、放置すると肌の酸化を招き、くすみや肌荒れの原因にもなります。
  • 毛穴の開き: 皮脂が過剰に分泌され続けると、皮脂の出口である毛穴が押し広げられ、徐々に目立つようになります。一度開いてしまった毛穴を元に戻すのは簡単ではありません。

これらのトラブルを防ぐためには、毎日の洗顔で余分な皮脂や汚れをしっかりと洗い流し、肌を清潔に保つことが非常に重要です。

水分量が少なく乾燥しやすい

「皮脂が多いなら、保湿は必要ないのでは?」と考えるのは大きな間違いです。実は、男性の肌は皮脂が多い一方で、肌内部の水分量は女性の約半分以下しかないと言われています。肌の水分を保持する能力が低いため、非常に乾燥しやすい、いわゆる「インナードライ」の状態に陥りやすいのです。

肌が乾燥すると、以下のような問題が生じます。

  • バリア機能の低下: 肌の水分が不足すると、外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下します。これにより、紫外線や花粉、ホコリなどの影響を受けやすくなり、肌荒れやかゆみ、赤みといったトラブルが起こりやすくなります。
  • 乾燥による皮脂の過剰分泌: 肌は、内部が乾燥していると、それを補おうとしてかえって皮脂を過剰に分泌することがあります。テカリやベタつきが気になるからといって保湿を怠ると、さらに皮脂が増えるという悪循環に陥る可能性があるのです。これがインナードライの典型的な症状です。
  • 小じわやハリ不足: 肌のハリや弾力は、肌内部の水分量に大きく左右されます。乾燥が進むと、肌の表面がカサカサしてキメが乱れ、目元や口元に細かいシワ(乾燥小じわ)ができやすくなります。

つまり、男性の肌は「ベタつくのに、カサつく」という複雑な状態にあり、この矛盾した悩みを解決するためには、洗顔後の保湿ケアが不可欠です。化粧水でたっぷりと水分を補給し、乳液やクリームでその水分が逃げないように蓋をすることが、健やかな肌を保つ鍵となります。

毎日のシェービングによるダメージ

多くの男性が日常的に行うシェービング(ひげ剃り)も、肌にとっては大きな負担となります。カミソリの刃は、ヒゲだけでなく、肌の表面にある角質層まで一緒に削り取ってしまいます。角質層は、肌のバリア機能の最前線を担う重要な部分です。

シェービングによって角質層が傷つくと、以下のようなダメージが生じます。

  • カミソリ負け: シェービング後に肌がヒリヒリしたり、赤くなったり、ブツブツができたりする現象です。これは、バリア機能が低下した肌に雑菌が入り込み、炎症を起こすことが原因です。
  • 乾燥の悪化: 角質層が剥がれることで、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥がさらに進行します。シェービング後に肌がつっぱるように感じるのはこのためです。
  • 埋没毛(埋もれ毛): 剃ったヒゲが皮膚の下に埋まってしまい、黒い点のように見えたり、炎症を起こしたりするトラブルです。肌へのダメージで毛穴の出口が塞がれてしまうことが一因とされています。
  • 色素沈着: 慢性的な刺激や炎症が続くと、肌を守ろうとしてメラニン色素が過剰に生成され、シミやくすみの原因となることがあります。

シェービングによるダメージを最小限に抑えるためには、シェービング前に肌を温めてヒゲを柔らかくしたり、シェービングジェルやフォームを使ったりすることが有効です。そして何よりも、シェービング後の肌は非常にデリケートな状態にあるため、すぐに化粧水や乳液で保湿し、肌を落ち着かせて保護するアフターシェーブケアが必須です。

このように、男性の肌は特有の性質と日々の習慣によって、常に様々なトラブルのリスクに晒されています。だからこそ、日々のスキンケアを通じて肌の状態を正しく理解し、適切なケアを行うことが、現在そして未来の肌の健康を守る上で非常に重要なのです。

メンズスキンケアの基本ステップ

洗顔料で汚れや余分な皮脂を落とす、化粧水で肌に水分を補給する、乳液やクリームでうるおいを閉じ込める、日焼け止めで紫外線から肌を守る

スキンケアと聞くと、複雑で面倒なイメージを持つかもしれませんが、基本は非常にシンプルです。まずは「汚れを落とす」「うるおいを与える」「うるおいを守る」という3つのステップを習慣にすることから始めましょう。ここでは、毎日のスキンケアの基本となる4つのステップと、さらに上を目指すためのスペシャルケアについて、それぞれの役割と正しい方法を詳しく解説します。

STEP1:洗顔料で汚れや余分な皮脂を落とす

スキンケアの全ての基本は、洗顔から始まります。洗顔の目的は、汗やホコリ、そして過剰に分泌された皮脂や古い角質など、肌にとって不要な汚れをきれいに洗い流すことです。

水やお湯だけで顔を洗う方もいますが、男性特有の頑固な皮脂汚れは水だけでは十分に落としきれません。残った皮脂は酸化して肌への刺激となったり、毛穴を詰まらせてニキビの原因になったりします。必ず洗顔料を使い、肌を清潔な状態にリセットしましょう。

【正しい洗顔方法】

  1. 手を洗う: まずはハンドソープで手をきれいに洗い、雑菌を落とします。
  2. 顔をぬるま湯で濡らす: 熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで奪い、乾燥の原因になります。逆に冷たすぎる水は皮脂が固まってしまい、汚れが落ちにくくなります。32〜34℃程度のぬるま湯が最適です。
  3. 洗顔料をしっかりと泡立てる: 洗顔料を適量手に取り、少量のぬるま湯を加えながら、空気を含ませるようにしてきめ細かい弾力のある泡を作ります。泡立てネットを使うと、誰でも簡単に質の良い泡が作れるのでおすすめです。
  4. 泡で顔を洗う: 手が直接肌に触れないように、泡をクッションにして顔全体を優しく包み込むように洗います。特に皮脂の多いTゾーン(おでこ、鼻)から洗い始め、頬やあご、フェイスラインへと泡を転がすように広げていきます。ゴシゴシ擦るのは絶対にやめましょう。摩擦は肌への大きな負担となります。
  5. 丁寧にすすぐ: 洗顔料が肌に残らないよう、ぬるま湯で最低でも20回以上は丁寧にすすぎます。髪の生え際やフェイスライン、あごの下はすすぎ残しが多い部分なので、特に意識して洗い流しましょう。
  6. 優しく拭く: 清潔なタオルを顔にそっと押し当てるようにして、水分を吸い取ります。ここでもゴシゴシ擦るのはNGです。

STEP2:化粧水で肌に水分を補給する

洗顔後の肌は、汚れが落ちてさっぱりしますが、同時に水分が失われやすい無防備な状態になっています。化粧水の役割は、この乾燥した肌に素早く水分を補給し、肌を柔らかく整えることです。

化粧水で肌をうるおすことで、キメが整い、後から使う乳液やクリームの浸透(角質層まで)を助ける効果もあります。洗顔後はできるだけ時間を置かず、すぐに化粧水でケアを始めましょう。

【正しい化粧水の使い方】

  1. 適量を手に取る: 製品に記載されている使用量(多くは500円玉大)を清潔な手に取ります。量が少なすぎると肌全体に行き渡らず、摩擦の原因にもなります。
  2. 顔全体に優しくなじませる: 両手で顔を包み込むようにして、化粧水を優しく肌になじませます。パンパンと強く叩き込む(パッティング)のは肌への刺激になるため避け、手のひらで軽く押さえる「ハンドプレス」で浸透させていきましょう。
  3. 乾燥しやすい部分には重ね付け: 目元や口元、頬など、特に乾燥が気になる部分には、もう一度化粧水を手に取り、優しく重ね付けするとより効果的です。

STEP3:乳液やクリームでうるおいを閉じ込める

化粧水で水分を補給しただけでは、その水分は時間とともに蒸発してしまいます。乳液やクリームの役割は、油分で肌の表面に膜を作り、化粧水で与えた水分が逃げないように蓋をすることです。

ベタつくのが苦手だからと乳液やクリームを省略してしまうと、せっかく補給した水分が無駄になり、かえって乾燥を招き、皮脂の過剰分泌につながることもあります。肌質や季節に合わせて適切なアイテムを選び、必ずスキンケアの仕上げに使いましょう。

  • 乳液: 水分と油分がバランス良く配合されており、比較的軽やかなテクスチャーです。肌にうるおいと柔軟性を与えます。脂性肌の方や、夏場のさっぱりとしたケアを好む方におすすめです。
  • クリーム: 乳液よりも油分が多く、こっくりとしたテクスチャーが特徴です。保湿力が高く、肌のうるおいを長時間キープします。乾燥肌の方や、冬場の念入りな保湿ケアに適しています。

【正しい乳液・クリームの使い方】

  1. 適量を手に取る: 製品に記載されている使用量(多くは10円玉大)を手に取ります。
  2. 顔の5点に置く: 額、両頬、鼻、あごの5点に乳液・クリームを置きます。
  3. 内側から外側へなじませる: 顔の中心から外側に向かって、指の腹で優しく伸ばしていきます。力を入れすぎず、肌の上を滑らせるように塗るのがポイントです。
  4. ハンドプレスで仕上げ: 最後に顔全体を手のひらで包み込み、優しく押さえてなじませます。

STEP4:日焼け止めで紫外線から肌を守る

スキンケアの総仕上げとして、日中の外出前には必ず日焼け止めを塗りましょう。紫外線は、肌の老化(光老化)の最大の原因と言われており、シミ、シワ、たるみといったエイジングサインを引き起こします。また、日焼けは肌のバリ機能を低下させ、乾燥や肌荒れの原因にもなります。

「夏や晴れた日だけで良い」と思われがちですが、紫外線は季節や天候に関わらず一年中降り注いでいます。健やかな肌を維持するためには、毎日の紫外線対策が不可欠です。

【日焼け止めの選び方と使い方】

  • SPFとPA: SPFは短時間で肌に赤みや炎症を起こさせるUV-B波を、PAは肌の奥深くまで届きシワやたるみの原因となるUV-A波を防ぐ効果を示します。日常使いならSPF20〜30、PA++〜+++程度、屋外でのレジャーなどではSPF50+、PA++++といった高い数値のものを選ぶと良いでしょう。
  • 塗り方: 適量を手に取り、顔の5点に置いてから、ムラなく丁寧に伸ばします。耳や首の後ろ、デコルテなども忘れずに塗りましょう。
  • 塗り直し: 汗や摩擦で落ちてしまうため、2〜3時間おきに塗り直すのが理想です。

スペシャルケア:美容液やフェイスマスクの活用

基本のスキンケアに慣れてきたら、肌の悩みや目的に合わせてスペシャルケアを取り入れてみましょう。

  • 美容液: 特定の肌悩みに特化した高濃度の美容成分が配合されたアイテムです。シミが気になるなら美白有効成分、シワやハリ不足が気になるならエイジングケア成分配合のものなど、目的に合わせて選びます。一般的に化粧水の後、乳液の前に使用します。
  • フェイスマスク(シートマスク): 美容成分をたっぷり含んだシートを顔に乗せることで、集中的にうるおいを補給できます。週に1〜2回、特別な日の前日や、肌の乾燥が特に気になる時に使うのがおすすめです。

まずは基本の「洗顔」「化粧水」「乳液・クリーム」を徹底することが最も重要です。正しいステップで毎日のケアを続けることが、未来の美肌への一番の近道と言えるでしょう。

メンズスキンケアブランドの選び方

自分に合ったスキンケア製品を見つけることは、効果的なケアを継続するための第一歩です。しかし、数多くのブランドの中から最適な一つを選ぶのは難しいかもしれません。ここでは、後悔しないブランド選びのための6つの重要なポイントを解説します。年代や肌質、ライフスタイルなど、ご自身の状況と照らし合わせながら、最適な選択肢を見つけましょう。

年代別の肌悩みに合わせて選ぶ

肌の状態は、年齢とともに変化します。それぞれの年代で抱えやすい肌悩みに着目してブランドを選ぶことは、非常に効果的なアプローチです。

年代 主な肌悩み スキンケアのポイント
10代・20代 ・過剰な皮脂によるテカリやベタつき
・ニキビ、吹き出物
・毛穴の詰まり、黒ずみ
皮脂コントロールニキビ予防。さっぱりとした使用感で、殺菌・抗炎症成分配合のものがおすすめ。
30代 ・肌の乾燥、インナードライ
・Tゾーンはベタつくのに頬はカサつく
・シミや小じわが出始める
徹底した保湿。ヒアルロン酸やセラミドなどの高保湿成分に注目。水分と油分のバランスを整えるケアが必要。
40代以降 ・シミ、シワ、たるみといったエイジングサイン
・肌全体のハリ不足、くすみ
・深刻な乾燥
本格的なエイジングケア。レチノールやナイアシンアミドなど、シワ改善や美白効果のある成分を取り入れる。

10代・20代:皮脂やニキビ対策を重視

10代・20代は、ホルモンバランスの影響で皮脂分泌が最も活発な時期です。最大の課題は、過剰な皮脂をコントロールし、ニキビを防ぐこと。洗顔料は、余分な皮脂や毛穴の汚れをしっかり落とす洗浄力がありつつも、肌に必要なうるおいを奪いすぎないものが理想です。化粧水や乳液は、オイルフリーやノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとになりにくい処方)と表示された、さっぱりとした使用感のものを選ぶと良いでしょう。グリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症成分)やサリチル酸(殺菌成分)などが配合された薬用タイプもおすすめです。

30代:乾燥対策と保湿を意識する

30代になると、皮脂の分泌量が少しずつ落ち着いてくる一方で、肌の水分保持能力が低下し始めます。「テカるのにカサつく」というインナードライや混合肌の悩みが顕著になるのがこの年代です。スキンケアの主軸を、皮脂対策から保湿へとシフトする必要があります。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった高保湿成分が配合された化粧水で水分をしっかり補給し、乳液やクリームでそのうるおいを閉じ込める、基本に忠実なケアが重要になります。また、20代の頃に浴びた紫外線の影響がシミとして現れ始める時期でもあるため、美白有効成分が配合された製品を視野に入れるのも良いでしょう。

40代以降:エイジングケアも視野に入れる

40代を過ぎると、シミ、シワ、たるみ、くすみといった、いわゆるエイジングサインが本格的に気になり始めます。これらは、長年の紫外線ダメージの蓄積や、肌のターンオーバーの乱れ、コラーゲンやエラスチンの減少などが原因です。この年代のスキンケアでは、保湿に加えて、これらの悩みに積極的にアプローチするエイジングケアが重要になります。シワ改善効果が認められているレチノールやナイアシンアミド、シミ予防に効果的なビタミンC誘導体やトラネキサム酸といった有効成分が配合された、高機能な美容液やクリームを取り入れることをおすすめします。

肌質・肌悩みに合わせて選ぶ

肌質は人それぞれ異なり、同じ人でも季節や体調によって変化します。自分の肌質を正しく理解し、それに合った製品を選ぶことが、スキンケアの効果を最大化する鍵です。

肌質 特徴 おすすめの成分・テクスチャー
乾燥肌 ・肌がカサカサ、つっぱりやすい
・粉をふくことがある
・キメが粗い
高保湿成分: セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン
テクスチャー: とろみのある化粧水、こっくりしたクリーム
脂性肌 ・顔全体がテカり、ベタつく
・ニキビができやすい
・毛穴が目立つ
皮脂ケア成分: ビタミンC誘導体、ハマメリスエキス
テクスチャー: さっぱりした化粧水、オイルフリーのジェルや乳液
混合肌 ・Tゾーンはベタつくが、Uゾーン(頬・あご)は乾燥する
・部分的に肌トラブルが起きやすい
保湿と皮脂ケアの両立: 基本は保湿重視。ベタつく部分には乳液を少なめにするなど調整する
テクスチャー: さっぱりしすぎず、重すぎないもの
敏感肌 ・少しの刺激で赤み、かゆみ、ヒリつきが出やすい
・化粧品が合わないことがある
低刺激処方: アルコールフリー、無香料、無着色、パッチテスト済みなど
肌荒れ防止成分: グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン

乾燥肌:セラミドなど高保湿成分に注目

水分も油分も不足しがちな乾燥肌の方は、とにかく保湿を最優先に考えましょう。肌のバリア機能をサポートし、水分を抱え込む働きのあるセラミドは特に注目の成分です。その他、ヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸などが豊富に配合された製品を選びましょう。化粧水はとろみのあるタイプ、仕上げには保湿力の高いクリームを使うのがおすすめです。

脂性肌(オイリー肌):さっぱりした使用感で皮脂をケア

皮脂分泌が活発な脂性肌の方は、過剰な皮脂を抑え、水分と油分のバランスを整えるケアがポイントです。収れん効果のあるハマメリスエキスや、皮脂分泌をコントロールするビタミンC誘導体などが配合された製品が適しています。使用感は、さっぱりとした化粧水や、油分の少ないジェル状の保湿剤を選ぶと、ベタつきが気にならず快適に使えるでしょう。ただし、保湿を怠るとインナードライを招くため、化粧水での水分補給は必須です。

混合肌:水分と油分のバランスを整える

Tゾーンのベタつきと頬の乾燥という、二つの悩みを併せ持つ混合肌は、日本人男性に最も多いタイプと言われています。ケアの基本は乾燥肌と同様に「保湿」です。肌全体にしっかり水分を補給することで、乾燥している部分はうるおい、過剰な皮脂が分泌されている部分はバランスが整いやすくなります。化粧水は顔全体に使い、乳液やクリームは乾燥しやすい頬や口元を中心に塗り、Tゾーンは薄めにつけるか、さっぱりタイプの乳液を使うなど、部位によって量を調整するのが効果的です。

敏感肌:低刺激処方のものを選ぶ

外部からの刺激に弱く、肌トラブルを起こしやすい敏感肌の方は、できるだけ肌に優しい処方の製品を選ぶことが大前提です。パッケージに「アルコール(エタノール)フリー」「無香料」「無着色」「パラベンフリー」「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」などの記載があるかを確認しましょう(すべての方に刺激やアレルギーが起きないわけではありません)。肌の炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインなどが配合された薬用タイプも選択肢の一つです。

配合されている成分で選ぶ

肌悩みを解決するためには、どのような成分が配合されているかを確認することが重要です。
例えば、ニキビが気になるならグリチルリチン酸2K(抗炎症)やサリチル酸(殺菌)、シミを予防したいならビタミンC誘導体トラネキサム酸(美白有効成分)、シワを改善したいならレチノールナイアシンアミド(シワ改善有効成分)といったように、目的に合った有効成分が配合された医薬部外品(薬用化粧品)を選ぶのも良い方法です。

価格帯(プチプラ・デパコス)で選ぶ

スキンケアは毎日続けることが何よりも大切です。そのため、無理なく継続できる価格帯の製品を選ぶことも重要なポイントです。

  • プチプラ(〜3,000円程度): ドラッグストアやバラエティショップで手軽に購入でき、コストパフォーマンスが高いのが魅力です。初めてスキンケアを始める方や、基本的な保湿ケアを習慣にしたい方におすすめです。
  • デパコス(5,000円〜): デパートの化粧品カウンターなどで販売されており、価格は高めですが、ブランド独自の先進技術やこだわりの美容成分が配合されていることが多いです。エイジングケアなど、特定の悩みに集中的に取り組みたい方や、上質な使用感を求める方、プレゼント用途にも適しています。

続けやすい香りやテクスチャーで選ぶ

毎日使うものだからこそ、使い心地の良さは無視できません。柑橘系やウッド系、ハーブ系など、リフレッシュできる好みの香りのものを選ぶと、スキンケアの時間が楽しみになります。また、化粧水のとろみ具合や、乳液・クリームのベタつきのなさなど、自分の肌や好みに合ったテクスチャー(使用感)であることも、継続するための大切な要素です。

プレゼント用はパッケージデザインもチェック

友人やパートナーへのプレゼントとしてスキンケア製品を選ぶ場合は、中身だけでなくパッケージデザインにも注目しましょう。洗面所に置きたくなるような、スタイリッシュで洗練されたデザインのものは、贈られた側の満足度も高まります。ブランドのコンセプトや世界観が反映されたパッケージは、所有する喜びも与えてくれます。

【総合】メンズスキンケアの人気ブランドおすすめ20選

ここでは、数あるメンズスキンケアブランドの中から、特に人気と実力を兼ね備えた20ブランドを厳選してご紹介します。初心者向けのベーシックなラインから、本格的なエイジングケアができる高機能ラインまで、幅広い選択肢を揃えました。それぞれのブランドの特徴やおすすめポイントを参考に、あなたにぴったりの逸品を見つけてください。

① ORBIS Mr. (オルビス ミスター)

特徴 ベタつくのにカサつく男性の肌に着目。シンプルな3ステップで、清潔感のあるハリ肌へ。
おすすめの肌質・年代 脂性肌、混合肌 / 20代〜30代
価格帯 プチプラ〜ミドル

シンプルなステップで、複雑な男性肌を整える
「オルビス ミスター」は、化粧品大手のオルビスが展開するメンズスキンケアシリーズです。男性特有の「皮脂は多いのに、内部は乾燥している」という矛盾した肌状態に着目。洗顔料、化粧水、保湿液のシンプルな3ステップで、うるおいに満ちた清潔感のある肌へと導きます。ローションは、パシャっと弾けるようなみずみずしいテクスチャーで、肌にぐんぐん浸透(角質層まで)。うるおいを逃がさない保湿液もベタつかず、快適な使用感です。無香料、無着色、アルコールフリーで、肌への優しさも考慮されています。参照:ORBIS Mr. 公式サイト

② BULK HOMME (バルクオム)

特徴 「THE BASIC」をコンセプトに、男性の肌にとって本当に必要なものは何かを追求。高い保湿力と心地よい使用感が魅力。
おすすめの肌質・年代 全ての肌質 / 20代〜40代
価格帯 ミドル

本質を追求した、上質なベーシックスキンケア
世界中の男性から支持される「バルクオム」は、製品の“中身(バルク)”に徹底的にこだわったブランドです。共通成分として、リンゴ果実培養細胞エキスや温泉水などを配合し、肌にハリとうるおいを与えます。特に人気なのが、濃密な泡が作れる洗顔料と、肌なじみの良い化粧水、ベタつかないのにしっかり保湿する乳液の3点セット。洗練されたパッケージデザインと、爽やかなフローラルフルーティの香りも、毎日のスキンケアを特別な時間に変えてくれます。参照:BULK HOMME 公式サイト

③ Kiehl’s (キールズ)

特徴 1851年、ニューヨークの調剤薬局として創業。科学、薬学、ハーブの知識を基に開発された、効果と安全性を追求した製品。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、混合肌 / 20代〜40代
価格帯 ミドル〜デパコス

皮膚科学に基づく高機能スキンケア
調剤薬局をルーツに持つ「キールズ」は、天然由来成分を配合した効果的な製品で知られています。メンズラインも充実しており、特に「キールズ フュール フェイシャル フュール」シリーズは、カフェインやビタミンなどを配合し、肌をすっきりとリフレッシュさせてくれると人気です。さっぱりとした使用感のジェル洗顔や、清涼感のある化粧水が、活力のある健やかな肌へと導きます。乾燥肌向けの保湿クリーム「UFCクリーム」も男女問わず絶大な人気を誇ります。参照:Kiehl’s 公式サイト

④ CLINIQUE FOR MEN (クリニーク フォー メン)

特徴 皮膚科医の指導のもと開発された、アレルギーテスト済みの製品(全ての方にアレルギーが起きないというわけではない)。肌質別に選べる3ステップスキンケア。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌 / 20代〜50代
価格帯 ミドル〜デパコス

皮膚科学から生まれた、信頼のスキンケア
「クリニーク」は、皮膚科学の視点から製品を開発するコスメブランドです。メンズラインの「クリニーク フォー メン」は、肌タイプに合わせて製品を選べるのが大きな特徴。洗顔、角質ケア ローション、乳液のシンプルな3ステップで、個々の肌悩みに的確にアプローチします。特に、拭き取りタイプの「エクスフォリエーティング トニック」は、古い角質や汚れを取り除き、肌を清潔でなめらかな状態に整えます。無香料で肌への負担が少ない処方も魅力です。参照:CLINIQUE FOR MEN 公式サイト

⑤ THREE (スリー)

特徴 国産原料にこだわったナチュラルな処方と、精油をブレンドした心地よい香りが特徴。心・からだ・肌のバランスを整えるホリスティックケア。
おすすめの肌質・年代 全ての肌質 / 20代〜40代
価格帯 デパコス

精油の香りに癒される、ホリスティックケア
天然由来成分とサイエンスを融合させた「THREE」。メンズラインの「フォー・メン ジェントリング」シリーズは、男性特有の肌悩みにアプローチしながら、精油の豊かな香りで心まで満たしてくれます。泡立ちの良い洗顔フォーム、みずみずしいローション、さらりとしたエマルジョン(乳液)が、ベタつきと乾燥を繰り返す肌のバランスを整えます。スタイリッシュなパッケージも所有欲を満たしてくれます。参照:THREE 公式サイト

⑥ SHISEIDO MEN (シセイドウ メン)

特徴 資生堂の長年の皮膚科学研究を結集。生命感あふれる、しなやかな肌へ導く高機能エイジングケア。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、混合肌 / 30代〜50代以降
価格帯 デパコス

日本のトップブランドが送る、先進エイジングケア
世界に誇る日本の化粧品メーカー、資生堂が展開する「SHISEIDO MEN」。先進のテクノロジーを駆使し、乾燥や肌荒れはもちろん、エイジングサインにも本格的にアプローチします。クリーミーな泡で肌をしっとり洗い上げる洗顔料や、うるおいを長時間キープする高機能な保湿液、目元の悩みに特化したアイクリームなど、多彩なラインナップが魅力です。確かな手応えを求める大人の男性におすすめです。参照:SHISEIDO MEN 公式サイト

⑦ 無印良品

特徴 岩手県釜石の天然水を使用した、シンプルで高品質なスキンケア。肌質や悩みに合わせて豊富なシリーズから選べる。
おすすめの肌質・年代 全ての肌質(特に敏感肌)/ 全年代
価格帯 プチプラ

究極のシンプルさと、確かな品質
ライフスタイルブランドとして人気の「無印良品」のスキンケアは、そのシンプルさと品質の高さで男女問わず支持されています。特に「敏感肌用シリーズ」は、デリケートな肌のために、香料、着色料、鉱物油、パラベン、アルコールを不使用に。肌保護成分としてスベリヒユエキス、保湿効果の高いグレープフルーツ種子エキスを配合。肌質や好みに合わせて「さっぱり」「しっとり」「高保湿」の3タイプから選べるのも嬉しいポイントです。圧倒的なコストパフォーマンスで、スキンケア初心者にも最適です。参照:無印良品 公式サイト

⑧ FANCL (ファンケル)

特徴 無添加化粧品で知られるファンケル。男性の複合的な肌悩みに応える「ファンケル メン」を展開。
おすすめの肌質・年代 混合肌、乾燥肌、敏感肌 / 30代〜50代
価格帯 プチプラ〜ミドル

無添加主義を貫く、肌への優しさ
防腐剤や香料などを一切使用しない無添加化粧品にこだわる「ファンケル」。メンズラインは、オールインワンタイプの「メン オールインワン スキンコンディショナー」が主力。化粧水、乳液、美容液の働きを1本に凝縮し、忙しい男性でも手軽に本格的なケアが可能です。「I さっぱり」と「II しっとり」の2タイプから肌質に合わせて選べます。シェービング後のデリケートな肌にも使いやすい処方です。参照:ファンケル メン 公式サイト

⑨ Curel (キュレル)

特徴 乾燥性敏感肌を考えたスキンケアブランド。肌の必須成分「セラミド」の働きを補い、うるおいを与える。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、敏感肌 / 全年代
価格帯 プチプラ

乾燥性敏感肌の救世主
花王が展開する「キュレル」は、乾燥によってバリア機能が低下しがちな敏感肌のために開発されたブランドです。「セラミドケア」をコンセプトに、肌のうるおいを保つセラミドの働きを効果的に補います。メンズ向けラインはありませんが、「皮脂トラブルケアシリーズ」は、ベタつきとカサつきを繰り返す乾燥性敏感肌におすすめ。弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリー(エチルアルコール無添加)で、肌荒れを防ぐ有効成分(抗炎症剤)も配合されています。参照:Curel 公式サイト

⑩ NIVEA MEN (ニベアメン)

特徴 ドイツのバイヤスドルフ社が誇るスキンケアブランド。ドラッグストアで手軽に購入でき、幅広い年代の男性の肌悩みに対応。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、脂性肌 / 20代〜50代以降
価格帯 プチプラ

いつでもそばにある、信頼のスキンケア
青い缶でおなじみのニベアから生まれたメンズライン「ニベアメン」。手頃な価格ながら、確かな品質で幅広い層から支持されています。乾燥、テカリ、エイジングケア、シミ対策など、悩みに合わせたシリーズ展開が魅力。特にエイジングケアラインの「アクティブエイジ」シリーズは、ハリとツヤのある健康的な肌に導く成分を配合。毎日のシェービング後にも使えるローションやバームが人気です。参照:NIVEA MEN 公式サイト

⑪ LUCIDO (ルシード)

特徴 40代からの男性の肌悩みに特化。テカリ、カサつき、シミなど、年齢とともに気になる悩みにトータルでアプローチ。
おすすめの肌質・年代 脂性肌、乾燥肌 / 40代以降
価格帯 プチプラ

40歳からのミドルエイジに
マンダムが展開する「ルシード」は、40代以降の男性が抱える特有の肌悩みにフォーカスしたブランドです。年齢とともに変化する肌の水分・油分バランスに着目し、ベタつかずにしっかりうるおす処方を採用。「薬用トータルケア」シリーズは、1本で年齢肌の7つの悩み(カサつき、シミ、テカリ、乾燥小じわなど)にまとめて対応できるオールインワンタイプが人気で、忙しいミドルエイジの男性にぴったりです。参照:LUCIDO 公式サイト

⑫ QUATTRO BOTANICO (クワトロボタニコ)

特徴 4種の植物エキスを配合した、大人の男性のためのボタニカルスキンケア。肌への効果と、心地よい天然精油の香りを両立。
おすすめの肌質・年代 混合肌、乾燥肌 / 30代〜40代
価格帯 ミドル

植物の力で、大人の肌を整える
「クワトロボタニコ」は、植物の力に着目した国産のメンズスキンケアブランドです。ビルベリー葉エキスなど、厳選された4種の植物エキスをキー成分として配合。乾燥、ハリ不足、皮脂、毛穴といった大人の男性が抱えがちな4大肌悩みにアプローチします。化粧水と乳液、美容液の機能が1本になったオールインワンローション「ボタニカル ローション & アフターシェーブ」が代表的な製品で、その手軽さと高い保湿力が人気を集めています。参照:QUATTRO BOTANICO 公式サイト

⑬ IPSA (イプサ)

特徴 独自の肌測定器「イプサライザー」によるカウンセリングで、一人ひとりの肌に合わせた最適なケアを提案。
おすすめの肌質・年代 全ての肌質 / 20代〜40代
価格帯 デパコス

究極のパーソナライズケア
「イプサ」は、”自ら美しくなろうとする肌の生命力”に着目し、個々の肌に合わせたレシピを提案するユニークなブランドです。メンズ専用ラインはありませんが、そのコンセプトは男性にも高く評価されています。特に有名なのが、17種類から自分の肌にぴったりの1本を選べる化粧液「ME(エム・イー)」。肌の酸素レベルや皮脂分泌力などを測定し、最適なタイプを提案してくれます。自分の肌を深く知りたい方におすすめです。参照:IPSA 公式サイト

⑭ Lab Series (ラボシリーズ)

特徴 メンズスキンケアのパイオニア的存在。先進のテクノロジーと研究に基づき、男性の肌に特化したソリューションを提供。
おすすめの肌質・年代 脂性肌、混合肌、乾燥肌 / 20代〜50代以降
価格帯 デパコス

男性肌研究のフロンティア
1987年に誕生した「ラボシリーズ」は、男性特有の肌とライフスタイルの研究を専門に行う、メンズスキンケアの先駆的ブランドです。洗顔、化粧水、保湿、スペシャルケアと、目的別に製品が体系化されており、自分の悩みに合わせて選びやすいのが特徴。さっぱりとした使用感でうるおいを与える「ウォーター ローション RE」や、エイジングケアに特化した「マックス LS」シリーズなど、高機能な製品が揃っています。参照:Lab Series 公式サイト

⑮ Aesop (イソップ)

特徴 オーストラリア・メルボルン発。研究を重ねた植物由来成分と非植物由来成分を使用。洗練された香りとデザインが魅力。
おすすめの肌質・年代 全ての肌質 / 20代〜40代
価格帯 デパコス

五感で楽しむスキンケア
「イソップ」は、その効果的な製品と、知性を感じさせるミニマルなデザイン、そして心地よい香りで世界中にファンを持つブランドです。メンズ専用ラインはありませんが、多くの製品がユニセックスで使えます。特に、パセリシードエキスを配合した「アンチ オキシダント」シリーズは、肌を健やかに保つ働きで人気。店舗での丁寧なコンサルテーションも魅力の一つで、自分の肌に合った製品をじっくり選びたい方におすすめです。参照:Aesop 公式サイト

⑯ ZIGEN (ジゲン)

特徴 環境と肌への優しさを追求した、純国産メンズコスメブランド。ヒト型セラミドなどの高機能成分を配合。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、混合肌、敏感肌 / 20代〜40代
価格帯 ミドル

高機能とエコを両立する次世代スキンケア
「ZIGEN」は、”大人カッコイイ”をコンセプトに、製品の成分だけでなく環境への配慮も重視するブランドです。主力製品である「オールインワン フェイスジェル」は、化粧水・乳液・美容液・クリームの4役をこなし、保湿成分として高価なヒト型セラミドを複数種配合。ベタつかないのに驚くほどの保湿力を実現しています。合成香料、合成着色料、パラベン、アルコールなどを不使用とした低刺激設計も特徴です。参照:ZIGEN 公式サイト

⑰ Magnifique (マニフィーク)

特徴 KOSÉが手掛けるメンズケアブランド。大自然の恵みを取り入れた、心地よい香りと使用感が特徴。
おすすめの肌質・年代 混合肌、脂性肌 / 20代〜30代
価格帯 プチプラ

自然の恵みで、肌と心を整える
化粧品メーカーのコーセーが展開する「マニフィーク」は、植物由来の保湿成分を配合し、自然の力で肌をケアするブランドです。洗顔から保湿、BBクリームまでラインナップが豊富。特に、化粧水・乳液・美容液が1つになった「モイスチュアライジング ジェル」は、みずみずしい使い心地で手軽に保湿ケアが完了します。洗練されたフローラルウッディの香りも好評です。参照:Magnifique 公式サイト

⑱ BOTCHAN (ボッチャン)

特徴 「“男らしく”を脱け出そう。」をコンセプトに、ジェンダーレスな視点で作られたスキンケア。ポップでユニークなパッケージが目を引く。
おすすめの肌質・年代 全ての肌質 / 10代〜30代
価格帯 ミドル

既成概念を超える、新感覚スキンケア
固定観念にとらわれない自由な発想が魅力の「ボッチャン」。天然植物由来成分にこだわり、肌への優しさと確かな手応えを両立しています。カラフルで遊び心のあるパッケージは、毎日のケアを楽しくしてくれます。美容液と化粧水の機能を兼ね備えた「フォレストトナー」や、肌なじみの良い「フラワーモイスチャライザー」など、ユニークな製品が揃っています。シトラスフォレストの爽やかな香りも特徴です。参照:BOTCHAN 公式サイト

⑲ NULL (ヌル)

特徴 日本人男性の肌質を研究し、開発されたメンズコスメブランド。BBクリームや除毛クリームなど、悩みに特化したアイテムが人気。
おすすめの肌質・年代 混合肌、脂性肌 / 20代〜30代
価格帯 ミドル

男性の”隠れた悩み”に応える
「NULL」は、スキンケアだけでなく、BBクリームやコンシーラーといったメイクアップアイテムにも力を入れているのが特徴です。肌をケアしながら、気になる部分を自然にカバーしたいというニーズに応えます。スキンケアでは、化粧水・乳液・美容液・クリームの4役をこなす「オールインワンジェル」が人気。有効成分を配合し、ニキビや肌荒れを防ぐ効果も期待できます。爽やかなシトラス系の香りも好評です。参照:NULL 公式サイト

⑳ HOLO BELL (ホロベル)

特徴 「シンプルかつ高機能」を追求した国産メンズスキンケア。保湿に徹底的にこだわり、20種類以上のアミノ酸やヒト型セラミドなどを配合。
おすすめの肌質・年代 乾燥肌、混合肌 / 20代〜40代
価格帯 ミドル

保湿を極めた、高機能オールインワン
「HOLO BELL」は、特に保湿力にこだわって開発されたブランドです。主力製品の「トータルスキンケア保湿ジェル」は、これ1本でスキンケアが完了するオールインワンタイプ。保湿成分として、ヒト型セラミド3種、スーパーヒアルロン酸、4MSKなどを贅沢に配合し、サラッとした使用感ながら、長時間うるおいが持続します。トライアルセットも用意されており、気軽に試せるのも魅力です。参照:HOLO BELL 公式サイト

【年代別】おすすめのメンズスキンケアブランド

20選の中から、特に各年代の肌悩みにマッチするブランドをピックアップしました。ライフステージに合わせたスキンケア選びの参考にしてください。

10代・20代におすすめのブランド

皮脂分泌が活発で、ニキビやテカリに悩みがちなこの年代。さっぱりとした使用感で、皮脂をコントロールし、ニキビを防ぐケアが重要です。

  • ORBIS Mr. (オルビス ミスター): ベタつくのにカサつく肌のバランスを整える処方。シンプルなステップで続けやすい。
  • 無印良品 (敏感肌用シリーズ): 圧倒的なコストパフォーマンスと肌への優しさ。スキンケア初心者の第一歩として最適。
  • BOTCHAN (ボッチャン): ジェンダーレスで楽しいスキンケア体験。ポップなデザインと天然由来成分が魅力。

30代におすすめのブランド

肌質の変化を感じ始める30代。乾燥対策を本格化させ、水分と油分のバランスを整える保湿ケアが鍵となります。

  • BULK HOMME (バルクオム): 高い保湿力と心地よい使用感。スキンケアへのこだわりが出てくる年代にぴったり。
  • QUATTRO BOTANICO (クワトロボタニコ): オールインワンで手軽ながら、植物の力で大人の複合的な悩みにアプローチ。
  • Kiehl’s (キールズ): 科学に基づいた確かな効果。乾燥や肌の活力不足など、具体的な悩みに応える製品が見つかる。

40代・50代以降におすすめのブランド

シミ、シワ、たるみといったエイジングサインが気になり始めるこの年代には、保湿に加えて、本格的なエイジングケアができる高機能なブランドがおすすめです。

  • SHISEIDO MEN (シセイドウ メン): 資生堂の先進技術を結集。ハリ不足やシワといった年齢サインに本気で向き合いたい方に。
  • Lab Series (ラボシリーズ): メンズスキンケアのパイオニア。長年の研究に裏打ちされた、エイジングケア製品が充実。
  • LUCIDO (ルシード): 40代以降の男性の肌を徹底研究。コストを抑えつつ、ミドルエイジの悩みに特化したケアが可能。

【肌質・肌悩み別】おすすめのメンズスキンケアブランド

自分の肌質や悩みに合ったブランドを選ぶことが、スキンケア成功への近道です。ここでは、肌タイプ別に最適なブランドをご紹介します。

乾燥肌におすすめのブランド

常にカサつき、つっぱり感がある乾燥肌には、とにかく保湿力の高いブランドを選びましょう。

  • Curel (キュレル): 乾燥性敏感肌向け。セラミドケアで肌のバリア機能をサポート。
  • ZIGEN (ジゲン): ヒト型セラミドを贅沢に配合。ベタつかないのに高い保湿力を実現。
  • HOLO BELL (ホロベル): 保湿成分を豊富に配合したオールインワンジェルが人気。乾燥対策を徹底したい方に。

脂性肌(オイリー肌)におすすめのブランド

テカリやベタつき、ニキビが気になる脂性肌には、皮脂をコントロールし、さっぱりとした使用感のブランドが適しています。

  • ORBIS Mr. (オルビス ミスター): 皮脂が多く乾燥しがちな肌に。オイルカット処方でベタつかない。
  • Magnifique (マニフィーク): みずみずしいジェルで、さっぱりと保湿。Tゾーンのテカリが気になる方に。
  • NULL (ヌル): ニキビ予防もできるオールインワンジェル。さっぱりとした使用感が好みの方に。

混合肌におすすめのブランド

Tゾーンはベタつくのに頬は乾燥する混合肌には、水分と油分のバランスを整えてくれるブランドがおすすめです。

  • BULK HOMME (バルクオム): 優れた水分・油分バランスで、複雑な混合肌を健やかな状態に導く。
  • QUATTRO BOTANICO (クワトロボタニコ): 1本でベタつきと乾燥の両方にアプローチ。手軽さと機能性を両立。
  • IPSA (イプサ): 肌測定に基づき最適な1本を提案。自分だけのケアで肌バランスを整えたい方に。

敏感肌におすすめのブランド

少しの刺激でも肌トラブルを起こしやすい敏感肌には、低刺激処方にこだわったブランドを選びましょう。

  • 無印良品 (敏感肌用シリーズ): アルコールフリーなど、デリケートな肌への配慮がされた処方。
  • Curel (キュレル): 医師も推奨する乾燥性敏感肌向けブランド。肌荒れを防ぐ成分も配合。
  • FANCL (ファンケル): 徹底した無添加処方。防腐剤や香料に敏感な肌でも使いやすい。

ニキビが気になる方におすすめのブランド

ニキビの原因となるアクネ菌へのアプローチや、炎症を抑える成分が配合された薬用(医薬部外品)のスキンケアが効果的です。

  • ORBIS Mr. (オルビス ミスター): シリーズの一部製品にニキビや肌荒れを防ぐ有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合。
  • NULL (ヌル): オールインワンジェルに、ニキビ・肌荒れを防ぐ有効成分を配合。
  • Curel (皮脂トラブルケアシリーズ): 過剰な皮脂による肌荒れやニキビを防ぐ設計。

【価格帯別】おすすめのメンズスキンケアブランド

スキンケアは継続が力。無理なく続けられる価格帯から選ぶのも賢い方法です。

【プチプラ】初めてでも試しやすい人気ブランド

1アイテムあたり3,000円以下で購入できる、コストパフォーマンスに優れたブランドです。

  • 無印良品: シンプルな処方と圧倒的な価格で、スキンケア入門に最適。
  • NIVEA MEN (ニベアメン): ドラッグストアで手軽に購入可能。悩みに合わせたラインナップが魅力。
  • LUCIDO (ルシード): 40代からの悩みに特化しつつ、続けやすい価格を実現。

【デパコス】特別なケアやプレゼントにおすすめの高級ブランド

1アイテム5,000円以上が目安。先進技術やこだわりの成分、上質な使用感が魅力です。

  • SHISEIDO MEN (シセイドウ メン): 本格的なエイジングケアを求めるなら。確かな手応えが期待できる。
  • THREE (スリー): 天然精油の香りとスタイリッシュなデザインで、ケアの時間を豊かにする。
  • Aesop (イソップ): 洗練された世界観。自分へのご褒美や、センスの良いギフトとして。

メンズスキンケアに関するよくある質問

メンズスキンケアはいつから始めるべき?、女性用のスキンケア製品を使ってもいい?、オールインワンジェルだけでも効果はある?、スキンケアの正しい順番をもう一度教えて、日焼け止めは毎日塗るべき?

最後に、メンズスキンケアを始めるにあたって多くの方が抱く疑問にお答えします。

メンズスキンケアはいつから始めるべき?

A. 肌の悩みが気になり始めた時が、スキンケアの始め時です。

明確に「何歳から」という決まりはありません。皮脂が増え始める思春期から、乾燥やエイジングサインが気になりだす30代、40代まで、始めるタイミングは人それぞれです。しかし、肌の老化の約8割は紫外線による「光老化」と言われており、ダメージは日々蓄積されていきます。早ければ早いほど、将来の肌にとってプラスになることは間違いありません。特に、洗顔と保湿、そして日焼け止めによる紫外線対策は、全年代にとって重要です。

女性用のスキンケア製品を使ってもいい?

A. 使っても問題ありませんが、男性特有の肌悩みを考えるならメンズ用がおすすめです。

基本的な成分に大きな違いはないため、女性用の製品を使っても肌に害があるわけではありません。しかし、前述の通り、男性の肌は「皮脂が多く、水分が少ない」という特徴があります。多くのメンズ用スキンケア製品は、この男性特有の肌質に合わせて、さっぱりとした使用感でありながら保湿力も確保するような処方になっています。また、シェービング後のケアを考慮した成分が配合されていたり、男性が好む香り付けがされていたりすることも多いです。より快適で効果的なケアを求めるなら、メンズ用製品を選ぶのが良いでしょう。

オールインワンジェルだけでも効果はある?

A. はい、効果は期待できます。特にスキンケア初心者や忙しい方におすすめです。

オールインワンジェルは、化粧水、乳液、美容液などの機能が1つにまとまった便利なアイテムです。「スキンケアは面倒だけど、何かしなければ」と感じている方にとっては、手軽に保湿ケアを習慣化できるという大きなメリットがあります。近年は、保湿成分が豊富に配合された高機能な製品も増えています。
ただし、肌の状態に合わせてアイテムを使い分けたい、特定の悩みに集中的にアプローチしたいという場合は、化粧水、美容液、乳液とステップを分けた方が、よりきめ細かいケアが可能です。まずはオールインワンから始めて、慣れてきたらアイテムを増やしていくのも良い方法です。

スキンケアの正しい順番をもう一度教えて

A. 基本の順番は「①洗顔 → ②化粧水 → ③乳液・クリーム」です。朝は最後に「④日焼け止め」を加えます。

この順番には明確な理由があります。

  1. 洗顔: まずは汚れを落とし、肌を清潔な状態にします。
  2. 化粧水: 清潔になった肌に、まず水分(水溶性の成分)を補給します。
  3. 乳液・クリーム: 補給した水分が蒸発しないように、油分で蓋をします。
  4. 日焼け止め(朝のみ): 全てのケアが終わった後、紫外線から肌を守るバリアを作ります。

美容液を使う場合は、一般的に「②化粧水」と「③乳液・クリーム」の間に入れます。製品によって推奨される順番が異なる場合もあるため、パッケージの表示を確認しましょう。

日焼け止めは毎日塗るべき?

A. はい、季節や天候に関わらず、毎日塗ることを強くおすすめします。

紫外線は、晴れた夏の日だけでなく、曇りの日や冬、さらには室内にも窓を通して降り注いでいます。シミやシワ、たるみといった肌の老化の最大の原因は、この日々浴びる紫外線です。将来の肌への投資として、日焼け止めを塗ることを朝のスキンケアの習慣に組み込みましょう。最近は、白浮きしにくく、石鹸で落とせる男性向けの使いやすい日焼け止めも多く販売されています。


自分に合ったスキンケアブランドを見つけ、正しい方法でケアを続けることは、単に肌を美しくするだけでなく、自信を与え、日々の生活をより豊かにしてくれます。この記事が、あなたのスキンケアライフの第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。まずは気になるブランドのトライアルセットから試してみてはいかがでしょうか。