【2024年6月最新】メンズコスメ人気ランキング30選 ブランド別に紹介

メンズコスメ人気ランキング、ブランド別に紹介

近年、男性の美容意識は飛躍的に高まり、メンズコスメ市場は大きな盛り上がりを見せています。かつては一部の美意識が高い男性のものであったコスメは、今やビジネスシーンでの好印象やプライベートの充実のために、多くの男性が当たり前に使用するアイテムへと変化しました。しかし、市場の拡大に伴い、ブランドやアイテムの種類も爆発的に増加。何から手をつけて良いのか、自分に合った製品はどれなのか、と悩んでいる方も少なくないでしょう。

この記事では、メンズコスメの基本から、肌質や年齢、目的に合わせた選び方、そして2024年最新の人気ブランドランキング30選まで、網羅的に詳しく解説します。スキンケアの正しい手順やメイクの基本、購入場所、よくある質問にもお答えし、メンズコスメ初心者はもちろん、すでに利用しているけれど他のアイテムも試してみたいという方にも役立つ情報をお届けします。

この記事を読めば、あなたにぴったりのメンズコスメが見つかり、自信に満ちた毎日を送るための一歩を踏み出せるはずです。

メンズコスメとは?

メンズコスメとは?

「メンズコスメ」という言葉を耳にする機会は増えましたが、具体的にどのようなものを指し、なぜ今これほどまでに注目されているのでしょうか。この章では、メンズコスメの基本的な定義から、市場の背景、そして使用するメリットについて深掘りしていきます。

まず、メンズコスメとは、男性の肌質やライフスタイル、好みを考慮して開発された化粧品全般を指します。これには、肌を清潔に保ち、健やかに整える「スキンケアアイテム」から、肌の色ムラを整えたり、気になる部分をカバーしたりする「ベースメイクアイテム」、さらには眉や唇に色を加えて印象をシャープにする「ポイントメイクアイテム」まで、幅広い製品が含まれます。

なぜ、女性用(レディースコスメ)とは別に「男性用」として製品が開発されるのでしょうか。その最大の理由は、男性と女性の肌質には生物学的な違いがあるからです。一般的に、男性の肌は女性に比べて以下のような特徴を持っています。

  • 皮脂分泌量が多い: 男性ホルモンの影響で、皮脂の分泌量が女性の約2〜3倍と言われています。これにより、肌がテカりやすく、毛穴が詰まってニキビなどの肌トラブルが起こりやすい傾向にあります。
  • 水分量が少ない: 肌の水分蒸散量が多く、角層の水分量は女性の半分以下というデータもあります。皮脂は多いのに内部は乾燥している「インナードライ」状態に陥りやすいのが特徴です。
  • 肌が厚い: 男性は女性よりも肌の角層が厚く、キメが粗い傾向にあります。
  • 日々のシェービングによるダメージ: 毎日の髭剃りによって、肌表面の角層が削られ、バリア機能が低下しがちです。これにより、肌が敏感に傾いたり、乾燥しやすくなったりします。

こうした男性特有の肌悩みに対応するため、メンズコスメは開発されています。例えば、過剰な皮脂を抑制する成分が配合されていたり、ベタつかないさっぱりとした使用感でありながら保湿力は高かったり、シェービング後の肌を整える成分が含まれていたりします。また、パッケージデザインも黒やシルバーを基調としたシンプルでスタイリッシュなものが多く、香りもシトラスやウッド系など、男性が好む爽やかで落ち着いた香りが採用される傾向にあります。

このメンズコスメ市場が活況を呈している背景には、いくつかの社会的要因が考えられます。第一に、男性の美意識の向上です。SNSの普及により、誰もが他者の視線を意識する機会が増え、清潔感や健康的な見た目が、社会生活における重要な要素であるという認識が広まりました。特に、オンライン会議が一般化したことで、画面に映る自分の顔を客観的に見る機会が増え、肌のコンディションや顔色を気にする男性が増えたことも大きな要因です.

第二に、ジェンダーレスな価値観の浸透も挙げられます。「美容は女性のもの」という固定観念は薄れ、性別に関わらず誰もが自分らしさを追求し、自己表現の一環としてコスメを楽しむ時代になりました。

メンズコスメを使用するメリットは多岐にわたります。最も分かりやすいのは「第一印象の向上」です。清潔感のある健康的な肌は、ビジネスシーンでの信頼感や、プライベートでの好感度を高める上で非常に有効です。肌のテカリや青髭、クマなどが整えられているだけで、相手に与える印象は大きく変わります。

さらに、肌トラブルの予防・改善も大きなメリットです。自分の肌質に合ったスキンケアを継続することで、ニキビや乾燥、カミソリ負けといった日々の悩みを軽減し、健やかな肌状態を維持できます。また、30代以降になると気になり始めるシミやシワ、たるみといったエイジングサインに対しても、早期からケアを始めることで、その進行を緩やかにすることが期待できます。

そして何より、自分自身の自信につながるという内面的なメリットは計り知れません。肌のコンディションが良いと気分が上がり、何事にも前向きに取り組めるようになります。コスメは、単に外見を整えるだけでなく、自己肯定感を高め、日々の生活にハリを与えてくれる強力なツールとなり得るのです。

このように、メンズコスメは一過性のトレンドではなく、現代を生きる男性の多様なニーズに応えるための、実用的かつ本質的なアイテムとして定着しつつあります。次の章では、数ある製品の中から自分に最適な一品を見つけ出すための「選び方」を具体的に解説していきます。

メンズコスメの選び方

アイテムの種類で選ぶ、自分の肌質に合わせて選ぶ、年齢に合ったものを選ぶ、価格帯で選ぶ、プレゼント用ならパッケージや特別感を重視

多種多様なメンズコスメの中から、自分にぴったりのアイテムを見つけることは、効果を実感し、楽しくケアを続けるための第一歩です。しかし、初心者にとっては「何から選べばいいのか分からない」というのが本音でしょう。ここでは、「アイテムの種類」「肌質」「年齢」「価格帯」「用途」という5つの視点から、失敗しないメンズコスメの選び方を詳しく解説します。

アイテムの種類で選ぶ

メンズコスメは、大きく「スキンケア」「ベースメイク」「ポイントメイク」の3つに分類できます。まずは、それぞれの役割を理解し、自分の目的や悩みに合わせて必要なアイテムを選びましょう。

アイテムカテゴリ 主な種類 主な役割
スキンケア 洗顔料、化粧水、乳液・クリーム、美容液、日焼け止め 肌を清潔にし、潤いを与え、紫外線などの外部刺激から守る、肌の土台作り
ベースメイク BBクリーム、ファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダー 肌の色ムラや毛穴、シミなどをカバーし、均一で綺麗な肌に見せる
ポイントメイク アイブロウ、リップクリーム(色付き)、アイシャドウ 眉や唇、目元などのパーツを整え、顔全体の印象をシャープにする

スキンケアアイテム

スキンケアは、全ての基本であり、最も重要なステップです。 健康的な肌の土台がなければ、メイクの仕上がりも悪くなります。

  • 洗顔料: 1日の汚れや余分な皮脂を落とすためのアイテム。男性は皮脂が多いため、洗浄力はありつつも、肌に必要な潤いを奪いすぎないものを選びましょう。スクラブ入りは毛穴汚れに効果的ですが、肌への刺激になることもあるため、週1〜2回のスペシャルケアとしての使用がおすすめです。
  • 化粧水(トナー): 洗顔後の肌に水分を補給し、肌を柔らかく整える役割。さっぱりタイプ、しっとりタイプなどテクスチャーも様々です。乾燥が気になる方は保湿成分(ヒアルロン酸、セラミドなど)が豊富なものを、ニキビが気になる方は抗炎症成分(グリチルリチン酸2Kなど)が配合されたものを選びましょう。
  • 乳液・クリーム: 化粧水で与えた水分が蒸発しないように、油分で蓋をする役割。ベタつきが苦手な男性は多いですが、水分保持のためには必須のアイテムです。夏場や脂性肌の方はさっぱりしたジェル状のものを、冬場や乾燥肌の方は保湿力の高いクリームタイプを選ぶなど、季節や肌質に合わせて使い分けるのがおすすめです。
  • 美容液(セラム): シミ予防、シワ改善、ニキビケアなど、特定の悩みに特化した高濃度の成分を配合したアイテム。基本的なスキンケアにプラスして、より積極的に肌悩みにアプローチしたい場合に使用します。
  • 日焼け止め: エイジングケアの観点から、性別や年齢を問わず全ての人に必須のアイテムです。 紫外線はシミやシワ、たるみの最大の原因となります。ベタつかず、白浮きしにくい男性向けの製品も多いため、年間を通して使用する習慣をつけましょう。

ベースメイクアイテム

ベースメイクは、肌を綺麗に見せ、清潔感を演出するためのアイテムです。「メイクバレしたくない」という男性には、自然な仕上がりのものが人気です。

  • BBクリーム: 美容液、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションなどの機能が一つになった多機能アイテム。手軽に肌の色ムラや毛穴、薄いシミなどをカバーできます。メンズメイク初心者が最初に試すアイテムとして最適です。
  • ファンデーション: BBクリームよりもカバー力が高く、色の選択肢も豊富。しっかりとしたカバー力や、より均一な肌色を求める方向けです。リキッド、クリーム、パウダー、クッションなど様々なタイプがあります。
  • コンシーラー: ニキビ跡や濃いシミ、目の下のクマなど、BBクリームやファンデーションだけでは隠しきれない部分をピンポイントでカバーするアイテム。スティックタイプやリキッドタイプがあります。
  • フェイスパウダー: ベースメイクの仕上げに使い、テカリを抑えてサラサラの肌をキープする役割。メイク崩れを防ぐ効果もあります。無色のものを選べば、メイク感が出にくく自然に仕上がります。

ポイントメイクアイテム

顔の特定のパーツを強調・補正し、印象を大きく変えることができるのがポイントメイクです。

  • アイブロウ: 眉毛を整えるだけで、顔全体の印象が引き締まり、清潔感や意思の強さを演出できます。 ペンシルタイプで足りない部分を描き足したり、パウダーで全体の形を整えたり、マスカラタイプで毛流れを整えたりします。
  • リップクリーム: 乾燥しがちな唇を保湿するだけでなく、ほんのり色が付くタイプを使えば、血色の良い健康的な印象を与えられます。
  • アイシャドウ: 主に目元に陰影をつけ、目を大きく見せたり、彫りを深く見せたりする効果があります。ブラウン系の肌なじみの良い色から始めると、自然で取り入れやすいでしょう。

自分の肌質に合わせて選ぶ

効果的なスキンケアを行うためには、自分の肌質を正しく理解することが不可欠です。洗顔後、何もつけずに10分ほど置いた後の肌の状態で、自分の肌質をチェックしてみましょう。

肌質 特徴 おすすめの成分・処方
乾燥肌 全体的にカサつき、つっぱり感がある。粉を吹くことも。 保湿成分: セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン
テクスチャー: とろみのある化粧水、こっくりしたクリーム
脂性肌 全体的にテカリ、ベタつきが気になる。ニキビができやすい。 皮脂抑制・抗炎症成分: ビタミンC誘導体、グリチルリチン酸2K
処方: ノンコメドジェニックテスト済み
混合肌 Tゾーン(額・鼻)はテカるが、Uゾーン(頬・あご)はカサつく。 保湿成分: ヒアルロン酸、セラミド(ベタつかないもの)
ケア方法: 部位ごとにアイテムを使い分けるか、全体に使えるバランスの良い保湿アイテムを選ぶ
敏感肌 刺激に弱く、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感が出やすい。 処方: 低刺激性、無香料、無着色、アルコールフリー、パラベンフリー、アレルギーテスト済み、パッチテスト済み

乾燥肌

肌の水分も油分も不足している状態。徹底した保湿ケアが最優先です。保湿成分として知られるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが豊富に含まれた、高保湿タイプの化粧水やクリームを選びましょう。アルコールが多く含まれている製品は、水分を蒸発させてしまうことがあるため避けた方が無難です。

脂性肌(オイリー肌)

皮脂分泌が過剰な状態。しかし、洗浄力の強すぎる洗顔料で皮脂を取りすぎると、かえって皮脂分泌が活発になることも。適度な洗浄力で、保湿もしっかり行うことが重要です。「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のある製品は、ニキビの元になりにくい処方なので、ニキビができやすい方におすすめです。ビタミンC誘導体は皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。

混合肌

多くの日本人男性がこのタイプに該当すると言われています。TゾーンのテカリとUゾーンの乾燥が混在するため、ケアが難しいと感じるかもしれません。基本的には「乾燥している部分」に合わせた保湿ケアを行うのが正解です。ベタつきにくいテクスチャーの保湿アイテムを選び、顔全体になじませた後、特に乾燥が気になる部分にだけクリームを重ね付けするといった工夫が有効です。

敏感肌

外部からの刺激に非常に弱い状態。シェービングや紫外線、花粉など、ささいなことで肌トラブルが起こりやすいです。化粧品を選ぶ際は、成分をしっかりチェックし、できるだけシンプルな処方のものを選びましょう。「アルコールフリー」「無香料」「無着色」「パラベンフリー」などの表記がある低刺激設計の製品がおすすめです。初めて使う製品は、必ず腕の内側などでパッチテストを行ってから顔に使用するようにしましょう。

年齢に合ったものを選ぶ

肌の悩みは、年齢と共に変化していきます。ライフステージに合わせたケアを取り入れることで、より効果的に肌を健やかに保てます。

10代・20代向け

皮脂分泌が最も活発な時期で、ニキビや毛穴の詰まりが主な悩みとなります。過剰な皮脂をコントロールし、肌を清潔に保つことが重要です。ニキビケアに特化した薬用タイプの洗顔料や化粧水がおすすめです。同時に、保湿を怠るとインナードライを招くため、さっぱりタイプの乳液やジェルで必ず保湿しましょう。また、この年代から日焼け止めを習慣にすることが、将来のシミ・シワ予防に繋がります。

30代・40代向け

仕事やプライベートで責任が増え、ストレスや生活習慣の乱れが肌に現れやすい年代です。乾燥、シミ、シワ、たるみといったエイジングサインが気になり始めます。保湿ケアを基本としながら、ナイアシンアミドやレチノール、ビタミンC誘導体といった、エイジングケア効果の期待できる成分が配合された美容液などをプラスするのがおすすめです。特に目元や口元は年齢が出やすいため、アイクリームなどのパーツケアを取り入れるのも良いでしょう。

50代以上向け

肌の水分量・皮脂量がともに減少し、乾燥が深刻化します。シワが深くなったり、たるみが目立ったりと、エイジングの悩みが複合的に現れる年代です。化粧水や美容液だけでなく、油分をしっかり補給できるリッチなテクスチャーのクリームが必須です。有効成分が凝縮された高機能なエイジングケアラインで、総合的にアプローチすることが求められます。

価格帯で選ぶ

メンズコスメの価格は、数百円で購入できるものから数万円するものまで様々です。予算や目的に合わせて選びましょう。

手軽に試せるプチプラコスメ

ドラッグストアやバラエティショップで1,000円前後〜2,000円程度で購入できる価格帯のコスメを指します。最大のメリットは、気軽に試せること。 初心者がまずメンズコスメの世界に足を踏み入れるのに最適です。品質が悪いというわけではなく、基本的な保湿や洗浄といった役割を十分に果たしてくれる製品が多くあります。

特別な日のためのデパコスコスメ

百貨店の化粧品カウンターなどで販売されている、比較的高価格帯(5,000円〜)のコスメです。独自の先進技術や希少な美容成分が配合されていることが多く、使用感や香り、パッケージデザインにもこだわりが感じられます。 本格的に肌悩みを改善したい方や、スキンケアの時間を特別なものにしたい方、自己投資として高品質なものを求める方におすすめです。

プレゼント用ならパッケージや特別感を重視

男性へのプレゼントとして、メンズコスメは非常に人気があります。贈る際は、中身の品質はもちろんですが、受け取った相手が喜ぶような「特別感」を演出することが大切です。
洗練されたデザインのパッケージを持つデパコスブランドは、ギフトに最適です。多くのブランドが、洗顔料や化粧水などをセットにしたギフトボックスを用意しており、見た目も華やかで喜ばれるでしょう。相手の肌質が分からない場合は、ハンドクリームや香りの良いボディソープ、誰でも使いやすいリップクリームなどが失敗しにくい選択肢です。

【2024年最新】メンズコスメ人気ブランドランキング30選

ここからは、現在市場で人気を集めているメンズコスメブランドを30選、それぞれの特徴とともにご紹介します。スキンケアからメイクアップまで、個性豊かなブランドが揃っていますので、あなたの目的や好みに合うブランドがきっと見つかるはずです。

① BULK HOMME(バルクオム)

“THE BASIC”をコンセプトに、男性の肌にとって本当に必要なものは何かを追求する日本のスキンケアブランド。シンプルながらも洗練されたパッケージと、品質に徹底的にこだわった製品で、メンズコスメ市場を牽引する存在です。特に、生せっけんのような濃密な泡が作れる洗顔料「THE FACE WASH」はブランドの象徴的なアイテム。リンゴ果実培養細胞エキスなど、保湿・整肌成分にもこだわり、本質的なスキンケアを求める20代〜40代の男性から絶大な支持を得ています。(参照:BULK HOMME公式サイト)

② ORBIS Mr.(オルビス ミスター)

化粧品会社オルビスが展開するメンズライン。「清潔感と若々しさの共存」をテーマに、ベタつくのにカサつくという男性特有の複合的な肌悩みにアプローチします。シンプルステップで完結する手軽さと、科学的根拠に基づいた確かな効果が魅力。特に、ジェル状のオールインワン保湿液「ミスター ローション」は、化粧水と保湿液の機能を兼ね備え、忙しい男性に人気です。無香料・無着色・アルコールフリーで、肌へのやさしさも考慮されています。(参照:オルビス公式サイト)

③ FIVEISM × THREE(ファイブイズム バイ スリー)

人気コスメブランド「THREE」から生まれた、業界でも先駆け的なメンズ総合コスメブランド。「個性」をコンセプトに、性別の垣根を越えた自己表現を提案しています。スキンケアはもちろん、ファンデーションやコンシーラー、アイシャドウ、ネイルなど、メイクアップアイテムのラインナップが非常に豊富なのが特徴。スタイリッシュなパッケージと、植物由来成分にこだわった処方で、ファッション感度の高い男性を中心に人気を集めています。(参照:FIVEISM × THREE公式サイト)

④ SHISEIDO MEN(シセイドウ メン)

日本の化粧品業界をリードする資生堂が、長年の男性皮膚科学研究の成果を結集させたメンズライン。先進のテクノロジーを駆使し、乾燥やエイジングサインといった男性の深刻な肌悩みに本格的にアプローチします。特に、美容液「アルティミューン パワライジング コンセントレート」は、ブランドを代表するアイテム。デパコスならではの上質な使用感と確かな手応えで、本気の肌改善を目指す30代以上の男性におすすめです。(参照:資生堂公式サイト)

⑤ LAB SERIES(ラボ シリーズ)

1987年に誕生した、メンズスキンケアのパイオニア的存在のブランド。皮膚科学に基づいた高性能な製品で、世界中の男性から信頼されています。エイジングケア、保湿、皮脂コントロールなど、悩み別のシリーズが充実しており、自分の肌状態に合わせて最適なケアを選べるのが強み。特に青いボトルの「ウォーター ローション RE」は、さっぱりとした使用感で、男性の肌に素早く潤いを届けます。(参照:LAB SERIES公式サイト)

⑥ BOTCHAN(ボッチャン)

「“男の子”の探求心」をコンセプトに、カラフルで遊び心あふれるパッケージが目を引く日本のブランド。天然植物由来成分をベースにした肌に優しい処方でありながら、スキンケア、ヘアケア、メイクアップまで幅広いアイテムを展開しています。見た目のポップさだけでなく、シトラスフォレストの爽やかな香りや、しっかりとした効果実感で、ジェンダーレスに愛用者を増やしています。(参照:BOTCHAN公式サイト)

⑦ KIEHL’S(キールズ)

1851年にニューヨークの調剤薬局として創業した歴史あるブランド。天然由来成分を配合した効果的な製品で、男女問わず世界中で人気です。メンズ専用ラインも充実しており、特にオイルコントロールライン「オイル エリミネーター」は、男性のテカリやベタつきの悩みに応えます。 人気の保湿クリーム「クリーム UFC」は、男性の乾燥肌にもおすすめです。(参照:Kiehl’s公式サイト)

⑧ 無印良品

シンプルなデザインと高品質な製品で人気の無印良品。スキンケアシリーズは、敏感肌用、エイジングケア用などラインナップが豊富で、性別を問わず多くの人に愛用されています。 特に「敏感肌用・高保湿タイプ」の化粧水は、大容量でコストパフォーマンスが高く、メンズコスメ初心者にも最適。全国の店舗で手軽に購入できるのも魅力です。(参照:無印良品公式サイト)

⑨ NUDO(ヌード)

メンズ向けBBクリームの先駆け的ブランド。「塗ってる感ゼロへ」をコンセプトに、男性がメイクすることへの心理的ハードルを下げる製品を展開しています。カバー力がありながらも、驚くほど自然な仕上がりのBBクリームは、青髭やニキビ跡、クマなどをナチュラルに隠したい男性から高い評価を得ています。オンライン販売が中心です。(参照:NUDO公式サイト)

⑩ DUO MEN(デュオメン)

クレンジングバームで有名な「DUO」のメンズライン。1品で5役(洗顔、トリートメント、角質ケア、マッサージ、シェービング)をこなす「ザ ウォッシュバーム」が看板商品。固形のバームが肌の上でとろけるユニークな使用感で、毛穴の黒ずみやザラつきをすっきり落とします。スキンケアの時間を効率化したい、でも効果には妥協したくないという男性にぴったりです。(参照:DUO MEN公式サイト)

⑪ CLINIQUE FOR MEN(クリニーク フォー メン)

皮膚科医の発想から生まれた「クリニーク」の男性向けライン。アレルギーテスト済み、100%無香料を掲げ、敏感肌の男性でも使いやすい製品を提供しています。洗顔、角質ケア、保湿のシンプルな3ステップケアを提唱しており、スキンケア初心者でも迷わず始められます。皮脂や汗に強い処方のコスメも多く、アクティブな男性にもおすすめです。(参照:CLINIQUE公式サイト)

⑫ LISSAGE MEN(リサージ メン)

カネボウ化粧品が展開するブランド。長年のコラーゲン研究を活かし、1本で化粧水と乳液の役割を果たす「スキンメインテナイザー」が特徴です。シェービング後の肌を整え、潤いを与えてハリのある肌へと導きます。香りの良さにも定評があり、スキンケアタイムをリラックスの時間にしたい男性に支持されています。(参照:LISSAGE公式サイト)

⑬ FANCL(ファンケル)

無添加化粧品で知られるファンケルのメンズライン「ファンケル メン」。防腐剤や香料などの添加物を使用せず、肌ストレスの原因にアプローチします。洗顔、オールインワン、ローション、乳液といったシンプルなラインナップで、日々のシェービングや紫外線でダメージを受けがちな男性の肌を優しくケアします。敏感肌の男性でも安心して使えるブランドです。(参照:ファンケル公式サイト)

⑭ uno(ウーノ)

資生堂が展開する、ドラッグストアなどで手軽に購入できるメンズコスメブランド。10代〜20代の若者を中心に、ヘアスタイリング剤からスキンケア、BBクリームまで幅広く支持されています。特に、1つで5役をこなすオールインワンクリーム「クリームパーフェクション」や、速攻で肌悩みをカバーする「フェイスカラークリエイター」は、手軽さと機能性の高さで人気です。(参照:uno公式サイト)

⑮ LIPPS BOY(リップスボーイ)

人気ヘアサロン「LIPPS」がプロデュースするメンズコスメブランド。「カッコよくを、簡単に。」をコンセプトに、ヘアワックスで培ったノウハウを活かしたメイクアップアイテムを展開しています。特に、ファンデーションやコンシーラー、アイブロウなど、サロン帰りのようなプロの仕上がりを自宅で再現できるアイテムが揃っており、若者からの支持が厚いです。(参照:LIPPS BOY公式サイト)

⑯ CHANEL(シャネル)

世界的ラグジュアリーブランド、シャネルが展開するメンズメイクアップライン「ボーイ ドゥ シャネル」。洗練された黒のパッケージと、エレガントな使用感は、まさに特別な一品。 ファンデーションやコンシーラー、リップクリーム、アイブロウペンシルなど、男性の魅力を引き出すための必須アイテムが揃います。自分へのご褒美や、大切な人へのギフトに最適です。(参照:CHANEL公式サイト)

⑰ DIOR(ディオール)

シャネルと並ぶラグジュアリーブランド、ディオールもメンズコスメに力を入れています。スキンケアライン「ディオール オム ダーモ システム」や、メイクアップ製品も展開。ファッションの世界観と連動した、モダンでスタイリッシュな製品が魅力です。特に香水「ソヴァージュ」の香りを採用したスキンケアアイテムは、香りを楽しみながらケアしたい男性に人気です。(参照:DIOR公式サイト)

⑱ VT COSMETICS(ブイティ コスメティックス)

韓国コスメブランドの中でも、特に日本で高い人気を誇るVT。独自のシカ成分「シカリオ™」を配合した「CICAシリーズ」は、肌荒れやニキビに悩む人々の救世主的存在です。緑のパッケージのシートマスクやクリームは、性別を問わず愛用されています。メンズ専用ラインではありませんが、鎮静効果が高いため、シェービング後の肌ケアや敏感肌の男性に非常におすすめです。(参照:VT COSMETICS公式サイト)

⑲ anua(アヌア)

「肌に休息を与える」をコンセプトにした韓国のスキンケアブランド。ドクダミエキスを77%配合した「ドクダミ77% スージングトナー」がSNSで話題となり、一躍人気ブランドに。 肌の鎮静効果に優れ、刺激によって揺らぎやすい肌を穏やかに整えます。こちらもメンズ専用ではありませんが、シンプルな処方と高い鎮静効果で、肌トラブルに悩む男性から支持されています。(参照:Anua公式サイト)

⑳ QUATTRO BOTANICO(クワトロボタニコ)

「枯れない男の肌メンテ」を掲げる、日本発のボタニカルスキンケアブランド。4種の植物エキスをキー成分とし、男性特有の肌悩み(乾燥、ハリ不足、皮脂、毛穴)に多角的にアプローチします。特に、化粧水と美容液、乳液の3役を1本に凝縮したオールインワン化粧水「ボタニカル ローション & アフターシェーブ」が人気。植物由来の優しい香りで、心地よいスキンケアが可能です。(参照:QUATTRO BOTANICO公式サイト)

㉑ THREE(スリー)

国産原料にこだわったナチュラルな処方で人気の「THREE」。メンズ専用ライン「フォー・メン ジェントリング」は、精油をはじめとする天然由来成分を贅沢に使用。心・からだ・肌のバランスを整えるというホリスティックなアプローチが特徴です。洗練された香りと使用感で、日々のスキンケアを癒やしの時間に変えてくれます。(参照:THREE公式サイト)

㉒ Magnifique(マニフィーク)

コーセーコスメポートが展開する、自然の恵みを取り入れたメンズコスメブランド。植物由来の保湿成分を配合し、大人の男性の肌と心を満たす上質なケアを提案します。ドラッグストアで購入できる手軽さながら、洗練された香りとデザイン、そして確かな品質で人気。スキンケアからBBクリームまで、トータルで揃えられます。(参照:Magnifique公式サイト)

㉓ ZIGEN(ジゲン)

環境と肌へのやさしさを追求する日本のメンズコスメブランド。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸といった高保湿成分を配合し、1本で化粧水、乳液、美容液、クリームの役割を果たす「オールインワンフェイスジェル」が看板商品。石油系界面活性剤やパラベンなどを使用しないこだわりの処方で、敏感肌の男性でも使いやすいのが特徴です。(参照:ZIGEN公式サイト)

㉔ GATSBY(ギャツビー)

マンダムが展開する、長年若者に愛され続けているメンズコスメブランド。ヘアスタイリング剤のイメージが強いですが、近年はスキンケアやメイクアップにも注力。特に「THE DESIGNER」シリーズは、Z世代のニーズに応える洗練されたデザインと機能性で注目されています。手頃な価格で最新のトレンドを取り入れたい若者に最適です。(参照:GATSBY公式サイト)

㉕ DTRT(ディーティーアールティー)

「DO THE RIGHT THING」の頭文字を取った、韓国発のメンズコスメブランド。男性の肌とライフスタイルを深く研究し、ユニークで効果的な製品を開発しています。BBクリームや洗顔料など、機能性の高いアイテムが揃っており、韓国の男性アイドルも愛用していることで知られています。ウィットに富んだ製品名やパッケージも魅力の一つです。(参照:DTRT公式サイト)

㉖ HMENZ(エイチメンズ)

品質にこだわりながらも、手に取りやすい価格を実現した日本のメンズコスメブランド。除毛クリームが特に有名ですが、スキンケアやヘアケア製品も充実しています。大容量の化粧水や、効果に特化した美容液など、コストパフォーマンスを重視する男性から支持を集めています。AmazonなどのECサイトを中心に展開しています。(参照:HMENZ公式サイト)

㉗ POLA(ポーラ)

エイジングケア研究のパイオニアであるポーラが展開するメンズライン「マージェンス」。ポーラ独自の美容成分を配合し、大人の男性が抱える複合的な肌悩みにアプローチします。上質な香りとテクスチャーで、ワンランク上のスキンケアを提供。清潔感と知性を感じさせる大人の男性を目指す方におすすめです。(参照:POLA公式サイト)

㉘ Aesop(イソップ)

オーストラリア・メルボルン発のスキンケアブランド。研究を重ねた植物由来成分と非植物由来成分を使用し、高い効果と心地よい使用感を両立させています。洗練されたミニマルなパッケージと、特徴的なアロマの香りで、世界中にファンを持つブランド。メンズ専用ラインはありませんが、多くの製品がユニセックスで使え、感度の高い男性から絶大な人気を誇ります。(参照:Aesop公式サイト)

㉙ IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)

オーガニックタオルで有名な今治のブランドですが、スキンケア製品も展開。「食べられるくらい安全」なオーガニック原料にこだわり、肌への負担を極限まで減らした製品作りをしています。極度の敏感肌の方や、本質的な安全性を求める方に選ばれています。ミニマルな成分構成で、肌本来の力を引き出すことを目指します。(参照:IKEUCHI ORGANIC公式サイト)

㉚ MOLTON BROWN(モルトンブラウン)

英国王室御用達のライフスタイルブランド。世界中から集めたエキゾチックな植物成分と、独創的な香りが特徴で、バス&ボディケア製品が特に有名です。メンズラインも展開しており、洗練された大人の男性にふさわしい上質なグルーミング体験を提供します。豊かな香りに包まれながら、日々のケアを楽しみたい方におすすめです。(参照:MOLTON BROWN公式サイト)

【部門別】メンズコスメのおすすめ

数多くのブランドの中から、特に目的別に選びたい方のために、「スキンケア」「ベースメイク」「プチプラ」「デパコス」「韓国コスメ」の5つの部門でおすすめのブランドをピックアップしてご紹介します。

【スキンケア部門】おすすめブランド

肌の土台を整えるスキンケア。肌悩みや目指す肌状態に合わせて、信頼できるブランドを選びましょう。

ブランド名 特徴 こんな人におすすめ
LAB SERIES(ラボ シリーズ) 皮膚科学に基づいた高性能スキンケア。悩み別シリーズが充実。 深刻な肌悩み(エイジング、乾燥など)に本格的に取り組みたい人。
ORBIS Mr.(オルビス ミスター) シンプルステップで男性特有の複合的な肌悩みにアプローチ。 忙しいけれど、効果的なスキンケアをしたい20代〜30代。
BULK HOMME(バルクオム) 本質を追求した高品質な製品。洗顔料が特に人気。 スキンケアにこだわりたい、本物志向の20代〜40代。
QUATTRO BOTANICO(クワトロボタニコ) 植物の力で大人の肌悩みにアプローチするオールインワンが人気。 手軽にエイジングケアを始めたい30代以上の男性。

スキンケアで最も重要なのは、自分の肌質に合った製品を選び、毎日継続することです。 例えば、本気でエイジングケアに取り組みたいならLAB SERIESSHISEIDO MEN、手軽に始めたいならORBIS Mr.QUATTRO BOTANICOのオールインワンがおすすめです。

【ベースメイク部門】おすすめブランド

清潔感を演出し、第一印象を格上げするベースメイク。自然な仕上がりが鍵となります。

ブランド名 特徴 こんな人におすすめ
FIVEISM × THREE メンズ総合コスメブランドの先駆け。豊富な色展開と高い品質。 メイクを楽しみたい、自分に合う色をしっかり選びたい人。
NUDO(ヌード) 「塗ってる感ゼロ」を追求したBBクリームが人気。 メイクバレしたくない、自然に肌を綺麗に見せたい初心者。
LIPPS BOY(リップスボーイ) 人気サロン発。プロ級の仕上がりを簡単に実現。 トレンドに敏感で、しっかりカバーしたい若者。
uno(ウーノ) 手頃な価格で手に入るBBクリーム。ドラッグストアで購入可能。 とにかく手軽にベースメイクを試してみたい学生や初心者。

メンズベースメイクのポイントは「やりすぎないこと」。 まずはNUDOunoのBBクリームから試してみて、慣れてきたらカバー力や色展開が豊富なFIVEISM × THREEにステップアップするのも良いでしょう。

【プチプラ部門】人気のブランド

気軽に試せて、コストパフォーマンスに優れたブランド。メンズコスメ入門に最適です。

ブランド名 特徴 こんな人におすすめ
無印良品 シンプルで高品質。敏感肌用など種類が豊富で大容量。 肌が弱い人、家族でシェアしたい人、コスパ重視の人。
uno(ウーノ) ドラッグストアで手軽に買える。オールインワンやBBクリームが人気。 スキンケアやメイクを手早く済ませたい学生や若手社会人。
GATSBY(ギャツビー) 若者向けトレンドを反映。スタイリッシュなデザインも魅力。 流行に敏感で、ファッション感覚でコスメを楽しみたい10代〜20代。
Magnifique(マニフィーク) プチプラながら上質な香りと使用感。大人向けの品質。 手頃な価格で、少しリッチな気分を味わいたい20代〜30代。

プチプラでも、基本的なケアをしっかり行える優れた製品はたくさんあります。 まずは無印良品のスキンケアやunoのオールインワンから始めて、メンズコスメの習慣をつけるのがおすすめです。

【デパコス部門】高級ブランド

上質な成分、洗練された使用感とデザイン。自分へのご褒美やギフトに最適なブランドです。

ブランド名 特徴 こんな人におすすめ
SHISEIDO MEN 資生堂の先進技術を結集。本格的なエイジングケアに。 本気で肌質を改善したい、確かな手応えを求める30代以上。
CHANEL(シャネル) 究極のラグジュアリー。所有する喜びも味わえる。 ステータスを重視する人、特別なギフトを探している人。
Aesop(イソップ) おしゃれなパッケージと癒やされる香り。ユニセックスで使える。 インテリアやライフスタイルにこだわりがある人。
LAB SERIES(ラボ シリーズ) メンズスキンケアのパイオニア。科学的根拠に基づく信頼性。 目的意識が高く、効果を最優先する人。

デパコスの魅力は、製品そのものの効果だけでなく、使うたびに気分が高まる「体験価値」にあります。百貨店のカウンターで専門スタッフに相談しながら選ぶのも、デパコスならではの楽しみ方です。

【韓国コスメ部門】注目のブランド

美容大国・韓国発のブランドは、ユニークな成分や高い機能性で世界的に注目されています。

ブランド名 特徴 こんな人におすすめ
VT COSMETICS CICA成分配合の鎮静ケアが人気。肌荒れに悩む人の定番。 ニキビやカミソリ負けなど、肌の赤みや荒れが気になる人。
anua(アヌア) ドクダミエキス配合の鎮静トナーが有名。シンプルな処方。 敏感肌で、刺激の少ないアイテムを探している人。
DTRT(ディーティーアールティー) 男性に特化した機能的なアイテム。スタイリッシュなデザイン。 韓国コスメ好きで、メンズ専用の本格的なアイテムを試したい人。

韓国コスメは、特定の肌悩みに特化した「鎮静ケア」や「角質ケア」に強いブランドが多いのが特徴です。肌トラブルに悩んでいる方は、一度試してみる価値があるでしょう。

メンズコスメの基本的な使い方と順番

洗顔で汚れを落とす、化粧水で水分を入れる、乳液・クリームで蓋をする、日焼け止めで肌を守る

せっかく良いコスメを手に入れても、使い方が間違っていては効果が半減してしまいます。ここでは、スキンケアとメイクの基本的な手順を、初心者にも分かりやすく解説します。

スキンケアの正しい手順

スキンケアは「汚れを落とす」→「水分を入れる」→「油分で蓋をする」という3つのステップが基本です。朝と夜、毎日続けることで肌は見違えるように変わります。

【朝・夜共通】

  1. ① 洗顔:
    • まず手を綺麗に洗い、顔をぬるま湯(32℃前後)で予洗いします。
    • 洗顔料を手に取り、しっかりと泡立てます。泡立てネットを使うと、誰でも簡単に濃密な泡が作れます。
    • 泡をクッションにして、肌の上を転がすように優しく洗います。 手が直接肌に触れないように、ゴシゴシこするのは絶対にNGです。
    • 皮脂の多いTゾーン(額・鼻)から洗い始め、頬やあご、最後に乾燥しやすい目元や口元を洗います。
    • すすぎは、ぬるま湯で20〜30回程度、髪の生え際やフェイスラインに泡が残らないように丁寧に行います。
  2. ② 化粧水:
    • 清潔なタオルで、顔を優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。
    • 500円玉大くらいの化粧水を手に取り、顔全体に優しくなじませます。
    • 手のひらで顔を包み込むように「ハンドプレス」して、じっくりと肌に浸透させます。パンパンと叩き込むのは肌への刺激になるのでやめましょう。
    • 乾燥が気になる部分には、重ね付けするのが効果的です。
  3. ③ 乳液・クリーム:
    • 10円玉大くらいの乳液(またはパール粒大のクリーム)を手に取ります。
    • 乾燥しやすい頬や口元からつけ始め、顔全体に優しく伸ばします。
    • ベタつきが気になるTゾーンは、薄めにつけるか、手に残った分をなじませる程度でOKです。
    • 最後に、化粧水と同様にハンドプレスでしっかりとなじませます。

【朝のみ追加】

  1. ④ 日焼け止め:
    • スキンケアの最後に、必ず日焼け止めを塗ります。
    • 製品に記載されている適量を手に取り、額、鼻、両頬、あごの5点に置きます。
    • 顔の中心から外側に向かって、ムラなく丁寧に伸ばします。
    • 首、耳、耳の後ろなども忘れずに塗りましょう。

メイクの基本的な手順

メンズメイクの基本は、肌を綺麗に見せるベースメイクと、印象を引き締めるアイブロウです。ここでは、BBクリームを使った最も基本的な手順を紹介します。

  1. ① スキンケア・日焼け止め:
    • 上記の手順でスキンケアを済ませ、肌を整えます。メイクのノリを良くし、乾燥崩れを防ぐための最も重要な土台作りです。日焼け止め効果のあるBBクリームを使う場合でも、紫外線対策を万全にするなら日焼け止めとの併用がおすすめです。
  2. ② BBクリーム:
    • パール粒1つ分くらいのBBクリームを手の甲に出します。
    • 額、鼻、両頬、あごの5点に置きます。
    • 指の腹を使って、顔の中心から外側に向かって、薄く均一に伸ばしていきます。 スポンジを使うと、よりムラなく綺麗に仕上がります。
    • フェイスラインは、首との色の差が出ないように、ぼかすように馴染ませます。
    • クマやニキビ跡など、特にカバーしたい部分には、少量を指でトントンと叩き込むように重ね付けします。
  3. ③ フェイスパウダー(任意):
    • テカリやメイク崩れが気になる方は、ベースメイクの仕上げにフェイスパウダーを使います。
    • パフやブラシにパウダーを取り、余分な粉を手の甲で払ってから、皮脂の出やすいTゾーンや顔全体に軽く押さえるようにつけます。
  4. ④ アイブロウ(眉):
    • まず、スクリューブラシで眉毛全体の毛流れを整えます。
    • アイブロウペンシルで、眉山から眉尻にかけて、足りない部分を1本1本描き足すように埋めていきます。
    • 最後に、再びスクリューブラシで描いた部分をぼかし、全体の毛流れを整えれば完成です。

【夜の必須ケア】

  • ⑤ クレンジング:
    • BBクリームや日焼け止めを使った日は、夜の洗顔前に必ず「クレンジング」を使ってメイクを落とす必要があります。洗顔料だけでは、メイクの油性成分は完全には落ちません。
    • クレンジング剤を乾いた手に取り、メイクと優しくなじませた後、ぬるま湯で洗い流してから、通常の洗顔を行います。

メンズコスメはどこで買える?主な購入場所

メンズコスメに興味を持ったら、次はどこで買うかが問題になります。購入場所によって品揃えやサービスが異なるため、それぞれの特徴を理解して自分に合った場所を選びましょう。

購入場所 メリット デメリット
薬局・ドラッグストア ・店舗数が多く、気軽に立ち寄れる
・プチプラブランドが豊富
・実際に商品を手に取れる
・デパコス系の取り扱いはほぼない
・専門的なアドバイスは受けにくい
バラエティショップ ・トレンドのコスメや話題の商品が多い
・テスターが充実している
・ユニークなブランドが見つかる
・店舗が都市部に集中している
・店員が特定のブランドに詳しいとは限らない
デパート・百貨店 ・専門知識豊富なBAに相談できる
・肌診断を受けられる場合がある
・高級ブランド(デパコス)が揃う
・価格帯が高い
・気軽に立ち寄りにくいと感じる人もいる
公式オンラインストア・ECサイト ・品揃えが最も豊富
・限定セットやお得なキャンペーンがある
・口コミを比較検討できる
・24時間いつでも購入可能
・実物や色味、香りを試せない
・送料がかかる場合がある

薬局・ドラッグストア

最も身近で手軽な購入場所です。unoやGATSBY、Magnifiqueといったプチプラブランドを中心に、基本的なスキンケアアイテムが揃っています。 仕事帰りや買い物のついでに気軽に立ち寄れるのが最大のメリット。メンズコスメ初心者が、まず洗顔料や化粧水などを試してみるのに最適です。

バラエティショップ(ロフトなど)

ロフトやプラザ、東急ハンズといったバラエティショップは、流行に敏感なブランドや、少し変わった面白いアイテムを見つけるのに適しています。BOTCHANやLIPPS BOYなどのブランドや、韓国コスメの一部も取り扱っていることが多いです。テスターが豊富に用意されているので、実際に色味や使用感を試しながら選べるのが嬉しいポイントです。

デパート・百貨店

SHISEIDO MENやLAB SERIES、CHANELといったデパコスブランドを購入するなら、デパートの化粧品カウンターが第一選択肢となります。最大のメリットは、ブランドの専門教育を受けたビューティーアドバイザー(BA)に直接相談できること。自分の肌悩みを伝えれば、最適な商品を提案してくれますし、正しい使い方もレクチャーしてもらえます。肌診断機を使って、客観的に自分の肌状態を知ることもできます。敷居が高いと感じるかもしれませんが、男性客も増えているため、臆せず相談してみましょう。

公式オンラインストア・ECサイト

品揃えの豊富さでは、オンラインストアが圧倒的です。 各ブランドの公式サイトでは、全商品がラインナップされているだけでなく、オンライン限定のキットやお得な定期購入プランが用意されていることもあります。Amazonや楽天市場などの大手ECモールも、多くのブランドを取り扱っており、口コミを比較しながら購入できるのが利点です。ただし、色味やテクスチャー、香りを直接確認できないというデメリットもあるため、初めて購入する製品の場合は、SNSやレビューサイトで入念に情報収集することをおすすめします。

メンズコスメに関するよくある質問

メンズコスメとレディースコスメの違い、プレゼントにメンズコスメはあり?、メンズメイク初心者は何から始めるべき?

最後に、メンズコスメに関して多くの人が抱く疑問について、Q&A形式でお答えします。

メンズコスメとレディースコスメの違いは?

A. 基本的な成分は同じものが多いですが、男性特有の肌質や好みに合わせて処方や使用感が調整されています。

前述の通り、男性の肌は女性に比べて「皮脂が多く、水分が少なく、厚い」という特徴があります。そのため、メンズコスメは以下のような工夫がされていることが多いです。

  • 使用感: 過剰な皮脂を考慮し、ベタつかないさっぱりとしたテクスチャーのものが多い。
  • 成分: 皮脂吸着成分や、シェービング後の肌荒れを防ぐ抗炎症成分が配合されていることがある。
  • 香り: シトラス、ハーブ、ウッド系など、爽やかで甘すぎない香りが主流。
  • パッケージ: シンプルでスタイリッシュ、機能的なデザインが多い。

結論として、肌質にさえ合えば、男性がレディースコスメを使っても、女性がメンズコスメを使っても全く問題はありません。 しかし、テカリやカミソリ負けといった男性特有の悩みを効率的にケアしたいのであれば、やはりメンズコスメを選ぶのが合理的と言えるでしょう。

プレゼントでメンズコスメを贈るのはあり?

A. 大いにありです。実用性が高く、自分ではなかなか買わない上質なものを贈ると非常に喜ばれます。

メンズコスメは、男性へのプレゼントとして近年非常に人気が高まっています。選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 相手の肌質が分からない場合: 洗顔料、ハンドクリーム、リップクリーム、ボディソープなど、肌質を問わず誰でも使いやすいアイテムが安全です。
  • 特別感を演出する: AesopやCHANEL、SHISEIDO MENといったデパコスブランドのギフトセットは、高級感があり、まず間違いなく喜ばれます。パッケージデザインがおしゃれなブランドを選ぶのがコツです。
  • 香りを考慮する: 香りの好みは人それぞれです。相手の好みが分からない場合は、香りが強すぎないものや、万人受けする爽やかなシトラス系の香りを選ぶと良いでしょう。

メンズメイク初心者は何から始めるべき?

A. まずは「日焼け止め」、次に「BBクリーム」と「アイブロウ」から始めるのがおすすめです。

いきなりフルメイクを目指す必要はありません。まずは、肌を綺麗に見せ、清潔感をアップさせるための最小限のステップから始めましょう。

  • ステップ0: スキンケア: メイク以前に、洗顔と保湿で肌の土台を整えることが最も重要です。
  • ステップ1: 日焼け止め: 肌を守るための必須アイテム。色が付かないタイプなら、メイク感ゼロで始められます。
  • ステップ2: BBクリーム: 1本で日焼け止め、下地、ファンデーションの役割を果たすBBクリームは、初心者最強の味方です。 青髭、ニキビ跡、クマなどを自然にカバーするだけで、顔全体の印象が格段にアップします。
  • ステップ3: アイブロウ(眉): 眉毛を整えるだけで、顔が引き締まり、意思の強そうな知的な印象になります。ペンシルで少し描き足すだけでも効果は絶大です。

この「日焼け止め・BBクリーム・アイブロウ」の3つが、メンズメイクの三種の神器と言えるでしょう。まずはこの3点から、無理なく取り入れられるものに挑戦してみてください。

まとめ

この記事では、メンズコスメの基本から選び方、人気ブランド30選、そして具体的な使い方まで、幅広く解説してきました。

メンズコスメは、もはや一部の特別な人のためだけのものではありません。清潔感を高めてビジネスやプライベートでの第一印象を向上させたり、肌悩みを解決して自信を持ったり、エイジングケアで若々しさを保ったりと、現代を生きる男性のライフスタイルをより豊かに、前向きにするための強力なツールです。

数多くの製品の中から自分に最適なものを選ぶためには、

  • アイテムの種類(スキンケアか、メイクか)
  • 自分の肌質(乾燥肌、脂性肌など)
  • 年齢に応じた悩み
  • 価格帯(プチプラか、デパコスか)
  • 用途(自分用か、プレゼントか)

といった視点を持つことが重要です。

何から始めていいか分からないという方は、まず毎日の洗顔と保湿という基本的なスキンケアから習慣にしてみましょう。肌の土台が整うだけで、その変化に驚くはずです。次のステップとして、自然に肌を補正してくれるBBクリームや、顔の印象を劇的に変えるアイブロウに挑戦してみることをおすすめします。

メンズコスメの世界は奥深く、探求すればするほど新しい発見や楽しみがあります。この記事が、あなたが自分にぴったりのメンズコスメと出会い、新たな自分を発見するための一助となれば幸いです。さあ、最初の一歩を踏み出し、自信に満ちた毎日を手に入れましょう。