「オンライン会議で自分の顔のクマが気になる」「大事な商談の日にニキビができてしまった」「剃り跡の青ひげを隠して清潔感を出したい」。このような肌の悩みは、多くの男性が一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。かつては女性のものというイメージが強かったメイクですが、近年では男性のスキンケアやメイクへの関心が急速に高まっています。特に、気になる部分だけをピンポイントでカバーできる「メンズコンシーラー」は、メイク初心者でも手軽に取り入れられるアイテムとして注目を集めています。
コンシーラーを一つ持っているだけで、急な肌トラブルにもスマートに対応でき、いつでも清潔感のある自信に満ちた印象を演出できます。しかし、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎてどれがいいかわからない」「ファンデーションとの違いは?」「どう使えばバレずに隠せるの?」といった疑問が次々と浮かんでくるかもしれません。
この記事では、メンズコンシーラーの基本的な知識から、初心者でも失敗しない選び方、そしてニキビ跡やクマ、青ひげといった悩み別の具体的な使い方まで、網羅的に詳しく解説します。さらに、2024年の最新情報に基づいたおすすめのメンズコンシーラー15選も厳選してご紹介します。
この記事を最後まで読めば、あなたにぴったりのコンシーラーを見つけ、その効果を最大限に引き出す方法がすべてわかります。 コンシーラーを味方につけて、肌悩みを自信に変え、ビジネスやプライベートでの第一印象をさらに向上させましょう。
目次
メンズコンシーラーとは?
メンズコンシーラーとは、男性の肌悩み(ニキビ跡、クマ、シミ、青ひげなど)を局所的にカバーするために作られた化粧品です。ファンデーションのように顔全体に塗るのではなく、気になる部分にだけ「隠す(conceal)」ことを目的としています。男性の肌は、女性に比べて皮脂分泌が多く、肌の水分量が少ない傾向にあります。また、ひげ剃りによる肌への負担も日常的にかかります。メンズコンシーラーは、こうした男性特有の肌質やライフスタイルを考慮して開発されており、テカリにくく崩れにくい処方や、青ひげのような特有の悩みに対応した色展開が特徴です。
近年、ビジネスシーンでの身だしなみの一環として、またプライベートでの自己表現の手段として、男性がメイクをすることへの抵抗感は薄れつつあります。特に、オンライン会議の普及により、画面に映る自分の顔を意識する機会が増えたことも、メンズメイク市場の拡大を後押ししています。その中でもコンシーラーは、「フルメイクはハードルが高いけれど、肌の粗だけは隠したい」というニーズに応える最適なアイテムです。ファンデーションやBBクリームよりも手軽に、かつ効果的に肌をきれいに見せることができるため、メンズメイクの入門アイテムとして、多くの男性から支持を集めています。
コンシーラーを使うことは、単に肌の欠点を隠すだけではありません。肌が均一で綺麗に見えることで、相手に与える「清潔感」や「自己管理能力の高さ」といった印象を大きく左右します。結果として、自分に自信が持てるようになり、コミュニケーションや仕事のパフォーマンス向上にも繋がる可能性があります。このように、メンズコンシーラーは現代を生きる男性にとって、自身の魅力を高め、社会的な評価を向上させるための強力なツールとなり得るのです。
ファンデーションやBBクリームとの違い
メンズメイクのベースアイテムとしてよく名前が挙がる「コンシーラー」「ファンデーション」「BBクリーム」。これらはすべて肌を綺麗に見せるためのものですが、その目的や役割、カバー範囲には明確な違いがあります。それぞれの特徴を正しく理解し、自分の目的や肌の状態に合わせて使い分けることが、自然で効果的なベースメイクの鍵となります。
アイテムの種類 | 主な目的 | カバー範囲 | カバー力 | テクスチャー | おすすめのシーン |
---|---|---|---|---|---|
コンシーラー | 部分的な肌悩みを隠す | ピンポイント(点・線) | 高 | 硬め(スティック)〜柔らかめ(リキッド) | ニキビ跡、クマ、シミ、青ひげなどを集中的に隠したい時 |
ファンデーション | 顔全体の肌色を均一に整える | 顔全体(面) | 中〜高 | パウダー、リキッド、クリームなど多様 | 顔全体のくすみや色ムラを整え、フォーマルな印象にしたい時 |
BBクリーム | 保湿、日焼け止め、下地、ファンデーション等の多機能 | 顔全体(面) | 低〜中 | 比較的軽め | スキンケアの延長で、手軽に肌を整えたい時(時短メイク) |
コンシーラーの最大の特徴は、その「高いカバー力」と「局所的な使用」にあります。 ファンデーションやBBクリームが「面」で顔全体のトーンを整えるのに対し、コンシーラーは「点」や「線」で、特に隠したい部分を狙い撃ちします。そのため、テクスチャーは硬めで肌への密着度が高い製品が多く、ニキビ跡の赤みや頑固なクマ、濃いシミなどをしっかり隠すのに適しています。ファンデーションを塗っただけでは隠しきれない、より深刻な悩みに対応する「修正液」のような役割と考えると分かりやすいでしょう。
一方、ファンデーションは、顔全体の肌の色ムラやくすみをカバーし、均一で滑らかな肌質感を演出するのが主な目的です。カバー力は製品によって様々ですが、基本的には顔全体に塗るため、厚塗り感が出ないように調整されています。肌全体をトータルで美しく見せたい場合や、フォーマルな場に出る際など、より完成度の高い肌を目指す時に使用します。
そしてBBクリームは、「Blemish Balm(傷を修復する軟膏)」の略で、元々は肌の保護や再生を目的として開発されました。 現在では、保湿クリーム、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションなどの機能が一つになったオールインワンアイテムとして広く知られています。ファンデーションよりも薄付きでナチュラルな仕上がりが特徴で、スキンケアの延長のような感覚で手軽に使えるのが魅力です。「メイクしている感」は出したくないけれど、最低限の肌補正と紫外線対策はしたい、という方に最適です。
これらの関係性をまとめると、基本的な使い分けは以下のようになります。
- 軽い肌悩みや時短メイクをしたい場合: BBクリーム単体
- 気になる部分だけを隠したい場合: コンシーラー単体
- 顔全体を綺麗にしつつ、特に気になる部分もしっかり隠したい場合: BBクリームやファンデーションで全体を整えた後、コンシーラーで部分的にカバー
このように、それぞれのアイテムの特性を理解することで、自分のなりたい肌やその日の予定に合わせて最適な組み合わせを選ぶことができます。 メンズメイク初心者は、まず最も気になる悩みをカバーできるコンシーラーから試してみるのが、失敗が少なく、効果を実感しやすいおすすめのスタート方法です。
メンズコンシーラーを使う3つのメリット
コンシーラーは、単に肌の欠点を隠すだけのアイテムではありません。それを戦略的に使うことで、見た目の印象を大きく向上させ、心理的な自信にも繋がる多くのメリットがあります。ここでは、メンズコンシーラーを使用することで得られる3つの大きなメリットについて詳しく解説します。
① 気になる肌悩みをピンポイントで隠せる
メンズコンシーラー最大のメリットは、ニキビ跡、クマ、シミ、青ひげといった特定の肌悩みを、狙った部分だけ効果的にカバーできる点にあります。 顔全体に何かを塗ることに抵抗がある男性でも、コンシーラーなら気になる箇所にだけ「ちょん」と乗せて馴染ませるだけで済むため、心理的なハードルが非常に低いのが特徴です。
例えば、大事なプレゼンの朝に、目立つ場所に赤いニキビができてしまったとします。このような時、コンシーラーがあれば、その赤みを的確に隠し、何事もなかったかのような肌を演出できます。ファンデーションやBBクリームでは、ニキビのような凹凸のあるトラブルを完全に隠すのは難しい場合がありますが、カバー力に特化したコンシーラーなら、少量でしっかりとカモフラージュが可能です。
また、睡眠不足や疲れが顕著に現れる目の下のクマも、コンシーラーが得意とする悩みの一つです。疲れた印象や不健康なイメージを与えがちなクマを隠すだけで、顔全体がパッと明るく、活気に満ちた表情に見えます。特に、青クマや茶クマといった色付きのクマには、補色効果のあるカラーコンシーラーを使うことで、より自然に、かつ効果的にカバーできます。
さらに、年齢と共に現れるシミや、毎日のひげ剃りで気になる青ひげも同様です。これらをコンシーラーでカバーすることで、肌のノイズが消え、均一で清潔感のある肌印象を作り出すことができます。
このように、コンシーラーは肌の「アラ」を隠す修正テープのような役割を果たします。 肌トラブルが一つ隠れるだけで、鏡を見るのが憂鬱でなくなったり、人との距離が近くなる場面でも自信を持って振る舞えたりと、精神的な安定にも大きく貢献します。この「ピンポイントで悩みを解決できる手軽さと確実性」こそ、コンシーラーが多くの男性に選ばれる最大の理由です。
② 清潔感のある印象を与えられる
ビジネスシーンやプライベートを問わず、第一印象において「清潔感」は非常に重要な要素です。 そして、その清潔感を左右する大きな要因の一つが「肌の状態」です。ヨレたシャツや寝癖のついた髪がだらしない印象を与えるのと同様に、ニキビやクマ、無精ひげなどが目立つ肌は、不健康で自己管理ができていないというネガティブなイメージに繋がってしまう可能性があります。
メンズコンシーラーは、こうした肌のノイズを隠し、均一で整った肌に見せることで、手軽に清潔感を格上げできる強力なツールです。例えば、採用面接や大切な商談の場面を想像してみてください。同じ能力を持つ二人の人物がいた場合、肌が荒れている人よりも、肌が綺麗で健康的に見える人の方が、より「信頼できそう」「仕事もきっちりこなしそう」という好印象を与えやすいことは、想像に難くありません。
これは単なるイメージの問題だけではありません。肌の状態は、その人の生活習慣や健康状態を映す鏡とも言われます。肌が整っているということは、規則正しい生活を送り、自分自身のコンディション管理に気を配っている証と受け取られることがあるのです。
コンシーラーを使ってクマを隠せば、活き活きとしたエネルギッシュな印象に。ニキビ跡や赤みをカバーすれば、落ち着いた誠実な印象に。青ひげを補正すれば、若々しく爽やかな印象になります。これらの小さな変化の積み重ねが、あなた自身の「清潔感」というブランドイメージを構築し、対人関係において大きなアドバンテージを生み出します。
メイクをしていることを悟られる必要はありません。むしろ、コンシーラーの目的は「塗っていることをバレずに、元から肌が綺麗な人だと思わせる」ことです。この「見えない身だしなみ」こそが、周囲に洗練された大人の男性という印象を与え、あなたの評価を内面だけでなく外面からも高めてくれるのです。
③ メイクに時間をかけずに肌をきれいに見せられる
「肌を綺麗に見せたいけれど、毎朝メイクに時間をかけるのは面倒だ」と感じる男性は少なくないでしょう。スキンケアから始まり、下地、ファンデーション、パウダーと続くフルメイクは、確かに時間と手間がかかります。しかし、コンシーGatsbyーであれば、わずか数分で気になる悩みをカバーし、肌の印象を格段に向上させることができます。
コンシーラーの基本的な使い方は、洗顔や保湿といった普段のスキンケアの後、隠したい部分に直接塗り、指やブラシでトントンと馴染ませるだけ。顔全体に塗る必要がないため、非常にスピーディーに完結します。 例えば、カバーしたいのが目の下のクマと数カ所のニキビ跡だけなら、慣れてしまえば1〜2分もかからずに仕上げることが可能です。
この「時短性」と「手軽さ」は、忙しい現代の男性にとって非常に大きなメリットです。朝の貴重な時間を数分確保するだけで、一日中自信の持てる肌で過ごせるのですから、そのコストパフォーマンスは計り知れません。
また、ファンデーションやBBクリームのように顔全体に塗るアイテムは、塗りムラができてしまったり、首との色の差が目立ってしまったりと、初心者には少しテクニックが必要な場合があります。その点、コンシーラーは塗る範囲が狭いため、こうした失敗が起こりにくいのも魅力です。
スティックタイプやペンタイプのコンシーラーなら、ポーチやカバンのポケットに忍ばせておけば、外出先で気になった時にサッと直すこともできます。例えば、夕方になってクマが目立ってきた時や、大事な予定の前に鏡を見てニキビが気になった時でも、トイレなどで手軽にリタッチが可能です。
このように、メンズコンシーラーは「効果の高さ」と「手間の少なさ」を両立した、非常に効率の良いアイテムです。メイクへのハードルを下げ、誰でも簡単に「なりたい肌」を手に入れることができる。これが、コンシーラーがメンズメイクの入り口として最適であり、多くの人に支持される理由なのです。
初心者でも失敗しないメンズコンシーラーの選び方
自分に合ったコンシーラーを見つけることが、自然で効果的なカバーへの第一歩です。しかし、市場には様々な種類や色のコンシーラーがあり、初心者はどれを選べば良いか迷ってしまうでしょう。ここでは、「肌の悩み」「コンシーラーのタイプ」「色」「機能性」という4つの視点から、失敗しないメンズコンシーラーの選び方を徹底的に解説します。
肌の悩みで選ぶ
コンシーラー選びで最も重要なのは、「自分が何を隠したいのか」を明確にすることです。悩みによって最適なコンシーラーのテクスチャーや色が異なるため、まずは自分の肌と向き合うことから始めましょう。
ニキビ・ニキビ跡
炎症を起こしている赤いニキビや、色素沈着した茶色いニキビ跡には、カバー力が高く、肌にしっかり密着する硬めのテクスチャーのコンシーラーがおすすめです。具体的には、スティックタイプやペンシルタイプが適しています。これらのタイプは油分が少なく、ピンポイントで乗せやすいため、周囲に広げすぎることなく的確にカバーできます。
また、ニキビはデリケートな状態のため、肌への優しさも考慮したいポイントです。グリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分や、サリチル酸などの殺菌成分が配合された「薬用コンシーラー」を選ぶと、メイクしながらニキビケアも期待できます。 逆に、油分が多いリキッドタイプやクリームタイプは、毛穴を塞いでニキビを悪化させてしまう可能性があるので、避けた方が無難です。
色選びでは、ニキビの赤みを打ち消す「グリーン系」のコントロールカラーを仕込んでから、肌色のコンシーラーを重ねると、より自然に隠すことができます。
クマ(青クマ・茶クマ・黒クマ)
目の下のクマは、その原因によって「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類に大別され、それぞれに適したコンシーラーが異なります。
- 青クマ: 睡眠不足や血行不良が原因で、皮膚の下の毛細血管が透けて見える状態です。血色感を補うために、青の補色である「オレンジ系」や「ピンク系」のコンシーラーが最も効果的です。 目の下の皮膚は非常に薄く、よく動く部分なので、テクスチャーは伸びが良く、乾燥しにくいリキッドタイプやクリームタイプを選びましょう。
- 茶クマ: 紫外線や摩擦による色素沈着が原因です。シミやくすみと同じ茶色系の悩みなので、肌の色ムラを補正する「イエロー系」のコンシーラーがおすすめです。 これも皮膚の薄い部分なので、リキッドタイプやクリームタイプが適しています。UVカット効果のある製品を選ぶと、新たな色素沈着の予防にも繋がります。
- 黒クマ: 加齢によるたるみや骨格の凹凸によって、目の下に影ができて黒く見える状態です。これは色ではなく影なので、コンシーラーで色を隠すというよりは、光で影を飛ばすアプローチが有効です。 パールやラメが入った「明るめのベージュ」や「ハイライト効果」のあるコンシーラーを選び、影になっている部分に光を集めることで、ふっくらと見せることができます。
青ひげ
剃り跡が青黒く見える青ひげは、男性特有の悩みです。皮膚の下にある髭が透けて見えるのが原因で、通常の肌色のコンシーラーを塗るだけでは、かえって灰色っぽく浮いてしまうことがあります。
青ひげを効果的に隠す鍵は、青クマと同様に「オレンジ系」のコントロールカラーで青みを打ち消すことです。 まずオレンジ色のコンシーラーを青ひげが気になる部分に薄く塗り、その上から自分の肌色に合ったコンシーラーを重ねる「2段階カバー」が基本です。
青ひげは広範囲に及ぶことが多いため、ある程度のカバー力と密着力が求められます。テクスチャーは、しっかりフィットするスティックタイプや、カバー力を調整しやすいクリームタイプがおすすめです。 時間が経つと髭が伸びてきてコンシーラーが浮きやすくなるため、キープ力の高い製品を選ぶことも重要です。
シミ・そばかす
シミやそばかすは、その大きさや濃さ、範囲によって最適なコンシーラーが異なります。
- 小さくて濃いシミ・ホクロ: ペンシルタイプや硬めのスティックタイプで、隠したい部分だけをピンポイントで狙い撃ちするのが効果的です。周りの肌に広げすぎないように、慎重にカバーしましょう。
- 広範囲に広がる薄いシミ・そばかす: リキッドタイプや柔らかめのクリームタイプで、広範囲に薄く伸ばしてカバーするのが自然です。厚塗りするとかえって目立ってしまうため、素肌感を残しつつ、色ムラを整える程度に留めるのがコツです。
色選びの基本は、自分の肌色よりワントーン暗めの色を選ぶことです。明るい色を選ぶと、その部分だけが白く浮いてしまい、逆にシミを目立たせてしまうので注意が必要です。
コンシーラーのタイプで選ぶ
コンシーラーには様々な形状(タイプ)があり、それぞれにテクスチャー、カバー力、得意な悩みが異なります。特徴を理解し、自分の目的や肌質に合ったものを選びましょう。
タイプ | カバー力 | テクスチャー | メリット | デメリット | おすすめの悩み・肌質 |
---|---|---|---|---|---|
スティック | 高 | 硬め・固形 | 密着度が高く崩れにくい。携帯に便利。 | 厚塗りになりやすい。乾燥しやすい。 | ニキビ跡、濃いシミ、青ひげ / オイリー肌 |
リキッド | 低〜中 | 液体・柔らかめ | 薄付きで自然な仕上がり。伸びが良い。 | カバー力はやや劣る。 | クマ、口元のくすみ、広範囲のシミ / 乾燥肌 |
クリーム | 中〜高 | クリーム状 | カバー力と保湿力のバランスが良い。調整しやすい。 | ヨレやすい場合がある。ツールが必要なことも。 | クマ、シミ、青ひげなど万能 / 混合肌・普通肌 |
ペンシル | 非常に高い | 硬め・鉛筆状 | ピンポイントで狙いやすい。細かい部分に最適。 | 硬いため広範囲には不向き。 | 小さなシミ、ホクロ、ニキビ跡 |
スティックタイプ
口紅のような繰り出し式が一般的で、カバー力が最も高いタイプの一つです。 テクスチャーは硬めで、肌への密着力に優れているため、ニキビ跡や濃いシミ、青ひげといった、しっかりと隠したい悩みに最適です。直接肌に塗れる手軽さと携帯性の高さも魅力で、外出先でのメイク直しにも便利です。ただし、硬さゆえに厚塗りになりやすく、乾燥しやすいという側面もあるため、目元などの乾燥しやすい部分への使用は避けた方が良いでしょう。皮脂の多いオイリー肌の方におすすめです。
リキッドタイプ
チップやブラシで塗る液体状のコンシーラーです。水分量が多く、みずみずしく伸びが良いのが特徴で、薄付きでナチュラルな仕上がりが得られます。 目の下や口元など、皮膚が薄くよく動く部分に使っても、シワになりにくく自然に馴染みます。クマやくすみ、広範囲の薄いシミなどをふんわりとカバーするのに適しています。保湿力が高い製品が多いため、乾燥肌の方に特におすすめです。一方で、カバー力は他のタイプに比べてやや控えめです。
クリームタイプ
ジャーやパレットに入っているクリーム状のコンシーラーです。スティックタイプのカバー力と、リキッドタイプの保湿力・伸びの良さを兼ね備えた、バランスの取れたタイプと言えます。 指やブラシ、スポンジで塗る量を調整しやすく、重ね付けすることでカバー力を自由自在に変えられます。単色だけでなく、複数の色がセットされたパレットタイプも多く、肌悩みや部分に合わせて色を混ぜて使えるため、プロのような仕上がりを目指せます。様々な肌悩みや肌質に対応できる万能性が魅力です。
ペンシルタイプ
鉛筆のような形状で、先端が細くなっているのが特徴です。テクスチャーは硬く、非常に高いカバー力でピンポイントの悩みを的確に隠せます。 小さなシミやホクロ、ニキビ跡の中心部など、ごく狭い範囲を狙ってカバーしたい場合に最適です。眉の形を整えたり、口角のくすみを消したりといった、細かい修正にも役立ちます。ただし、硬くて伸びが悪いため、広範囲のカバーには全く向いていません。
色(カラー)で選ぶ
コンシーラー選びで最も失敗しやすいのが「色選び」です。色が肌に合っていないと、隠すどころか逆に悩みが目立ってしまいます。基本の選び方と、応用編である補色(コントロールカラー)の考え方をマスターしましょう。
基本は自分の肌色より少し暗めを選ぶ
コンシーラーの色を選ぶ際の鉄則は、「自分の肌色と全く同じか、ワントーン暗い色」を選ぶことです。特に、シミやニキビ跡といった茶色や赤黒い悩みを隠す場合、肌色より明るい色を乗せると、その部分だけが白く浮き上がり、まるで修正液で消したかのように不自然に見えてしまいます。暗めの色の方が、周りの肌色との境界線がぼかしやすく、自然に馴染みます。
色を試す際は、手の甲ではなく、顔と首の境目である「フェイスライン」に実際に塗ってみるのが最も確実です。 この部分の色が、顔全体の平均的な色に近いため、白浮きや色ぐすみを防ぐことができます。
【悩み別】補色(コントロールカラー)で選ぶ
より高度で効果的なカバーを目指すなら、「補色」の原理を利用するコントロールカラーの活用がおすすめです。補色とは、色相環で正反対に位置する色のことで、お互いの色を打ち消し合う効果があります。
悩みの色 | 補色(コントロールカラー) | 主な用途 |
---|---|---|
青み(青クマ、青ひげ) | オレンジ、ピーチ | 血色感をプラスし、青黒さを打ち消す |
赤み(ニキビ、小鼻の赤み) | グリーン | 赤みを中和し、落ち着いた色味に見せる |
茶色・黄み(茶クマ、シミ、くすみ) | イエロー、パープル | 黄ぐすみを補正し、肌に透明感を与える |
基本的な使い方は、まずコントロールカラーを隠したい部分に薄く仕込み、その上から肌色のコンシーラーを重ねるという手順です。 例えば、青ひげにはまずオレンジのコンシーラーを塗り、その上から肌色のコンシーラーを重ねることで、青みが透けるのを防ぎ、自然な肌色に補正できます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、このテクニックを習得すると、コンシーラーで隠せる悩みの幅が格段に広がります。
機能性で選ぶ
最後に、付加価値としての「機能性」にも注目してみましょう。ライフスタイルや肌質に合わせて選ぶことで、より快適にコンシーラーを使いこなせます。
日焼け止め効果(SPF/PA値)
シミやそばかすの主な原因は紫外線です。コンシーラーでシミを隠しても、その上から紫外線を浴びていては、シミがさらに濃くなるという悪循環に陥りかねません。日中にコンシーラーを使用する場合は、UVカット効果のある製品を選ぶのがおすすめです。
パッケージに記載されている「SPF」は肌を赤くするUV-B波を防ぐ効果、「PA」は肌の奥深くに届きシワやたるみの原因となるUV-A波を防ぐ効果を示します。日常生活であれば「SPF20〜30、PA++〜+++」程度あれば十分でしょう。日焼け止めを塗る習慣がない人でも、コンシーラーにUVカット効果があれば、手軽に紫外線対策ができます。
保湿成分の有無
目の周りや口元は乾燥しやすく、コンシーラーを塗ると時間と共にひび割れたり、シワが目立ったりすることがあります。乾燥が気になる部分に使う場合や、乾燥肌の方は、保湿成分が配合されている製品を選びましょう。
代表的な保湿成分には、「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」「スクワラン」「グリセリン」などがあります。これらの成分が配合されていると、メイク中も肌の潤いを保ち、乾燥によるメイク崩れを防いでくれます。
汗や皮脂への強さ(ウォータープルーフ)
夏場やスポーツをする時、また元々皮脂の分泌が多いオイリー肌の方は、汗や皮脂によるメイク崩れが気になります。そんな方には、「ウォータープルーフ」や「皮脂崩れ防止」といった表記のある、水や汗、皮脂に強いタイプのコンシーラーがおすすめです。 これらの製品は肌への密着力が高く、長時間きれいな状態をキープしてくれます。ただし、崩れにくい分、落とす際にはクレンジングが必須となる点には注意が必要です。
【悩み別】メンズコンシーラーの基本的な使い方とバレないコツ
せっかく自分に合ったコンシーラーを手に入れても、使い方が間違っていては効果が半減してしまいます。ここでは、メンズメイクの基本的な流れから、悩み別の具体的な隠し方、そして誰にもバレずに自然に仕上げるためのプロのコツまで、詳しく解説します。
メンズメイクの基本的な順番
コンシーラーをどのタイミングで使うかは、ベースメイクに何を使うかによって変わります。基本的な順番を覚えておきましょう。
【基本の順番】
- スキンケア(洗顔 → 化粧水 → 乳液・クリーム): メイク前の土台作り。肌をしっかり保湿することで、メイクのノリと持ちが格段にアップします。
- 日焼け止め: 紫外線は肌トラブルの元。スキンケアの一環として必ず塗りましょう。
- 化粧下地(プライマー): 毛穴の凹凸を滑らかにしたり、皮脂を抑えたり、肌色を補正したりする役割。メイクの仕上がりと持ちを良くします。
- ファンデーション or BBクリーム: 顔全体の肌色を整えます。
- コンシーラー: ファンデーションだけでは隠しきれない部分をカバーします。
- フェイスパウダー: 最後に顔全体にはたき、テカリを抑えてメイクを崩れにくくします。
【ポイント:コンシーラーのタイミング】
- パウダーファンデーションを使う場合: 下地 → コンシーラー → パウダーファンデーション の順番。コンシーラーの油分をファンデーションの粉が押さえてくれます。
- リキッド/クリームファンデーションやBBクリームを使う場合: 下地 → リキッドファンデ/BBクリーム → コンシーラー の順番。先にファンデで全体をカバーし、それでも隠れない部分にだけコンシーラーを重ねることで、厚塗りを防げます。
- コンシーラーしか使わない場合: スキンケア → (日焼け止め・下地) → コンシーラー → (フェイスパウダー) の順番になります。
コンシーラーを塗る前の準備
メイクの仕上がりは、その前のスキンケアで8割決まると言っても過言ではありません。特に男性は皮脂が多い一方で水分量が不足している「インナードライ肌」の人が多いため、保湿が重要です。
- 洗顔: 寝ている間の皮脂や汚れをしっかり落とします。
- 化粧水: 清潔な手のひらに500円玉大を取り、顔全体を優しく包み込むように馴染ませます。これを2〜3回繰り返すと、肌がもっちりと潤います。
- 乳液・クリーム: 化粧水で与えた水分が蒸発しないように、油分で蓋をします。ベタつくのが苦手な方は、さっぱりタイプの乳液やジェルを選びましょう。
このひと手間をかけるだけで、コンシーラーが肌にピタッと密着し、乾燥によるひび割れやヨレを防ぐことができます。
【ニキビ・ニキビ跡】の隠し方
炎症ニキビや色素沈着した跡を隠すには、ピンポイントでしっかりカバーすることが重要です。
- コンシーラーを乗せる: スティックコンシーラーの場合、隠したいニキビ跡より一回り大きく、直接ポンと置くように乗せます。リキッドやクリームの場合は、綿棒や細いブラシの先端に少量取って乗せます。
- 輪郭をぼかす: 清潔な薬指の腹を使い、コンシーラーの輪郭(フチ)だけを優しくトントンと叩き込むようにして、周りの肌との境目をぼかします。この時、中心部分は触らないのがポイント。中心を触るとカバー力が落ちてしまいます。
- パウダーで固定: 最後にフェイスパウダーを上から軽く押さえるように乗せると、コンシーラーが固定されて崩れにくくなります。
【バレないコツ】: 炎症して盛り上がっているニキビは、厚塗りすると逆に凹凸が目立ってしまいます。完璧に隠そうとせず、「赤みを抑える」程度に留めるのが自然に見せる秘訣です。
【クマ】の隠し方
疲れた印象を与えるクマは、範囲を広げすぎずに的確にカバーするのがコツです。
- コンシーラーを乗せる: リキッドやクリームタイプのコンシーラーを、クマが最も濃い部分(目のキワから1cmほど下)に、線を引くように3〜4点置きます。目のキワぎりぎりから塗ると、シワに入り込んでヨレやすくなるので避けましょう。
- 優しく叩き込む: 薬指の腹を使い、置いたコンシーラーを優しくトントンと叩き込むようにして馴染ませます。この時、左右にこすらないこと。摩擦は色素沈着の原因になり、カバー力も低下します。
- 範囲を広げすぎない: カバーする範囲は、クマのある部分だけに留めます。広範囲に伸ばしてしまうと、顔全体がのっぺりとした印象になってしまいます。
【バレないコツ】: 青クマの場合はオレンジ系、茶クマの場合はイエロー系のコントロールカラーを先に仕込んでおくと、少量のコンシーラーで驚くほど綺麗に隠せます。最後に何もついていないスポンジで軽く押さえると、余分な油分が取れてさらに自然になります。
【青ひげ】の隠し方
手強い青ひげは、色補正とカバーの2段階で攻略します。
- オレンジ系コンシーラーで補正: まず、オレンジ系のコントロールカラーやコンシーラーを、青ひげが気になる部分(口周りやあご、頬など)に薄く塗ります。指でトントンと叩き込み、青みを打ち消します。
- 肌色コンシーラーを重ねる: オレンジ色が隠れるように、上から自分の肌色に合ったコンシーラー(スティックやクリームタイプがおすすめ)を重ねます。
- スポンジで密着させる: 何もついていないメイクスポンジを使い、上から優しく叩き込んで、2色のコンシーラーを肌にしっかりと密着させます。スポンジを使うことで、余分なコンシーラーが吸収され、厚塗り感なく自然な仕上がりになります。
- パウダーで仕上げ: 最後にフェイスパウダーをはたくと、髭が伸びてきてもコンシーラーが浮きにくくなります。
【バレないコツ】: 髭は毎日伸びるため、時間が経つとコンシーラーが毛で押し上げられて浮いてくることがあります。カバーする前に、できるだけ深剃りしておくことが重要です。
【シミ・そばかす】の隠し方
シミやそばかすは、その濃さや範囲によってアプローチを変えます。
- 濃くて小さいシミ: ペンシルタイプやスティックタイプで、シミより一回り大きくコンシーラーを乗せ、輪郭だけを指でぼかします。
- 薄くて広範囲のそばかす: リキッドタイプやクリームタイプを指に取り、手の甲で一度量を調整してから、気になる部分に薄く叩き込むように伸ばします。完璧に隠そうとせず、肌全体のトーンが均一に見える程度に留めるのが、素肌感を残すコツです。
【バレないコツ】: シミを隠す場合、自分の肌色よりワントーン暗い色を選ぶのが鉄則です。明るい色を選ぶと、その部分だけが白浮きしてしまい、かえってシミが目立ちます。
メイクがバレないように自然に仕上げるコツ
最後に、どんな悩みにも共通する、自然な仕上がりのための универсальныйなコツをまとめます。
- 厚塗り厳禁、少量ずつ重ねる: 一度にたくさん塗ろうとせず、足りなければ少しずつ重ねる「レイヤリング」を意識しましょう。
- 境目を徹底的にぼかす: コンシーラーを塗った部分と塗っていない肌との境目がはっきりしていると、いかにも「塗ってます感」が出てしまいます。指やスポンジで丁寧にぼかしましょう。
- フェイスパウダーでテカリを抑える: コンシーラーの油分によるテカリは、メイクバレの大きな原因です。仕上げにフェイスパウダーを軽くはたくことで、マットで自然な肌質感を演出し、崩れも防げます。
- 自然光で確認する: 部屋の照明の下では綺麗に見えても、太陽光の下では厚塗りや色ムラが目立つことがあります。メイクの最終チェックは、窓際など自然光の入る場所で行うのが理想です。
これらの基本とコツをマスターすれば、誰にも気づかれることなく、あなたの肌悩みをスマートに解決できます。
【2024年最新】メンズコンシーラーのおすすめ15選
ここでは、2024年最新の情報に基づき、初心者から上級者まで満足できる人気のメンズコンシーラーを15アイテム厳選してご紹介します。タイプ、カバー力、色展開、機能性など、それぞれの特徴を詳しく解説しますので、あなたの悩みやライフスタイルにぴったりの一本を見つけてください。
① ORBIS Mr.(オルビス ミスター) / スポットシュート コンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
---|---|---|---|
リキッド(ペン型) | 全1色(00) | SPF20・PA++ | 光で飛ばして隠す、自然な仕上がり |
光を拡散する「ライティングレフパウダー」を配合し、クマやニキビ跡などの肌悩みを厚塗り感なく、光の効果で自然にカモフラージュするのが最大の特徴です。カチカチと回して使うペンタイプで、量の調整がしやすく、初心者でも簡単に扱えます。テクスチャーはみずみずしいリキッド状で、乾燥しがちな目元にもスッと馴染み、ヨレにくいです。SPF20・PA++のUVカット効果もあり、日中の紫外線対策もできます。これみよがしに「隠す」のではなく、素肌がきれいになったかのように「整える」という発想で、バレにくさを重視する方におすすめです。
(参照:オルビス公式サイト)
② NULL(ヌル) / コレクティブペン
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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リキッド(筆ペン型) | 全3色 | – | 青ひげ・クマに特化した色補正、美容成分配合 |
日本人男性の肌色を研究して開発された3色展開が魅力の筆ペン型コンシーラー。特に、青ひげや青クマを効果的に隠すために開発された「オレンジベージュ」は、補色効果で青みをしっかり打ち消し、自然な肌色に整えます。テクスチャーは伸びが良く、肌にピタッと密着。ヒアルロン酸やコラーゲンなど7種の美容成分を配合しており、メイクしながら肌をケアできるのも嬉しいポイントです。頑固な青ひげやクマに悩む方に、ぜひ試してほしい一本です。
(参照:NULL公式サイト)
③ LIPPS BOY(リップスボーイ) / スポットカバー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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クリーム | 全3色 | – | 高カバー力、ニキビ跡・シミに最適 |
人気ヘアサロン「LIPPS」がプロデュースするメンズコスメブランドのクリームコンシーラー。コンパクトなジャータイプで、指で直接取って使います。テクスチャーはやや硬めで、肌への密着力が非常に高く、気になるニキビ跡やシミ、クマをしっかりとカバーします。 指で量を調整しやすいため、カバーしたい度合いに応じて重ね付けが可能です。仕上がりはマットで、テカリにくいのも男性には嬉しいポイント。ピンポイントで隠したい悩みが明確な方、カバー力を最優先したい方におすすめです。
(参照:LIPPS BOY公式サイト)
④ FIVEISM × THREE(ファイブイズム バイ スリー) / コンシール バー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全6色 | SPF50+・PA++++ | 高いUVカット効果、豊富な色展開、植物由来成分 |
洗練されたデザインと品質で人気の「FIVEISM × THREE」のスティックコンシーラー。国内最高レベルのSPF50+・PA++++という高いUVカット機能を誇り、日中の紫外線から肌をしっかり守ります。植物オイルや植物エキスを配合し、滑らかな塗り心地と保湿力を両立。カバー力も高く、気になる部分に直接塗って指で馴染ませるだけで、プロが仕上げたような洗練された肌印象に。6色という豊富なカラーバリエーションで、自分の肌色にぴったりの色が見つかります。機能性もデザイン性も妥協したくない、本物志向の男性に最適です。
(参照:FIVEISM × THREE公式サイト)
⑤ MULC(ムルク) / ナチュラルカバーコンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全2色 | SPF31・PA++ | 自然なカバー力、バレにくさ追求、保湿成分配合 |
「バレない」ことを徹底的に追求して開発されたスティックコンシーラー。肌の上でスルスルと伸びるクリーミーなテクスチャーで、厚塗り感なく肌に溶け込みます。光を多方向に反射させるソフトフォーカスパウダーを配合しており、毛穴や肌の凹凸を自然にぼかしてくれます。 ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分に加え、CICA(ツボクサエキス)などの整肌成分も配合。メイクしながらスキンケア効果も期待できます。初めてコンシーラーを使う方でも、テクニックいらずで自然な仕上がりを実現できる一本です。
(参照:MULC公式サイト)
⑥ 資生堂メン / ターゲティッド ペンシル コンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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ペンシル | 全3色 | – | ピンポイントカバー、自然な仕上がり、男性の肌色研究 |
大手化粧品メーカー資生堂のメンズライン「資生堂メン」が送る、鉛筆型のコンシーラー。男性の肌色を徹底研究して設計された3色のカラー展開で、どんな肌色にも自然に馴染みます。 ペンシルタイプなので、小さなシミやニキビ跡、ホクロなどをピンポイントで的確にカバーするのに最適。硬すぎず柔らかすぎない絶妙な芯で、肌あたりも滑らかです。カバーした部分が浮かず、長時間自然な仕上がりが持続します。信頼の品質と、細部までこだわりたい男性のニーズに応える製品です。
(参照:資生堂公式サイト)
⑦ anlan(アンラン) / anlan メンズコンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全2色 | SPF25・PA++ | 高カバー&高密着、ウォータープルーフ |
美容家電でも知られるanlanのスティックコンシーラー。ひと塗りで気になる肌悩みをしっかり隠す高いカバー力と、肌にピタッとフィットする密着力が特徴です。 ウォータープルーフ処方で汗や水に強く、長時間崩れにくいのも魅力。ニキビ跡やシミ、青ひげまで幅広く対応します。テクスチャーはクリーミーで伸びが良く、厚塗り感が出にくい設計。手頃な価格帯でありながら、高いパフォーマンスを発揮するため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
(参照:anlan公式サイト)
⑧ THE FUTURE(ザ・フューチャー) / コンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全1色 | – | バレない自然な仕上がり、CICA成分配合 |
「未来のカッコいい」を創造するメンズコスメブランド「THE FUTURE」のスティックコンシーラー。光を操るパウダー配合で、塗った感がなく、素肌に溶け込むような自然な仕上がりを追求しています。 肌トラブルをケアするCICA(ツボクサエキス)や、肌のバリア機能をサポートするセラミドなどを配合し、肌への優しさにも配慮。テカリを抑える皮脂吸着パウダーも含まれており、サラサラな仕上がりが持続します。メイク初心者でも安心して使える、お守りのような一本です。
(参照:THE FUTURE公式サイト)
⑨ GATSBY(ギャツビー) / メンズ アイブローキット
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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クリーム(パレット) | 各1色 | – | 眉毛とコンシーラーのセット、色を混ぜて使える |
こちらは厳密にはアイブロウキットですが、中にクリームタイプのコンシーラーが含まれており、非常に実用的です。 眉を描くための濃淡2色のパウダーと、肌悩みを隠すコンシーラー、そしてツール(ブラシ&チップ)が一つのコンパクトに収まっています。コンシーラーは肌馴染みの良いベージュカラーで、ニキビ跡やクマなどを自然にカバー。眉を整えることで顔の印象は劇的に変わるため、コンシーラーと合わせて眉メイクも始めたい、という方にぴったりの一石二鳥なアイテムです。
(参照:GATSBY公式サイト)
⑩ 無印良品 / コンシーラー スティックタイプ
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全2色 | – | 肌への優しさ、保湿成分配合、シンプルな処方 |
シンプルなデザインと品質で人気の無印良品のコンシーラー。無香料・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリーで、肌への優しさにこだわって作られています。 カミツレ花エキスやホホバ種子油、シア脂などの植物性うるおい成分を配合しており、乾燥しにくいのが特徴。カバー力はナチュラルですが、肌にスッと馴染んで自然に色ムラを補正してくれます。手頃な価格で、全国の店舗で手軽に購入できるのも大きなメリット。敏感肌の方や、成分にこだわりたい方におすすめです。
(参照:無印良品公式サイト)
⑪ asev(アセヴ) / メンズコンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全2色 | SPF28・PA++ | ウォータープルーフ、石鹸オフ可能、美容成分配合 |
「隠す」だけでなく「肌をケアする」ことにも注力したスティックコンシーラー。ウォータープルーフで汗や皮脂に強いのに、石鹸で簡単にオフできるという手軽さが魅力です。ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドといった保湿成分に加え、ビタミンC誘導体や植物エキスなど12種類の美容成分を贅沢に配合。UVカット効果もあり、オールマイティに使えます。カバー力もしっかりあり、様々な肌悩みに対応。機能性と肌への優しさを両立したい方に最適な一本です。
(参照:asev公式サイト)
⑫ aono(アオノ) / aono for MEN コンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全2色 | SPF50+・PA++++ | 高いUVカット効果、青ひげ特化カラー、石鹸オフ |
青ひげやクマの「青」を隠すことに特化したブランド「aono」。このスティックコンシーラーも、青みを効果的に打ち消す「アプリコットオレンジ」と、自然に馴染む「ライトベージュ」の2色展開が特徴です。SPF50+・PA++++と国内最高値のUVカット効果を持ちながら、石鹸で落とせる肌に優しい処方を実現。セラミドやCICAなどの保湿・整肌成分も配合しています。頑固な青ひげに悩む男性の、強力な味方となってくれるでしょう。
(参照:aono公式サイト)
⑬ Magnifique(マニフィーク) / コンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全2色 | SPF25・PA++ | 自然由来成分、爽やかな香り、コーセープロデュース |
コーセーが手掛けるメンズコスメブランド「マニフィーク」。植物由来の保湿成分を配合し、自然の恵みで肌を整えることをコンセプトにしています。このスティックコンシーラーも、肌にスッと溶け込むように馴染み、気になる部分をナチュラルにカバーします。 べたつかずサラッとした使用感で、男性の肌質にマッチ。天然香料を配合した、爽やかで洗練されたフローラルウッディの香りも特徴で、使うたびに心地よい気分にさせてくれます。
(参照:Magnifique公式サイト)
⑭ POLA(ポーラ) / マージェンス マルチ コンシーラー
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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スティック | 全1色 | SPF20・PA++ | S-ヒアルロン酸配合、さらさらキープ、ニキビのもとになりにくい処方 |
大手化粧品メーカーPOLAのメンズライン「マージェンス」。男性の肌行動学に基づき、潤いを保ちながらもベタつかない、独自の処方を採用しています。このコンシーラーは、保湿成分S-ヒアルロン酸を配合し、乾燥を防ぎながら、皮脂吸着成分が過剰な皮脂を抑えてサラサラな肌をキープします。 カバー力と肌への馴染みやすさのバランスが良く、ニキビのもとになりにくい処方(ノンコメドジェニックテスト済み)なのも嬉しいポイント。品質と機能性を重視する大人の男性におすすめです。
(参照:ポーラ公式サイト)
⑮ BOTCHAN(ボッチャン) / スキンパーフェクター マット
タイプ | 色展開 | UVカット | 特徴 |
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クリーム | 全1色 | – | 色がつかない、光で毛穴・テカリ補正、ユニセックス |
厳密にはコンシーラーではありませんが、「肌を綺麗に見せる」という目的で非常にユニークなアプローチをするアイテムです。これは色がつかないクリームで、肌に塗ると光を乱反射させ、毛穴の凹凸やテカリ、小じわなどを目立たなくさせます。 「隠す」のではなく「ぼかす」ことで、まるで素肌そのものがランクアップしたかのような、フィルター効果が得られます。肌の色を問わず誰でも使え、メイクバレの心配は一切ありません。テカリや毛穴が気になる方、ごく自然な補正を求める方に最適です。
(参照:BOTCHAN公式サイト)
メンズコンシーラーに関するよくある質問
コンシーラーを使い始めるにあたって、多くの人が抱く疑問にお答えします。正しい知識を身につけて、安心してメンズメイクを楽しみましょう。
コンシーラーを使ったらクレンジングは必要?
はい、原則としてクレンジングは必要です。
コンシーラーには、肌への密着性を高めるための油性成分や、ウォータープルーフ機能を持つ成分が含まれています。これらの成分は、通常の洗顔料だけでは完全に落としきることが難しく、肌に残ってしまうと毛穴詰まりやニキビ、肌荒れの原因となります。
特に、カバー力が高いスティックタイプや、汗・皮脂に強いウォータープルーフタイプのコンシーラーを使用した日は、必ずクレンジングを行いましょう。クレンジングにはオイル、ミルク、ジェル、クリームなど様々なタイプがありますが、メイクの濃さや肌質に合わせて選ぶのがおすすめです。
- しっかりメイクの日: オイルクレンジング(洗浄力が高い)
- ナチュラルメイクの日や乾燥肌の方: ミルククレンジング、クリームクレンジング(肌への負担が少ない)
- 手軽さを重視する方: シートタイプのクレンジング
一部、「石鹸でオフできる」と明記されている製品もありますが、そうでない限りは「コンシーラーを使ったら夜はクレンジング+洗顔」と覚えておきましょう。正しい「落とすケア」までが、メイクの一部です。
コンシーラーはどこで売ってる?
メンズコンシーラーは、現在さまざまな場所で購入できます。
- ドラッグストア、薬局: マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局などの化粧品コーナー。手頃な価格帯のブランドが中心です。
- バラエティショップ: ロフト、東急ハンズ、PLAZAなど。トレンドのブランドや少しこだわりのあるアイテムが見つかります。
- 百貨店(デパート): 資生堂メンやFIVEISM × THREEなど、いわゆる「デパコス」ブランドのカウンター。専門のビューティーアドバイザーに相談しながら色を選べるのが最大のメリットです。
- ブランド公式サイト: 各ブランドの公式オンラインストア。限定品や最新情報がいち早く手に入ります。
- ECサイト: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど。品揃えが豊富で、口コミを比較しながら選べます。
初心者の場合、まずはドラッグストアやバラエティショップで実際にテスターを試してみるか、色選びに不安があれば百貨店のカウンターでプロに相談するのが失敗しないための近道です。
女性用のコンシーラーを使ってもいい?
はい、基本的には問題ありません。
コンシーラーの基本的な成分や機能に、男性用と女性用で大きな違いがあるわけではありません。もしお手持ちの女性用コンシーラーが自分の肌色や肌質に合っているのであれば、そのまま使用して大丈夫です。
ただし、メンズコンシーラーには男性特有の肌悩みに合わせたメリットがあります。
- 色展開: 男性に多いオークル系(黄みがかった)の肌色や、日焼けした肌色に合わせたカラーバリエーションが豊富です。
- テクスチャー: 皮脂が多い男性の肌でもテカリにくく、崩れにくいマットな仕上がりや、皮脂吸着成分が配合されている製品が多い傾向にあります。
- 悩みへの特化: 青ひげをカバーすることに特化した色味や処方の製品があります。
- パッケージ: 男性が持ちやすい、シンプルでスタイリッシュなデザインのものが多くなっています。
これらの点を考慮すると、特にこだわりがなければ、男性の肌に合わせて作られたメンズコンシーラーから選ぶ方が、より失敗が少なく、満足のいく結果を得やすいと言えるでしょう。
コンシーラーを塗ると肌に悪い?
いいえ、正しく使えば肌に悪いということはありません。 むしろ、メリットの方が大きい場合もあります。
「化粧品は肌呼吸を妨げて肌に悪い」というイメージは過去のものです。現代のコンシーラーは技術が進歩しており、肌への負担が少なくなるように作られています。
- 紫外線からの保護: UVカット効果のあるコンシーラーは、シミやシワの原因となる紫外線から肌を守ってくれます。
- 乾燥からの保護: ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が配合された製品は、日中の乾燥から肌を守る役割も果たします。
- 肌荒れケア: CICA成分や抗炎症成分が配合された薬用コンシーラーは、ニキビなどをケアしながらカバーできます。
ただし、以下の2点を守ることが大前提です。
- 必ずその日のうちにクレンジングでしっかり落とすこと。
- 肌が極端に荒れている時や、皮膚科に通院している場合は使用を控えるか、医師に相談すること。
落とし忘れや不潔な指・ツールでの使用は、雑菌の繁殖や肌トラブルの原因になります。正しい使い方と正しいクレンジングをセットで行えば、コンシーラーは肌の味方になってくれます。
まとめ
この記事では、メンズコンシーラーの基本から選び方、悩み別の使い方、そして2024年最新のおすすめ製品まで、幅広く解説してきました。
メンズコンシーラーは、もはや特別なアイテムではありません。ニキビ跡やクマ、青ひげといった肌の悩みをピンポイントで手軽にカバーし、清潔感を格段にアップさせてくれる、現代男性の頼れるパートナーです。 忙しい朝でもわずか数分で気になる部分を隠し、一日中自信を持って過ごせるようになるその効果は、計り知れません。
最後に、コンシーラー選びと使い方の重要なポイントを振り返りましょう。
【失敗しない選び方の3つのポイント】
- 悩みで選ぶ: ニキビ跡にはスティック、クマにはリキッドなど、隠したいものに最適なタイプを選ぶ。
- 色で選ぶ: 基本は「肌色よりワントーン暗め」。青クマや青ひげには「オレンジ系」の補色を活用する。
- 機能性で選ぶ: UVカット、保湿、ウォータープルーフなど、自分のライフスタイルに合った付加価値で選ぶ。
【バレずに仕上げる使い方の3つのコツ】
- 事前の保湿は必須: メイク前のスキンケアで肌を整えることが、仕上がりの8割を決める。
- 少量ずつ、境目をぼかす: 厚塗りはせず、塗った部分と肌との境界線を丁寧に馴染ませる。
- パウダーで仕上げる: 最後にフェイスパウダーをはたき、テカリと崩れを防ぐ。
コンシーラーを上手に使いこなすことは、単に見た目を良くするだけでなく、自信を高め、ビジネスやプライベートにおけるコミュニケーションを円滑にするための「見えない投資」です。この記事で紹介した情報を参考に、ぜひあなたにとって最高のコンシーラーを見つけ、その効果を実感してみてください。
小さな一歩が、あなたの第一印象を、そして毎日を、よりポジティブに変えてくれるはずです。