近年、男性の美容意識は急速に高まり、メンズコスメ市場は大きな盛り上がりを見せています。かつては一部の美意識が高い男性のものであったコスメは、今や清潔感を保ち、ビジネスやプライベートでの印象を向上させるための必須アイテムとして、幅広い年代の男性に受け入れられるようになりました。
しかし、「何から始めればいいのか分からない」「種類が多すぎて選べない」といった悩みを抱える方も少なくありません。この記事では、メンズコスメの基礎知識から、肌質や悩みに合わせた失敗しない選び方、さらには2024年最新のおすすめ人気ブランドランキングまで、網羅的に詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたにぴったりのメンズコスメが見つかり、自信に満ちた毎日を送るための一歩を踏み出せるはずです。スキンケア初心者から、より本格的なケアやメイクに挑戦したい方まで、すべての男性に向けた情報を凝縮しました。
目次
メンズコスメの基本を解説
メンズコスメの世界に足を踏み入れる前に、まずはその基本を理解することが重要です。ここでは、「メンズコスメとは何か?」という基本的な定義から、女性向けのコスメとの違いまでを分かりやすく解説し、あなたのコスメ選びの土台となる知識を築きます。
メンズコスメとは?
メンズコスメとは、その名の通り男性の肌質やライフスタイル、そしてニーズに合わせて開発された化粧品全般を指します。具体的には、肌を清潔に保ち、健やかに整える「スキンケア製品」と、肌の色ムラやニキビ跡などをカバーし、顔の印象を整える「メイクアップ製品」の2つに大別されます。
スキンケア製品は、男性の肌をすこやかに保つための基礎となるアイテムです。
- 洗顔料: 皮脂や汚れを落とし、肌を清潔にする
- 化粧水(ローション): 洗顔後の肌に水分を補給し、うるおいを与える
- 乳液・クリーム・ジェル: 補給した水分が蒸発しないように油分でフタをし、保湿を持続させる
- 美容液(セラム): 特定の肌悩み(ニキビ、シミ、シワなど)に集中的にアプローチする
- 日焼け止め(UVケア): 紫外線によるダメージから肌を守る
メイクアップ製品は、肌の欠点をカバーしたり、印象をより良く見せたりするためのアイテムです。
- BBクリーム・CCクリーム: ファンデーションよりも手軽で、肌の色ムラ補正、毛穴カバー、紫外線カットなどを1本でこなす多機能アイテム
- コンシーラー: ニキビ跡やクマ、シミなど、部分的な悩みを集中的にカバーする
- フェイスパウダー: BBクリームなどの後のベタつきを抑え、テカリを防ぎ、肌をサラサラに保つ
- アイブロウ(眉墨): 眉の形を整え、薄い部分を書き足すことで、精悍で清潔感のある印象を作る
近年、男性がコスメを使う目的は多様化しています。単なる「身だしなみ」を超え、「自信の獲得」「自己表現の手段」「ビジネスシーンでの好印象の演出」といった、より積極的な理由でメンズコスメを取り入れる人が増えています。清潔感のある肌は、相手に誠実で健康的な印象を与え、円滑なコミュニケーションの助けとなることも少なくありません。このように、メンズコスメは現代を生きる男性にとって、自分をより良く見せるための強力なツールとなっているのです。
メンズコスメとレディースコスメの違い
「女性用のコスメではダメなの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。結論から言えば、成分が肌に合えば女性用コスメを使っても問題はありません。しかし、メンズコスメは男性特有の肌質や好みを考慮して作られているため、より快適で効果的なケアが期待できます。
男性と女性の肌には、主に以下のような生物学的な違いがあります。
比較項目 | 男性の肌 | 女性の肌 |
---|---|---|
皮脂の分泌量 | 女性の約2〜3倍多く、テカリやベタつきやすい | 皮脂量が少なく、乾燥しやすい傾向がある |
肌の水分量 | 皮脂は多いが、水分蒸散量が多く乾燥しやすい(インナードライ) | 男性より水分を保持しやすいが、ホルモンバランスで変動しやすい |
肌の厚さ | 女性より約25%厚く、キメが粗い傾向がある | 男性より薄く、外部刺激にデリケート |
ひげそり | 日常的なひげそりにより、角層が傷つきやすく、肌荒れしやすい | 顔のシェービングは一般的ではない |
(参照:一般的な皮膚科学の知見に基づく情報)
これらの違いを踏まえ、メンズコスメには以下のような特徴があります。
- さっぱりとした使用感と高い保湿力:
男性は皮脂が多くベタつきを嫌う傾向があるため、多くのメンズコスメはサラッとしたテクスチャーで、使用感がさっぱりしています。しかし、肌内部は乾燥している「インナードライ肌」の男性も多いため、たださっぱりしているだけでなく、ヒアルロン酸やセラミドといった保湿成分をしっかり配合し、内側からうるおいを補給できるように設計されています。 - シンプルなステップ:
スキンケアに時間をかける習慣がない男性でも続けやすいよう、「洗顔+化粧水+乳液」といった基本的なステップで完結する製品ラインナップや、化粧水・乳液・美容液などの機能が1つになった「オールインワンジェル」が充実しています。面倒くさがりな方でも、手軽に本格的なケアを始められるのが魅力です。 - 男性特有の悩みに特化した成分:
過剰な皮脂によるテカリやニキビ、毛穴の目立ちに対応する成分(皮脂吸着成分、抗炎症成分など)や、毎日のひげそりによる肌荒れを防ぐ成分(グリチルリチン酸ジカリウムなど)が配合されている製品が多く見られます。 - 香りとパッケージ:
香りは、フローラル系や甘い香りが多いレディースコスメに対し、メンズコスメはシトラス系、ウッド系、ミント系など、爽やかでリフレッシュできる香りが主流です。また、パッケージもシンプルでスタイリッシュ、マットな質感など、男性が持ちやすいデザインが多く採用されています。
これらの特徴から、特に初心者の男性や、より手軽で効果的なケアを求める方には、まずメンズコスメから試してみることを強くおすすめします。 自分の肌質や好みに合った製品を見つけることが、スキンケアを継続する上で最も重要な鍵となります。
失敗しないメンズコスメの選び方
数多くのブランドや製品の中から、自分に最適な一品を見つけ出すのは至難の業です。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。ここでは、あなたの肌質、悩み、年代に合わせた、論理的で実践的なメンズコスメの選び方を徹底解説します。
まずはスキンケアかメイクアップか決める
メンズコスメは大きく「スキンケア」と「メイクアップ」に分けられます。最初に「自分がコスメを使う目的は何か」を明確にすることで、選ぶべきアイテムが絞り込めます。
- スキンケアを選ぶべき人:
- 肌のテカリやベタつき、カサつきが気になる
- ニキビや肌荒れを予防・改善したい
- 清潔感を高めて、素肌そのものをきれいにしたい
- ひげそり後のヒリヒリ感をなくしたい
- 将来のシミやシワを予防したい
スキンケアは、肌の土台を整え、すこやかな状態を保つための基本です。肌トラブルの根本的な改善や予防を目指すなら、まずはスキンケアから始めるのが正解です。洗顔料や化粧水は、すべての男性におすすめしたい基本のアイテムです。
- メイクアップを選ぶべき人:
- できてしまったニキビ跡やシミ、青ひげをすぐに隠したい
- 寝不足によるクマやくすみが気になる
- 顔色を良く見せて、健康的な印象を与えたい
- 眉を整えて、キリッとした表情を作りたい
- オンライン会議などで、画面映りを良くしたい
メイクアップは、肌の悩みを即座にカバーし、見た目の印象を瞬時に向上させるための手段です。特に、BBクリームやコンシーラーは、気になる部分を自然に隠せるため、メイク初心者でも取り入れやすいアイテムです。もちろん、メイクをする上でも、きれいな仕上がりを維持するためには土台となるスキンケアが不可欠です。
まずは自分の目的を考え、スキンケアとメイクアップ、どちらを優先するか、あるいは両方を始めるかを決めましょう。
自分の肌質に合ったものを選ぶ
コスメ選びで最も重要なのが、自分の肌質を正しく理解し、それに合った製品を選ぶことです。肌質に合わないコスメを使い続けると、かえって肌トラブルを悪化させてしまう可能性もあります。ここでは、代表的な4つの肌質と、それぞれの特徴、おすすめのコスメ選びのポイントを解説します。
肌質 | 特徴 | おすすめの成分・テクスチャー |
---|---|---|
乾燥肌 | 皮脂も水分も少なく、カサつき、つっぱり感、粉ふきが起こりやすい。 | 高保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン)、とろみのある化粧水、こっくりしたクリーム |
脂性肌 | 皮脂分泌が過剰で、顔全体がテカリやすく、ベタつく。ニキビや毛穴の詰まりが起こりやすい。 | 皮脂抑制・収れん成分(ビタミンC誘導体)、さっぱりした化粧水、オイルフリーのジェルや乳液 |
混合肌 | Tゾーン(額・鼻)はベタつくのに、Uゾーン(頬・あご)は乾燥するなど、部分的に肌質が異なる。 | 保湿はしっかり、でもベタつかないアイテム。部位ごとの使い分けや、バランスを整える成分配合のものがおすすめ。 |
敏感肌 | わずかな刺激にも反応しやすく、赤み、かゆみ、ヒリヒリ感が出やすい。 | 低刺激処方(アルコールフリー、無香料、無着色など)。抗炎症成分(グリチルリチン酸2Kなど)配合のもの。 |
乾燥肌
洗顔後につっぱり感が強く、秋冬になると特に肌がカサカサし、口元や目元が粉をふくことがあるなら乾燥肌の可能性が高いです。
選ぶべきは、保湿に特化したアイテムです。化粧水は、肌の水分を保持する能力が高い「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」といった成分が豊富に含まれているものを選びましょう。テクスチャーはさっぱりタイプよりもしっとりタイプ、とろみのあるものがおすすめです。そして、化粧水で補給した水分を逃がさないために、必ず乳液やクリームでフタをすることが重要です。特に乾燥が気になる場合は、油分が多めのクリームやバームが適しています。
脂性肌(オイリー肌)
日中、顔全体がすぐにテカってしまい、あぶらとり紙が手放せない、ニキビができやすいという方は脂性肌です。
過剰な皮脂をコントロールすることがケアのポイントになります。洗顔料は、余分な皮脂や毛穴の汚れをしっかり落とせる洗浄力の高いもの(クレイ配合など)を選びつつも、洗いすぎによる乾燥を防ぐため保湿成分も配合されたものが理想です。化粧水は、皮脂の分泌を抑える効果が期待できる「ビタミンC誘導体」や、肌を引き締める収れん効果のあるものがおすすめです。使用感はさっぱりとしたものが好まれますが、保湿を怠るとかえって皮脂が過剰に分泌されるため、オイルフリーのジェルやさっぱりタイプの乳液で必ず保湿しましょう。
混合肌
Tゾーンはテカるのに頬はカサつく、という日本人男性に最も多いとされるのが混合肌です。
ケアが難しいと感じるかもしれませんが、ポイントは「水分と油分のバランスを整える」ことです。基本的には、肌全体にしっかりと水分を補給できる保湿力の高い化粧水を選びます。その上で、乳液やクリームを塗る際に、乾燥しやすい頬や口元には多めに、ベタつきやすいTゾーンには薄く塗るなど、量を調整するのが効果的です。また、「ライスパワーNo.6」のように皮脂分泌をコントロールしつつ保湿もできる成分が配合されたアイテムや、ベタつかないのにしっかり潤うテクスチャーの製品を選ぶと、顔全体のバランスが整いやすくなります。
敏感肌
ひげそり後や季節の変わり目などに、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりしやすい方は敏感肌です。
何よりも「低刺激」であることを最優先に選びましょう。アルコール(エタノール)、香料、着色料、パラベン、鉱物油などが含まれていない「フリー処方」や、「アレルギーテスト済み」「パッチテスト済み」といった表記がある製品が安心です。成分としては、肌荒れを防ぐ抗炎症成分「グリチルリチン酸2K」や「アラントイン」が配合されているものがおすすめです。新しいコスメを試す際は、いきなり顔全体に使わず、まずは腕の内側などで試してみて、赤みやかゆみが出ないかを確認してから使用すると、より安全です。
肌の悩みに合わせて成分で選ぶ
自分の肌質を理解したら、次は具体的な肌悩みにアプローチできる「有効成分」に着目して選んでみましょう。ここでは、男性が抱えがちな悩み別に、効果が期待できる代表的な成分を紹介します。
ニキビ・肌荒れ
ニキビや肌荒れには、炎症を抑える「抗炎症成分」と、菌の繁殖を防ぐ「殺菌成分」が有効です。
- グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K): 甘草由来の成分で、優れた抗炎症作用があり、赤ニキビや肌荒れを鎮めます。医薬部外品によく配合されています。
- サリチル酸: 古い角質を柔らかくして除去する作用と、殺菌作用を併せ持ち、ニキビの予防や改善に効果的です。
- ティーツリーオイル: 強い抗菌・抗炎症作用を持つ天然成分で、ニキビケア製品に多く利用されます。
毛穴の開き・黒ずみ
毛穴の悩みの原因は、過剰な皮脂と古い角質が混ざってできる「角栓」です。
- ビタミンC誘導体: 過剰な皮脂分泌を抑制し、肌を引き締める効果で毛穴の開きにアプローチします。また、コラーゲンの生成をサポートし、肌にハリを与えることでたるみ毛穴もケアします。
- クレイ(泥): ミネラルを豊富に含み、毛穴の奥の汚れや余分な皮脂を吸着して取り除く効果があります。洗顔料やパックによく使われます。
- 酵素: タンパク質(古い角質)や脂質(皮脂)を分解する働きがあり、毛穴の詰まりや黒ずみを解消に導きます。パウダータイプの洗顔料に多いです。
シミ・くすみ
シミの原因であるメラニンの生成を抑える「美白有効成分」が配合された医薬部外品を選びましょう。
- トラネキサム酸: メラニンを作り出す細胞「メラノサイト」の活性化を抑制し、シミやそばかすを防ぎます。肝斑の治療にも使われる成分です。
- ビタミンC誘導体: メラニンの生成を抑えるだけでなく、できてしまったメラニンを還元する働きも期待できます。シミ予防とくすみケアにマルチに活躍します。
- ナイアシンアミド: メラニンが表皮細胞に受け渡されるのを阻害することで、シミが表面化するのを防ぎます。
乾燥・カサつき
肌のうるおいを保つためには、水分を「与える」ことと「逃がさない」ことが重要です。
- セラミド: 角質層に存在し、細胞間の水分を繋ぎ止める役割を持つ成分。肌のバリア機能をサポートし、水分蒸発を防ぐ上で非常に重要です。
- ヒアルロン酸: わずか1gで6リットルもの水分を抱え込むことができる、非常に高い保水力を持つ成分です。
- コラーゲン: 肌にハリと弾力を与え、うるおいを保ちます。
テカリ・ベタつき
過剰な皮脂によるテカリには、皮脂をコントロールする成分が有効です。
- ライスパワーNo.6: 医薬部外品の有効成分として唯一「皮脂分泌の抑制」効果が認められている成分です。テカリの根本原因にアプローチします。
- 皮脂吸着パウダー(シリカなど): BBクリームやフェイスパウダーに配合され、余分な皮脂を吸着して肌をサラサラに保ちます。
年齢に応じたエイジングケア
30代以降、シワやたるみが気になり始めたら、エイジングケア成分を取り入れましょう。
- レチノール(ビタミンA): 肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成をサポートすることで、小じわの改善やハリの向上に効果が期待できます。
- ナイアシンアミド: シミ予防だけでなく、コラーゲン産生を促進してシワを改善する効果も認められている万能成分です。
- ペプチド: アミノ酸が結合したもので、肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチンの働きをサポートします。
年代に合わせて選ぶ
肌の状態は年齢とともに変化します。年代ごとの肌悩みに合わせたコスメ選びも効果的です。
20代におすすめのコスメ
皮脂分泌が活発で、ニキビやテカリに悩むことが多い年代です。まずは基本的な「洗顔・保湿」を習慣づけることが大切。皮脂コントロール効果のあるさっぱりタイプの化粧水や、ニキビ予防の有効成分が入ったもの、手軽に始められるオールインワンジェルがおすすめです。
30代におすすめのコスメ
仕事のストレスや生活習慣の乱れが肌に出やすく、乾燥や小じわ、シミといったエイジングサインが出始める年代です。保湿ケアを重視しつつ、初期のエイジングケアを意識しましょう。セラミドやヒアルロン酸などの高保湿成分に加え、ビタミンC誘導体やナイアシンアミドといった成分が配合された美容液などをプラスワンするのがおすすめです。
40代・50代におすすめのコスメ
シミ、シワ、たるみといったエイジングの悩みが本格化する年代。高機能なエイジングケア成分が配合された製品を積極的に取り入れたいところです。シワ改善効果が認められたレチノールやナイアシンアミド、肌にハリを与えるペプチドなどが配合された美容液やクリームで、集中的なケアを行いましょう。高価なものも多いですが、その分高い効果が期待できます。
初心者は基本アイテムやトライアルセットから
「色々ありすぎて、やっぱり何から買えばいいか分からない」という方は、まずは「洗顔料」と「化粧水」の2つから始めてみましょう。これだけでも、肌の清潔感やコンディションは大きく変わります。慣れてきたら、保湿のための乳液や、悩みに特化した美容液を追加していくのがスムーズです。
また、多くのブランドが洗顔・化粧水・乳液などがセットになった「トライアルセット」を1,000円~3,000円程度で提供しています。1~2週間分を手頃な価格で試せるため、「自分の肌に合うか」「香りは好きか」「続けられそうか」を確認するのに最適です。いきなり本製品を買って失敗するのが怖い初心者にとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
プレゼント用は人気ブランドやパッケージで選ぶ
友人やパートナーへのプレゼントとしてメンズコスメを選ぶ場合は、「誰が使っても失敗しにくいこと」「もらって嬉しいデザインであること」が重要です。
具体的には、
- 知名度の高い人気ブランド: BULK HOMMEやSHISEIDO MENなどは、多くの方が知っているため喜ばれやすいです。
- 洗練されたパッケージデザイン: BOTCHANやFIVEISM × THREEなど、置いておくだけでおしゃれな気分になるデザインはギフトに最適です。
- 万人受けするアイテム: ハンドクリームやリップクリーム、香りの良い洗顔料などは、肌質を問わず使いやすいのでおすすめです。
- ギフトセット: ブランドが用意しているギフトボックス入りのセットは、特別感があり、そのまま渡せるので便利です。
相手の肌質が分からない場合は、敏感肌でも使えるような低刺激処方のものを選ぶと、より親切でしょう。
【2024年最新】メンズコスメおすすめ人気ランキング25選
ここからは、これまでの選び方を踏まえ、現在市場で人気を集めているメンズコスメブランドをランキング形式で25選ご紹介します。初心者向けの定番ブランドから、本格的なケアが可能なデパートコスメ、注目の新興ブランドまで幅広くピックアップしました。それぞれのブランドの特徴や代表的なアイテムを参考に、あなたにぴったりのコスメを見つけてください。
① ORBIS Mr. (オルビス ミスター)
シンプルさと高機能を両立させた、大人の男性のためのスキンケアブランドです。ベタつくのにカサつくという男性特有の「インナードライ肌」に着目し、うるおいに満ちた清潔透明肌へと導きます。洗顔料、化粧水、保湿液の3ステップで完結する手軽さが魅力。特に「ミスター ウォッシュ」は炭とモロッコ溶岩クレイを配合し、濃密な泡で皮脂汚れをすっきり落とすと人気です。
(参照:オルビス公式サイト)
② BULK HOMME (バルクオム)
「THE BASIC」をコンセプトに、男性の肌にとって本当に必要なものは何かを追求するブランド。デザイン性の高いパッケージと、品質にこだわった製品で多くのファンを獲得しています。リンゴ果実培養細胞エキスなどの保湿・整肌成分を贅沢に配合。特に「THE FACE WASH(洗顔料)」は、”生石けん”ならではの弾力ある泡が特徴で、肌に必要なうるおいを残しながら優しく洗い上げます。
(参照:バルクオム公式サイト)
③ 無印良品
シンプルで高品質な製品を手頃な価格で提供する無印良品。専用のメンズラインはありませんが、「敏感肌用シリーズ」や「クリアケアシリーズ」は、男性にも愛用者が多数います。特に、岩手県釜石の天然水を使用した「化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ」は、低刺激でしっかり潤うと評判。全国の店舗で手軽に購入できるのも大きなメリットです。
(参照:無印良品公式サイト)
④ N organic (エヌオーガニック)
植物由来の成分にこだわり、癒されるような香りが特徴の国産オーガニックコスメブランド。メンズラインの「N organic HOMME」は、ストレスによる肌の乱れに着目。リラックス効果の高い精油をブレンドした香りで、毎日のスキンケアを心地よい時間に変えてくれます。泡で出てくる洗顔フォームや、1本で完結するオールインワンジェルなど、忙しい男性に嬉しいアイテムが揃っています。
(参照:N organic公式サイト)
⑤ Kiehl’s (キールズ)
1851年にニューヨークでアポセカリー(調剤薬局)として創業した歴史あるブランド。科学、薬学、ハーブの知識を基に開発された製品は、効果の高さで世界的に評価されています。メンズラインも充実しており、特にパワフルな保湿力で人気の「キールズ クリーム UFC」や、オイルコントロールに特化した「オイル エリミネーター」シリーズが男性に人気です。
(参照:Kiehl’s 公式オンラインストア)
⑥ SHISEIDO MEN (シセイドウ メン)
日本の大手化粧品メーカー、資生堂が長年の皮膚科学研究を基に開発した、本格的なメンズコスメブランドです。エイジングケアに力を入れており、乾燥、肌荒れ、テカリといった男性の3大肌悩みにアプローチします。先進のテクノロジーを搭載した美容液「アルティミューン パワライジング コンセントレート」は、肌本来の力を引き出し、生命感あふれるすこやかな肌へと導きます。
(参照:資生堂公式サイト)
⑦ FIVEISM × THREE (ファイブイズム バイ スリー)
人気コスメブランド「THREE」から生まれた、業界をリードするメンズ総合コスメブランド。スキンケアだけでなく、ファンデーションやコンシーラー、アイシャドウまで揃う多彩なメイクアップアイテムが特徴です。性別や年齢にとらわれず、「自己表現」をサポートするというコンセプトで、新しい時代の男性の美しさを提案しています。
(参照:FIVEISM × THREE 公式サイト)
⑧ LIPPS BOY (リップスボーイ)
人気美容室「LIPPS」がプロデュースするメンズコスメブランド。「カッコよくなりたい」と願う若い世代の男性のニーズに応える、トレンド感のあるメイクアップアイテムが中心です。自然に肌をきれいに見せる「フェイスジェル」や、バレずに使える「スポットカバー(コンシーラー)」など、初心者でも使いやすい製品が揃っています。
(参照:LIPPS BOY公式サイト)
⑨ IPSA (イプサ)
「自ら」「本来の」といった意味を持つラテン語から名付けられたブランド。独自の肌測定器「イプサライザー」によるカウンセリングを通して、一人ひとりの肌状態に合わせた最適なアイテムを提案してくれるのが最大の特徴です。中でも、肌の水分量と皮脂量に応じて17種類から選べる化粧液「ME(エム・イー)」は、自分だけのスキンケアを実現できると高い人気を誇ります。
(参照:IPSA公式サイト)
⑩ FANCL (ファンケル)
無添加化粧品で知られるファンケル。メンズラインの「ファンケル メン」も、防腐剤、香料、合成色素などを一切使用しない「無添加FDRシリーズ」を展開しており、敏感肌の男性でも安心して使えるのが魅力です。ひげそり後のデリケートな肌をケアし、ストレスや睡眠不足による肌荒れを防ぎます。オールインワンタイプのスキンコンディショナーが人気です。
(参照:ファンケル公式サイト)
⑪ uno (ウーノ)
資生堂が展開する、ドラッグストアなどで手軽に購入できるメンズコスメブランド。「大人への進化」をコンセプトに、20代男性の肌悩みに応える製品をラインナップしています。1本で化粧水・乳液・美容液・クリーム・マスクの5役をこなす「クリームパーフェクション」は、ベタつかないのにしっかり潤うと、多忙な若手ビジネスマンを中心に絶大な支持を得ています。
(参照:uno公式サイト)
⑫ BOTCHAN (ボッチャン)
「『男らしく』を脱け出そう。」というユニークなコンセプトを掲げる、ジェンダーレスコスメブランド。カラフルで遊び心のあるパッケージデザインが目を引きます。天然植物由来成分をベースにした肌に優しい処方ながら、スキンケアからカラーリップ、ネイルカラーまで幅広いアイテムを展開。自分らしい個性を楽しみたい男性におすすめです。
(参照:BOTCHAN公式サイト)
⑬ LAB SERIES (ラボ シリーズ)
1987年に誕生した、メンズスキンケアのパイオニア的存在。世界中の科学者や皮膚の専門家による研究に基づき、男性特有の肌のニーズに応える高性能な製品を提供し続けています。特に、年齢に応じたケアができる「エイジ R+」シリーズや、ベストセラーの化粧水「ウォーター ローション RE」は、長年の愛用者が多い名品です。
(参照:ラボ シリーズ公式サイト)
⑭ L’OCCITANE (ロクシタン)
南フランス・プロヴァンスのライフスタイルを提案するコスメティックブランド。植物原料にこだわり、心地よい香りの製品が人気です。メンズラインでは、爽快な使用感の「セドラ」シリーズや、エイジングケアに特化した「ケード」シリーズが代表的。上質な香りでリラックスしながらスキンケアを楽しみたい男性にぴったりです。
(参照:ロクシタンジャポン公式サイト)
⑮ DHC (ディーエイチシー)
高品質・低価格で知られるDHC。メンズラインも、スキンケアからスカルプケアまで幅広い製品を手頃な価格で提供しています。皮脂や汗、シェービングによるダメージに着目した「DHC MEN」シリーズは、オールインワンタイプのジェルや、薬用のスカルプケア製品などが人気。コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。
(参照:DHC公式サイト)
⑯ aZTK (エーズィーティーケー)
ドン・キホーテなどで展開される、驚きの低価格が話題のコスメブランド。ほとんどのアイテムがワンコイン(500円税抜)前後で購入できるという、圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。メンズ専用ラインはありませんが、シングルアイシャドウやコンシーラーなど、メイク初心者が「ちょっと試してみたい」というニーズに完璧に応えてくれます。
(参照:株式会社SISI公式サイト)
⑰ GATSBY (ギャツビー)
マンダムが展開する、長年にわたり男性の身だしなみをサポートしてきた定番ブランド。ヘアワックスのイメージが強いですが、近年はスキンケアやメイクアップにも力を入れています。薬用成分を配合したニキビ対策シリーズや、自然な仕上がりのBBクリームなど、特に10代~20代の若者の悩みに寄り添った製品が豊富です。
(参照:ギャツビー公式サイト)
⑱ CLARINS MEN (クラランス メン)
フランス発、植物科学の知見を活かしたスキンケアブランド「クラランス」のメンズライン。植物由来の有効成分を豊富に配合し、ストレスや環境汚染など、現代男性が直面する肌悩みにアプローチします。すっきりとした洗い上がりの洗顔料や、年齢に応じたケアができるファーミング EXシリーズが人気。デパコスならではの上質な使用感を求める方へ。
(参照:クラランス公式サイト)
⑲ CLINIQUE FOR MEN (クリニーク フォー メン)
皮膚科医の発想から生まれた「クリニーク」のメンズライン。全製品アレルギーテスト済み、100%無香料という低刺激へのこだわりが特徴で、敏感肌の男性からも厚い信頼を得ています。肌タイプ別に選べる「3ステップ スキンケア システム」や、ひげそり後の肌を整える「ポスト シェーブ スーザー」などがロングセラー製品です。
(参照:クリニーク公式オンラインショップ)
⑳ QUATTRO BOTANICO (クワトロボタニコ)
「肌を甘やかすな。植物の力で、肌本来の力を引き出す。」というコンセプトを掲げる、日本発のボタニカルスキンケアブランド。世界中から厳選した4種の植物エキスをキー成分とし、枯れないオトコの肌作りをサポートします。1本で化粧水・美容液・乳液の役割を果たす「ボタニカル ローション & アフターシェーブ」がブランドの看板商品です。
(参照:クワトロボタニコ公式サイト)
㉑ Magnifique (マニフィーク)
コーセーコスメポートが展開する、自然の恵みを取り入れたメンズコスメブランド。植物由来の保湿成分を配合し、大人の男性の肌と心にうるおいと安らぎを与えます。洗顔からBBクリームまでトータルで揃うラインナップと、ドラッグストアで購入できる手軽さが魅力。洗練された香りとデザインで、日々のケアを格上げしてくれます。
(参照:Magnifique公式サイト)
㉒ CHANEL (シャネル)
世界的なラグジュアリーブランド「シャネル」も、本格的なメンズコスメライン「ボーイ ドゥ シャネル」を展開しています。スキンケアからファンデーション、アイブロウ、ネイルカラーまで揃い、洗練された大人の男性の美しさを演出します。価格は高めですが、持っているだけで気分が高まるアイコニックなパッケージと、確かな品質は唯一無二の価値を提供します。
(参照:シャネル公式サイト)
㉓ DIOR (ディオール)
シャネルと並ぶラグジュアリーブランド「ディオール」も、メンズスキンケアライン「ディオール オム」を展開。先進の皮膚科学と希少な自然由来成分を融合させ、ワンランク上のスキンケア体験を提供します。特に、爽快な使用感の「ダーモ システム」シリーズは、ベタつきがちな男性の肌をすっきりと整えると人気です。
(参照:DIOR公式サイト)
㉔ HMENZ (エイチメンズ)
AmazonなどのECサイトを中心に人気を集めるメンズコスメブランド。大容量でコストパフォーマンスに優れ、かつ品質にもこだわった製品が特徴です。除毛クリームが特に有名ですが、セラミドやヒアルロン酸を配合した化粧水や、薬用成分配合の育毛剤など、男性の悩みに幅広く応える製品を展開しています。
(参照:HMENZ公式サイト)
㉕ NULL (ヌル)
日本発のメンズコスメブランドで、特にBBクリームやコンシーラーといったベースメイクアイテムに定評があります。「塗ってる感」なく、自然にクマやニキビ跡をカバーできると、メイク初心者から高い評価を獲得。SPF50+ PA++++の高い紫外線カット効果を持つBBクリームは、日焼け止めとしても使える多機能性が魅力です。
(参照:NULL公式サイト)
効果を高めるメンズコスメの正しい使い方
せっかく自分に合ったコスメを手に入れても、使い方が間違っていては効果が半減してしまいます。ここでは、スキンケアとベースメイクの基本的な手順と、効果を最大限に引き出すためのコツを解説します。この通りに実践すれば、今日からあなたもコスメ上級者の仲間入りです。
基本のスキンケア手順
スキンケアの基本は「洗浄」「保湿」「保護」の3ステップです。朝と夜の1日2回、この手順を丁寧に行うことが、すこやかな肌への最短ルートです。
洗顔
洗顔の目的は、汗やホコリ、余分な皮脂、古い角質などを洗い流し、肌を清潔な状態にリセットすることです。
- 手を洗う: まずはハンドソープで手をきれいに洗いましょう。汚れた手で顔を洗っても意味がありません。
- 顔をぬらす: 32℃~34℃程度のぬるま湯で顔を予洗いします。熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで奪い、乾燥の原因になるのでNGです。
- しっかり泡立てる: 洗顔料を適量手に取り、水を少しずつ加えながら、空気を含ませるようにしてキメの細かい弾力のある泡を作ります。泡立てネットを使うと、誰でも簡単に濃密な泡が作れるのでおすすめです。
- 泡で洗う: 作った泡をクッションにして、肌の上を転がすように優しく洗います。指が直接肌に触れないように意識するのがポイントです。皮脂の多いTゾーン(額・鼻)から洗い始め、乾燥しやすいUゾーン(頬・あご)はさっと洗う程度で十分です。
- 十分にすすぐ: 洗顔料が肌に残らないよう、ぬるま湯で20~30回を目安に丁寧にすすぎます。髪の生え際やフェイスラインはすすぎ残しが多いので、特に意識しましょう。
- 優しく拭く: 清潔なタオルを顔にそっと押し当てるようにして、水分を吸い取ります。ゴシゴシこするのは肌への刺激になるため絶対にやめましょう。
化粧水
洗顔後の無防備な肌に、まず水分を補給するのが化粧水の役割です。肌を柔らかくし、次に使う乳液などの浸透を助ける働きもあります。
- 適量を手に取る: 製品に記載されている推奨量(通常は500円玉大)を清潔な手に取ります。
- 顔全体になじませる: 顔の内側から外側に向かって、優しくハンドプレスしながらなじませます。パンパンと叩き込むのは肌への刺激になるだけなので避けましょう。手のひらの体温で温めるように、じっくり押し込むと浸透が高まります。
- 重ね付けする: 目元や口元など、特に乾燥が気になる部分には、指の腹で優しく重ね付けすると効果的です。
乳液・クリーム
化粧水で与えた水分が蒸発しないように、油分で膜を作ってフタをするのが乳液やクリームの役割です。このステップを省略すると、せっかく補給した水分が逃げてしまい、かえって乾燥を招く(過乾燥)ことがあります。
- 適量を手に取る: 製品推奨量(通常は10円玉大)を手に取ります。つけすぎはベタつきやニキビの原因になります。
- 点置きする: 額、両頬、鼻、あごの5点に置きます。
- 内側から外側へ伸ばす: 顔の内側から外側に向かって、優しく均一に伸ばします。乾燥しやすい頬は少し多めに、テカリやすいTゾーンは薄めに塗るなど、肌状態に合わせて量を調整すると良いでしょう。
美容液・パック(特別ケア)
基本のケアに慣れてきたら、特定の肌悩みに集中的にアプローチするスペシャルケアを取り入れてみましょう。
- 美容液: 化粧水の後、乳液の前に使います。シミ、シワ、毛穴など、自分の悩みに合った成分が凝縮されたものを選びましょう。
- フェイスパック(シートマスク): 週に1~2回のスペシャルケアとして、化粧水の後に使用します。たっぷりの美容成分を肌に集中補給でき、翌朝の肌のコンディションが見違えるように良くなります。
初心者向けベースメイクのやり方
BBクリームやCCクリームを使えば、初心者でも簡単に肌をきれいに見せることができます。ポイントは「薄く、均一に」です。
BBクリーム・CCクリームの基本的な塗り方
- スキンケアと日焼け止め: まずは基本のスキンケアで肌をしっかり保湿します。BBクリームにUVカット効果がない場合は、日焼け止めを先に塗っておきましょう。
- 適量を出す: あずき1粒分程度の量を手の甲に出します。最初から多く出しすぎず、足りなければ足すようにしましょう。
- 5点置き: 出したクリームを指に取り、額、両頬、鼻、あごの5点に置きます。
- 内側から外側へ伸ばす: 指の腹を使って、顔の中心から外側に向かって、ムラなく薄く伸ばしていきます。スポンジを使うと、より均一で自然な仕上がりになります。
- 気になる部分に重ね付け: クマやニキビ跡、シミなど、特にカバーしたい部分には、少量を指でトントンと優しく叩き込むように重ね付けします。
- フェイスラインをぼかす: 顔と首の境目であるフェイスラインを、指やスポンジでぼかしてなじませます。ここをしっかりぼかすことで、「塗ってる感」のない自然な仕上がりになります。
- (お好みで)フェイスパウダー: 最後にフェイスパウダーをブラシやパフで軽くのせると、ベタつきを抑えてサラサラの肌をキープでき、マスクにもつきにくくなります。
メンズコスメはどこで買える?
いざメンズコスメを買おうと思っても、どこに行けばいいのか迷うかもしれません。ここでは、主な購入場所とその特徴を解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った購入方法を選びましょう。
購入場所 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
ドラッグストア・バラエティショップ | ・手軽に立ち寄れる ・価格が手頃 ・テスターで試せる |
・専門的なアドバイスは受けにくい ・品揃えは人気商品中心 |
・初心者 ・コストを抑えたい人 ・気軽に試したい人 |
デパートのコスメカウンター | ・専門スタッフのカウンセリング ・肌診断を受けられる ・高級ブランドが揃う |
・価格帯が高い ・敷居が高いと感じる場合がある ・時間がかかる |
・自分に合うものをじっくり選びたい人 ・肌悩みを相談したい人 ・プレゼントを探している人 |
公式オンラインストア・ECサイト | ・24時間いつでも購入可能 ・限定品やお得なセットがある ・口コミを参考にできる |
・実物を試せない ・送料がかかる場合がある ・届くまでに時間がかかる |
・買うものが決まっている人 ・店舗に行く時間がない人 ・お得に購入したい人 |
ドラッグストア・バラエティショップ
マツモトキヨシなどのドラッグストアや、ロフト、東急ハンズといったバラエティショップは、メンズコスメ初心者が最初に訪れるべき場所と言えるでしょう。unoやGATSBY、Magnifiqueといった人気ブランドの製品がずらりと並び、価格も手頃なものが中心です。
最大のメリットは、テスターが用意されていることが多い点です。化粧水のテクスチャーやBBクリームの色味、オールインワンジェルの香りなどを実際に手に取って確認できるため、購入後の「イメージと違った」という失敗を防げます。仕事帰りや買い物のついでに気軽に立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。
デパートのコスメカウンター
SHISEIDO MENやクリニーク、シャネルといった、いわゆる「デパコス」ブランドは、百貨店のコスメフロアにカウンターを構えています。
ここの最大のメリットは、美容の専門知識を持ったビューティーアドバイザー(BA)によるカウンセリングを受けられることです。肌診断機で自分の肌質を客観的に測定してもらったり、肌悩みを相談して最適な製品を提案してもらえたりします。製品の正しい使い方やメイクのコツなどを直接教えてもらえるのも、初心者にとっては心強いポイントです。少し勇気がいるかもしれませんが、本気で肌を改善したい、自分に本当に合うものを見つけたいという方には最適な場所です。
公式オンラインストア・ECサイト
各ブランドの公式サイトや、Amazon、楽天市場といった大手ECサイトも、メンズコスメの主要な購入チャネルです。
時間や場所を問わず、スマートフォン一つでいつでも購入できる手軽さが最大の利点。公式サイトでは、オンライン限定のセットや定期購入割引などが用意されていることも多く、お得に購入できるチャンスがあります。また、Amazonなどでは膨大な数のユーザーレビューを参考にできるため、他の人の評価をじっくり比較検討したい方には非常に便利です。ただし、実物を試すことができないため、色選びが重要なベースメイクアイテムなどは、一度店舗で試してからオンラインで購入するといった工夫も有効です。
メンズコスメに関するQ&A
最後に、メンズコスメに関して初心者が抱きがちな疑問に、Q&A形式でお答えします。
Q1. 初心者が最初に揃えるべき最低限のアイテムは何?
A1. まずは「洗顔料」と「化粧水」の2つから始めるのがおすすめです。
スキンケアの基本は、汚れを落として水分を補給することです。この2つを毎日続けるだけでも、肌のテカリが抑えられたり、カサつきが改善されたりと、多くの変化を実感できるはずです。
もし余裕があれば、
- 乾燥が気になるなら「乳液」または「オールインワンジェル」を追加して保湿を強化
- 日中の外出が多いなら「日焼け止め」を追加して紫外線対策
をすると、より完璧な基本ケアが完成します。最初から多くのアイテムを揃えようとせず、まずは続けられる範囲で始めることが大切です。
Q2. メンズコスメはいつから始めるべき?
A2. 「肌の悩みが気になった時」が最適な始め時です。
年齢に「早すぎる」「遅すぎる」ということはありません。ニキビが気になる思春期、就職活動を控えた大学時代、清潔感が求められる社会人になったタイミング、エイジングサインが出始める30代など、人によってきっかけは様々です。
肌のコンディションは、日々のケアの積み重ねによって決まります。 早く始めれば始めるほど、将来の肌トラブルを予防し、健やかな肌を長く維持できます。この記事を読んで「始めてみようかな」と思った今こそが、絶好のスタートタイミングです。
Q3. レディースコスメを使ってもいいの?
A3. はい、基本的には問題ありません。
化粧品の成分に性別の区別はなく、自分の肌質や肌悩みに合っていれば、女性向けの製品を使っても大丈夫です。 実際に、保湿力の高いレディースの化粧水や、カバー力に優れたファンデーションを愛用している男性も多くいます。
ただし、前述の通り、メンズコスメは男性特有の肌質(皮脂が多い、ひげそりで荒れやすいなど)や好み(さっぱりした使用感、爽やかな香り)に合わせて作られているため、特にこだわりがなければメンズコスメから試した方が、満足できる結果を得やすい傾向があります。パッケージデザインなども男性が持ちやすいように工夫されているため、総合的な使いやすさではメンズコスメに軍配が上がると言えるでしょう。
まとめ
この記事では、メンズコスメの基本から、失敗しない選び方、おすすめの人気ブランド、そして正しい使い方まで、幅広く掘り下げてきました。情報量が多かったかもしれませんが、メンズコスメ選びで最も重要なポイントは、突き詰めると以下の3つに集約されます。
- 自分の肌と向き合うこと: まずは自分の肌質(乾燥肌、脂性肌など)と、最も解決したい悩み(ニキビ、テカリ、シミなど)を明確にしましょう。これが、コスメ選びの出発点となります。
- 目的に合ったアイテムを選ぶこと: 素肌をきれいにしたいなら「スキンケア」、今すぐ印象を変えたいなら「メイクアップ」です。目的に合わせて適切なアイテムを選ぶことが、満足への近道です。
- 継続できること: 高価なコスメをたまに使うよりも、手頃な価格でも毎日続けられる方が、肌にとってはるかに効果的です。価格、手軽さ、使用感など、自分がストレスなく続けられる製品を見つけることが何よりも重要です。
メンズコスメは、もはや特別なものではなく、男性が自分自身をケアし、自信を高めるための日常的なツールです。清潔感のある肌は、ビジネスシーンでの信頼感を高め、プライベートをより充実させる一助となります。
今回ご紹介した25のブランドは、いずれも多くの男性から支持されている優れた製品ばかりです。ぜひ、この記事を参考に、まずは気になるブランドのトライアルセットからでも始めてみてください。あなたにぴったりのメンズコスメを見つけ、鏡を見るのが楽しくなるような、新しい自分との出会いを体験してみましょう。